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中沢 新一

モカシン靴のシンデレラ


評価:★★★★★星5つ

(僕的主観:★★★★★星5つ)


ちょっと凄く思い出して、さっき読んで感動したので、再掲です。


絵本です。


アメリカのネイティヴアメリカンである北米ミクマク族のシンデレラ物語です。


ディズニーが世界中に広めたシンデレラという物語は、もともとルイ14世の宮廷で活躍した詩人シャルル・ペローという人が上品に翻案した『シンデレラまたはガラスの靴』です。


とはいえ、シンデレラの物語の骨格は、人類の古い古層の記憶から発祥しているようで、全世界に約450種類ほどあるそうです。その北米インディアンヴァージョンです。


ヨーロッパ人が翻案したシンデレラは、王子様が顔や容貌だけで愛する人を選んだりするし、シンデレラ自身も自分が美しい服を着なければ愛されないと嘆いている、



しかし、これは、


「魂の気高さが人の美しさの本質である」


と考えるネイティブアメリカンには我慢ならなかったようで、それを完璧に変えています。とてもとても美しい物語です。そして、牧野千穂さんの絵がまた素晴らしい。とても素晴らしい絵本に仕上がっています。


ぜひ一度読んでみてください。

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http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200611/tuesday.html

私のこだわり人物伝 火曜日NHK
1950年、山梨県生まれ。人類学者。
東京大学文学部卒業。チベットで仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓。近著に『カイエ・ソバージュ』全五巻(講談社選書メチエ)、『僕の叔父さん 網野善彦』(集英社新書)、『精霊の王』『アースダイバー』(講談社)、『芸術人類学』(みすず書房)などがある。現在、多摩美術大学美術学部教授、同大学芸術人類学研究所所長。



第一回 「古代人」の心を知る
折口信夫が描く古代とは、単なる時代区分ではなく、誕生当時の人類を視野に入れた壮大な概念だった。自然とともに暮らし、精霊と生きた人々の時代を折口は「古代」と名付けた。彼は古代人の考え方の特徴を「類化性能」と呼ぶ。物事を比較するときに、似た性質に注目する思考方法のことだ。折口自身もこの方法を駆使して、古代人になりきることで「古代」の姿を明らかにしようとした。文献に残っていない物を鋭く取り出してみせる能力、中沢新一さんは、折口の学問の魅力がここにあると言う。


第二回 「まれびと」の発見
25歳の時、折口は志摩・熊野地方を旅し、海の彼方に「母の国」があると直感した。後年、沖縄で本土より古い形の信仰が残っていることを発見し、折口は「まれびと」の概念をまとめあげる。海の彼方には、この世とは違う「常世」があり、そこから時と場所を決めて神=「まれびと」がやって来る。折口は「常世」「まれびと」の言葉で、古代の人々の信仰の構造をあきらかにした。死の感覚が薄くなっている現代にこそ、折口のまれびと論が思い出されるべきだと、中沢新一さんは語る。


第三回 芸能史という宝物庫
折口信夫は芸能をこよなく愛した人物でもある。彼が生まれた大阪は、奈良時代から続く高尚な神楽から、いかがわしい演芸までが混在するコテコテの芸能世界であった。芸能の発生において、折口が注目したのが能の「翁舞」である。常世からやって来る翁こそ、古代人の見た神の姿を色濃く残している。そして芸能にたずさわるすべての人々の中に、神に仕える古代の宗教者の姿を見てとるのだ。折口が到達した芸能への鋭い洞察について考える。

第四回 未来で待つ人
折口は自分の考えを論文であらわすだけでなく、小説やシナリオなど様々なメディアを活用して表現した。彼の小説の最高傑作が「死者の書」である。奈良時代の中将姫伝説に着想したこの小説は、死霊と人間が交流する姿を描き、近代文学の異色作とも言われている。この小説は日本人がどのように仏教を受け入れたかを描いたものであると、中沢さんは考えている。それは、古代の精神を大切にしつつ、発展していくことが大切だという折口の思想そのものである。折口が残した膨大な著作から、現代の私たちへのメッセージを読み解く。



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僕好きなんですよ、中沢新一先生。

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著者: 中沢 新一
タイトル: 悪党的思考  



<<農耕的世界観と狩猟的世界観>>


僕はそんなに頭が良くないので、この作品の思想的位置づけとかそういうことは、よくわかりまへん(笑)。


けれど、個人的にすっごく時代劇とか歴史小説が好きなんだけど、それを読んでいていつも疑問に思っていたことがある。


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なぜ、蝦夷とかの狩猟や鉱山や漁撈、海運、通商みたいなテーマが、出てこないんだろうということ。


**********


網野史観じゃないけど(考えてみれば歴史家の網野さんは、中沢先生の叔父さんだな)日本は、間違いなく海洋国家だし、国の産業も住友や安田財閥を例に取るまでも無く鉱山開発は凄まじいはずなのだ。でも、稲作農耕国家というイメージが強すぎてそういう側面が消されている。


網野さんの『異形の王権』ではないが、天皇という存在は、実はそういった


技術者集団や狩猟民・商工民たちの頂点


という側面も思っており、


後醍醐天皇は、「魔術王」としての側面


を押し出して「建武の新政」を実施したのだ、というくだりは、凄くイメージをかきたてられた。


こういった背景をベースに読むと、これまでの時代劇が全然違って視点で読めてくる。こういうのを小説で表現している人は、何と言っても隆慶一郎さんですね。そういう意味で、めちゃ面白かったです。

 
著者: 網野 善彦
タイトル: 異形の王権  
 
著者: 網野 善彦
タイトル: 異形の王権  
 
著者: 中沢 新一
タイトル: 僕の叔父さん網野善彦  
 
著者: 網野 善彦
タイトル: 無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和  
 
著者: 中沢 新一, 赤坂 憲雄
タイトル: 網野善彦を継ぐ。  
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