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マックス ヴェーバー, Max Weber, 祇園寺 信彦, 祇園寺 則夫
社会科学の方法 (講談社学術文庫)

いわずと知れた古典的名著。


ふと思ったのですが、僕の思考を決定づけているのは、マックス・ウェーバーとアダム・スミスのようだなーと思いかえして。考え方の基本がすべてこの二人から来るものが多い。


社会科学。


ソシアルサイエンス。


社会というあいまいなものを分析するのに、どのような科学的手法を考えたか?という興味深い本です。


社会人になって、研究所を中心とした理系の人々と付き合うようになったのですが、この概念を頭にたたき込んでおけば、彼らが文系やソシアルサイエンスをバカにしてきても、いくらでも彼らの土俵で反論ができます。


そういう意味では有用だったなー。

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評価:★★★★★星5つのマスターピース
(僕的主観:★★★★★星5つ)

素晴らしい。素晴らしすぎて、コメントかけません、というくらい。やはり山本七平さんは、天才だな、と思う。

中身については、もう書きたいことだらけで、書こうとすると日が暮れても終わらないので、簡単に云うと、このような素晴らしい本に出会えて、本当に幸せだ、ということ。

日本社会の日本企業というものがどういう仕組みで出来あがっているかという問いに対する、本質的な問いと答えがここにある。

もう少し、説明すると、我々が住む現代資本主義社会とは、一体どんなところなのか?ということを、最も本質的で見事に解明した人は、アダムスミス、ジョンロック、カールマルクス、そしてマックス・ウェーバーだと思うのが、そのマックスウェーバーの問いの日本社会への見事な展開と分析、といえよう。

社会学という学問の始祖であるドイツのマックスウェーバーで最も刺激的なのは、やはり『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』だと思う。

マックス ヴェーバー, 大塚 久雄
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

この本は、名著中の名著なので、僕も何度読んだか分からない素晴らしい本ですが、簡単に云うと、

世界の全ての歴史を追ってみた時に、

資本主義社会が、なぜ西ヨーロッパだけに生まれたのか?

という問いかけです。

経済学は資本蓄積によるテイクオフといいますが、そもそも人類史を追うと、近世のヨーロッパ以上に資本蓄積を行い、国家行政流通制度を整えた文明はいくつもあります。そもそも、ローマ帝国や中華帝国に資本主義が発生しなかった理由がわかりません。近世のヨーロッパよりも、はるかに莫大な資本蓄積があった巨大な帝国ですから。

けど、その理由をウェーバーは、あるプロテスタントの小さなドイツの田舎を分析しながら、見つけ出していきます。

物凄い複雑な、わけのわからないものを、見事に紐解いていくその知的スリラーは、腰が抜けるほど刺激的です。

天才、としか言いようがない業績です。

まぁ、これは予定説というプリディスティネーションのエートス(=行動様式)が、プロテスタンティズムの中にあるのですが、その行動様式が、、、、

エートスというのは、いってみれば日常の全ての行動に支配的な内的な価値観というべきものです。

このプロテスタントの宗教的エートスが、世俗化していく過程で、資本主義に絶対的に必要な

目的合理的志向

という行動様式に転化していく過程をウェーバーは分析しており、資本主義社会がテイクオフするには、いくら資本蓄積・・・ただ単に物質・制度的基盤が整っていればいいわけではなく、

それ以上に、ある特定の狂気にも似たエートス=行動様式が、一般の人まで死ぬほど深く根づいていなければなりません。

そのことを論証したのがこの通称プロリンです。

西ヨーロッパで資本主義が生まれたのは、プロテスタンティズムのとりわけコーリングの思想に貫かれた予定説の概念が、あったからです。それが人々の志向に染み込み、世俗化したため、他のどの巨大な文明にも成し遂げなかった資本主義を生み出しました。

そして、そうすると実は次の問いが生まれることになります。

では、プロテスタント(キリスト教)がない国には、資本主義は生まれないのか?と。

そして、次に来るのは、アジアで唯一独力で近代化(=資本主義化)を成し遂げた日本社会は、なぜキリスト教が根づいていないのに、多少異なる形ではあるものの資本主義が根づいたのか?。

日本社会は、非常にキリスト教が浸透しにくい国で、いまでも全人口比率は非常に少ない。明治の近代化時代には、欧米に対抗するために、キリスト教を国教にしよう(笑)なんてことが大真面目に語られた国なのに。韓国やフィリピンのように、国民の半分以上がキリスト教化してしまうわけでもないのに、なぜ、日本では?。

この問いに真っ向から答え、そして答えきった本だと思います。

その理由を、江戸時代の思想の世俗化に求めているのですが、鈴木正三と石田梅岩という二人の江戸時代の思想化を丹念に追うことで、その理由を解きほぐしていきます。

物凄い知的エンターテイメント!。にもかかわらず読みやすい。

これを読むと、自分が普段仕事で、不思議に思っている作法や雰囲気が、なぜか?ということが見事に解析できる。

僕は、バリバリの学問ではない思想、つまり思想のための思想でないものは、コンビニエントに、すぐ次の日に利用できる容易さとわかりやすさを備えていなければならない、と思うのです。

この本は、凄く知的ではあるが、むしろ、忙しくて深く考える余裕のないビジネスマンにこそ、日本社会で経済活動をする限りには、必須だと思います。

素晴らしい本です。

就職活動について書いた時もこれを念頭に考えました

http://ameblo.jp/petronius/entry-10012159430.html

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