評価:★★★★★星5つのマスターピース

(僕的主観:★★★★★星5つ)


この本を読んでわかったことがある。


ヨーロッパというのは、カエサルの独創であり発明でった!ということ。


まだまだ不勉強だが、「ヨーロッパ的なもの」としかいいようのないものを、感じる時があるが、その根幹を作ったのがカエサルなのだ。


ヨーロッパというものは、一人の天才が創りだしたものなんだ!


不勉強だった。


ガリア戦記やシェイクスピアはかじっていたが、その背後にあるローマという国家システムのマクロの背景を、ちゃんと理解していなかったようだ。イギリスの歴史家がときどき書く戯言が、いつも意味不明だったのが、これでつながった、という感じだ。



G.J. カエサル, Gaius Julius Caesar, 国原 吉之助
ガリア戦記 (講談社学術文庫)
ユリウス カエサル, 国原 吉之助
内乱記 (講談社学術文庫)
シェイクスピア, 安西 徹雄
ジュリアス・シーザー (光文社古典新訳文庫)

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大暴れのサポーター射殺 仏、根深い人種差別
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061127-00000009-san-int


 ■若者襲撃「汚いユダヤ人」制止の警官に「汚い黒人」その数150人


 【パリ=山口昌子】フランスでサッカーのサポーターが警官に射殺された。事件の背景をみると、根深い人種差別が浮かび上がってきた。

 23日、パリのスタジアム、パルク・デ・プランスでは欧州連盟(UEFA)杯のパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)とハポエル・テルアビブ(イスラエル)の試合が行われていた。

 2-4と屈辱の大敗を喫したPSGサポーターが近くの地下鉄駅付近でイスラエル国旗を持ったハポエルサポーターの若者を見つけ、「汚いユダヤ人!」などと叫びながら取り囲んだ。おびえた若者は警戒中の私服警官に助けを求めた。

 目撃者の証言によると、警官は若者をかばいながら近くのファストフードの店内に逃げ込み、催涙弾を投げた。しかし、約150人に膨れあがったサポーターの攻撃は激しさを増し、店のガラス窓を壊し始めたため、たまりかねた警官が発砲。PSGサポーターの1人が死亡、1人が重傷を負った。

 サポーターたちは私服警官が仏海外県出身の黒人だったため、「汚い黒人!」とののしった。周辺警備にあたっていた警官隊の救援も遅れた。

 警官は拘置され、発砲が正当な職務執行だったかどうか監視総局の取り調べを受けたあと、25日、パリ検察局の予審に「証人」として出頭し、釈放された。「正当防衛」が認められそうな状況だ。

 PSGは1970年の創立で国内リーグ戦で2度優勝、UEFA杯の前身、カップ・ウィナーズ・カップを制したこともある人気チームだが、サポーターの中には「ブローニュ・ボーイ」と言われる極右グループがおり、人種差別や暴力行為事件を頻繁に起こしている。13日にも2人がセネガル出身のサポーターに対する暴力行為で禁固4カ月の有罪判決を受けたばかりだ。

 今回の事件では警官と若者への「集団暴力」と「人種差別」で予審が開始され、PSGサポーター3人が「反ユダヤ主義暴力」「公権力に対する暴力行為」「ファストフード店への損害」で拘置され、1人が本格的な取り調べを受けている。2人は「公権力への侮辱罪」で裁判所に出頭することを条件に釈放された。

 サルコジ内相は25日にパリ警視総監に対し、競技場への出入り禁止者の「完全リストの作成」を命じ、「ナチ式敬礼や肌の色の異なる選手へのサルの鳴き声」も禁止したが、人道団体「SOS人種差別」はPSGのサポーターへの対策が寛大すぎると非難している。
(産経新聞) - 11月27日8時1分更新

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■[旧ユーゴ]ミロシェビッチ元大統領、拘置施設で死去(毎日新聞引用)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1768617/detail?rd


 【ブリュッセル福原直樹】オランダ・ハーグの旧ユーゴ国際戦犯法廷は11日、元ユーゴスラビア連邦大統領のミロシェビッチ被告(64)がハーグの拘置施設で死去したと発表した。


 元大統領は90年の選挙で旧ユーゴ連邦セルビア共和国の大統領に就任。97年にはユーゴ連邦大統領に就任した。90年代のクロアチア紛争、ボスニア紛争や、99年のNATO(北大西洋条約機構)空爆へと発展したコソボ紛争に関し、「人道に対する罪」「大量虐殺」などで99年5月に同法廷に起訴された。00年9月の大統領選で敗北、01年4月にはセルビア当局によって逮捕され、6月にはハーグの法廷へ移送された。


 第二次世界大戦後、欧州では最悪の悲劇となったバルカン半島での「民族浄化」を指揮した責任で、国家元首として初めて戦争犯罪を問われた。審理は継続中だが、心臓と高血圧の疾患を抱え、最近は健康状態を理由にたびたび中断していた。


 同法廷の広報官によると11日早朝、看守が独房を開いた際に死亡していた。死因に不審な点はなかったという。


 ◇最も憎まれ、最も愛された大統領


 【パリ福井聡】11日に死去したミロシェビッチ元ユーゴスラビア大統領は、冷戦崩壊後、民族紛争の弾薬庫となったバルカン半島に10年余り君臨した。その間、政治危機に直面するたびに民族感情に火を付けて人心を掌握し、欧米諸国からは「民族浄化を指揮した」と非難を受けたが、国内的には野党各派を分断・弾圧する一方、保守派からは圧倒的支持を得た。「最も憎まれ、最も愛された大統領」だった。


 同氏は90年代にバルカンで相次いで起きたクロアチア、ボスニア、コソボの紛争の際、常に「受難のセルビア」を演出する形で国民の心情に訴えかけ、自らの地位を保った。欧米諸国はボスニア和平交渉では同氏を利用したが、99年のセルビアによるコソボ抑圧では北大西洋条約機構(NATO)が対ユーゴ空爆を実施。しかし、空爆後も、同氏は国民の反NATO感情を引きつけて地位にとどまった。


 ミロシェビッチ氏の最大の罪は、側近登用と反対者弾圧で人々を恐怖に陥れ野党を分断した政治手法と、旧ユーゴ連邦を孤立化させ経済制裁を招き、国民の暮らしをどん底に突き落とした点だった。コシュトゥニツァ前大統領はこの点を突き、00年の大統領選で勝利。しかし、選挙後はミロシェビッチ氏を訴追せず、同氏は社会党党首のまま政治活動を続けた。


 同氏は国内で論議があった末、01年6月末に超法規的に国際戦犯に引き渡された経緯がある。欧米諸国に強く要求された新政権が、援助と引き換えに「前大統領を売った」とも言われる。


 戦犯法廷でもなお「セルビア人の大義」を主張し続け、セルビア人にとって認めたくはないが否定できない、愛憎半ばする存在だった。





2006年03月11日22時01分 毎日新聞

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【パリ=山口昌子】産経新聞引用


フランスで反ユダヤ主義に基づく残酷な誘拐殺人事件が発生し、ユダヤ系住民を中心に衝撃が広がっている。シラク大統領とドビルパン首相が二十三日夕の犠牲者の追悼会に異例の出席を決めるなど、非宗教を原則とするフランスで宗教と人種問題が重要課題であることをうかがわせる。


 パリ市内に住むユダヤ系住民イラン・ハリミさん(23)が全身を刃物で刺され、病院に運ばれる途中で死亡したのは二月十三日。勤務先の店に客を装ってやってきた若い女性に呼び出されて一月二十一日に誘拐された。


 その後、同様の手口の誘拐未遂事件が六件発生していたことや、狙われたのがユダヤ系住民だったことなどが判明。十三人のアフリカ人らのグループが容疑者として浮上し、出身地のコートジボワールに逃走していたリーダーらが逮捕された結果、彼らの供述などから、ハリミさんらを狙ったのは「ユダヤ人は金持ち」という固定観念からだったことが分かった。


 サルコジ内相は、こうしたユダヤ系への固定観念は「反ユダヤ主義」と指摘。ハリミさんの母親も「ユダヤ系ゆえに殺された」との認識を示し、「反ユダヤ主義者には非寛容を」と訴えている。


 フランスでは九〇年代からユダヤ系住民の墓地が荒らされたりシナゴーグ(ユダヤ教会)が放火されるなどの事件が発生しており、ユダヤ系住民から政府は「アラブ寄り」との批判の声が出ていた。一方で昨秋、暴動事件を起こしたアラブ系移民らからは「ユダヤ系に寛大」との声もあり、代々の政府にとって人種問題は難問の一つだ。
(産経新聞) - 2月24日3時11分更新



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世界はなんでこんなんなんだろう。

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005年11月11日発行
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JMM[JapanMailMedia]                  No.348 Friday Edition
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http://ryumurakami.jmm.co.jp/
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▼INDEX▼

■ 『オランダ・ハーグより』 春 具 第128回

「ねむれパリ」


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■ 『オランダ・ハーグより』 春 具               第128回
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紫の字は上記より引用



■フランスの暴動は・・・何故に?①より続き

http://ameblo.jp/petronius/entry-10005902910.html  




■失われた郊外/隔離される差別




>それは以下に論じるとして、見渡してみるならば、ヨーロッパ諸国のなかにはこういう人工的でおざなりで移民を囲い込むようにつくられた街というものがけっこうある。囲い込むまでに至った歴史はそれぞれの国で違うのだけれど、移民の問題がいつ爆発するかもしれない火種となってしまっているのは、どの国も同じであります。


>イタリアなんか、ローマの郊外のゲットー化はフランス以上だといいますし、オランダでもアムステルダムの北にあるアルメーレという街も移民たちでできた、クリシーを思わせる無表情な新興住宅地である。



近代社会の郊外問題は、さまざまなパターンがあります。


が、植民地などの貧困激しい国々から移民を、底辺労働力の主な共有源としてきた欧米には、あきらかにこうしたゾーニングによる異分子の徹底的な差別・区別・隔離の問題があります。


ゲットーという言葉がある。


ユダヤ人のホロコーストを扱った映画なんかでよくこの区画に閉じ込められるというシーンが出てくる。これは、数百年の歴史的伝統として、異分子を徹底的に区画分けして、特定の空間に閉じ込める志向がヨーロッパにあることを示している。


アメリカ社会で、カトリーヌで被害を受けた貧困層が、とりわけ貧しい黒人が、特定の地域に密集していて、そこから抜け出ることのできない人々が固定化してしまっていたが故に、被害が特定層に集中してしまったことも、同じことだ。


このゾーニングによる空間の隔離・住環境の固定化は、近代都市設計の大きな問題点の一つだ。



問題は、空間が区分けされることにあるのではなく、「そこ」の属性から抜け出て、自由に人生の選択をできるシステムがないことだ。これは、機会の平等に反する。そして、リベラリズムの常識からも反する。


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■移民の問題か国内の社会問題か?


>だが、アラブ系アフリカ系がからむ問題というとヨーロッパでは即移民の問題ととらえるけれど、これは移民の問題ではないとわたくしは思う。移民してきたのは父祖たちで、昨今の暴動は彼らの子孫の世代、すなわちフランスに生まれてフランスに育った“生粋のフランス人”が提起している“フランスの社会問題”ととらえるのが正確なのではないか。


この問題設定は、凄く鋭いと思う。

これを移民の問題としてとらえてしまうと、右翼の台頭を招き、異分子の排斥をすればことが済むと、大衆は勘違いしてしまうかねない。


しかし、もし、フランス国籍をもち、フランスで生まれたフランス人という定義で考えると、国内の共和国制度運営のための基本的な理念が、正しく運用されていないという問題になる。


移民は、外部の「自分たちに関係のない」問題と感じやすいが、内政の理念問題は「もしかしたら自分がその立場になってもおかしくない」という共感の問題なるからだ。



>わたくしがこの問題を“移民の問題”でないとするのは、移民の問題だというとすぐ極右がでてきて彼らの排斥を叫ぶからであります。彼らが叫ぶことで、本来の共和制社会の制度運営の問題がすり替わってしまう。それは問題の認識として正しくないと思うのであります。フランスでの今度の事件は、再分配する資源はあるのにその資源があるグループのひとたちに対してだけ人為的に抑えられてきていた、そのことへの「憎悪と攻撃」であるようにわたくしには思えます。



ようはね、不平等なんですよ。
自由・平等・博愛が、ぜんぜん機能していなかったんですね。移民一世代目は、なかなか強気に市民権を主張しないのをいいことに、市民としての最低限の生活環境を維持させるための努力を怠ったんです。


移民一世代目は、我慢します。自分の母国から逃げてきた過去がありますし、自分がよそ者だという感覚はありますからね。


けど、世代を重ね2~3世となると、もうフランス人なんです。

同じフランス人で、フランスが故郷なのに、他の人間と圧倒的に生活環境に格差があり、そこから抜けさせる可能性もあまりに薄い。それは、恨みを抱きますよ。フランス国籍を有し、フランス人として自分を定義するならさまざまな義務だってあるわけですよ。2~3世はフランス以外の国籍はないんだし。へたすれば、兵役だってある。それなのに、義務ばかりでほとんどおざなりの権利だなんて、おかしいじゃないですか。



■なぜそこまで差別できるのか?/人間とはだれを指すのか?


これは、ヨーロッパ哲学やヨーロッパの歴史家、法律家がよく問う問題で、


人間の定義とは何か?


人間とはどういったものをさすのか?


という設問があるのですが、ヨーロッパ人にとって答えははっきりしています。


白人でキリスト教徒で、男性です。


以上。


上記以外は、人間にはまず定義されません。


アメリカ合衆国憲法の「人間はみな幸福を追求する権利がある」という言葉における人間には、黒人とか非キリスト教徒、しかも女性も入っていません。


精確にいうならば、まず当時の憲法制定の権利を持つエリートたちにとって常識としてそんな「人間でないもの」ははいっていないのです。しかし確かに抽象的な議論でそれでいいのか?ということは、憲法制定会議で議題に上がりました。だって、聖書をちゃんと読めば、イエスは、そういった差別を許しているとは思えません。もちろん、最終的には黒人は「人間ではない」という強烈な論陣で、人間の定義が広くとらえられることは、憲法制定当時は、できませんでした。


つまりですね、欧米人で白人男性には、自分たち以外の存在は「人間ではない」という根強い常識・皮膚感覚があるのです。こういう大衆の無意識の問題は、各個人でその色が強く現れるかそうではないかは、もちろん状況によります。しかしながら、こういった人種差別の意識は、ある意味本能レベルに刷り込まれるものなので、まず絶対になくなることはありません。とはいえ欧米には、メインストリームにあえて全力で抵抗・反抗するという伝統もあるので、真逆の人間もいたりしてわかりにくい。


この人種差別意識は、ドイツ哲学やフランス哲学でよく話題に登る話で、また憲法議論による「人間の定義」でもよく出てくる話題です。


こうした本能的な次元での人種差別感覚は、もちろん無意識に現れます。


ましてや近代合理主義や市民革命を経たリベラルなヨーロッパ社会では、こうしたドロドロの皮膚感覚は、物凄く出てきにくい。


が、これは法律や経済的な関係の固定などといった、目に見えにくい形で強烈に浸透しており、それが様々な物理的問題を契機(とりわけ暴動や戦争時)に噴出すことになります。僕は、今回のある特定民族や宗教を一部区域に押し込め、家畜を狩るようにいつでも皆殺せる準備をしているように感じてしまうなぁ。まさに狩猟民の家畜に関する発想だもん。


↓『オリガ・モリゾウナの反語法』の感想

①http://ameblo.jp/petronius/entry-10002962728.html

http://ameblo.jp/petronius/entry-10003003967.html

もちろん、中国人であれ、日本人であれ、差別意識はあります。また一部特定地域へある階級を押し込めて支配・差別するのは、どこの民族も国家も多かれ少なかれないわけではありません。


が、それでもやはりヨーロッパ文明と白人の歴史的残虐さは類を見ない気がする。それは歴史が証明していると思う。(精確に歴史的に言うと、ジェノサイドを好むのは高度に発達した文明を持ち、大陸を中心に住み、遊牧民との交流もしくは出自に強い関係のある地域の民族がその傾向が強いと思う)


ヨーロッパ文明のアフリカ・アジア植民地への数百年わたる虐殺・収奪行為は映像資料に残っていないので、あんまり問題にもならないしイメージ化されにくいが、物凄いんだぜ。インドの平原が白骨で埋まったりとか、凄い資料はいっぱい残っている。文章だからイメージしにくいだけで。まぁ、それをいうならば古代中国人の虐殺も、すげーかもしれないが。




■試される近代国家の理念とリベラリズム



>警察や医療や教育施設や住宅行政への投資を通じてのゴーストタウンの活性化である。これはオカネを投入すればできる話であります。税金の分配のプライオリティを企業優遇とか農家優遇とか政治家優遇から“失われた都市”の再開発へ変えればいいだけの話だ。あるいは優遇のわずかな部分をまわせばよろしい。



著者は、こういう処方を挙げていて、それが単純にできるかどうかは、わからない。が、ある程度当然の処置でもある、と思う。


ただ、ここには白人系のフランス人が人口の50%を割るかもしれないという状況に対して、一民族(という幻想だが)を核とするネイションを母体とした近代国家の、不可避的な試練の時なのだと思う。


つまり、いままでは、フランス=白人の国といえた。


けれども、選挙権の投票が50%を割れば、当然非白人系や虐げられた人々が最大与党を形成することだってありうるわけです。そうしたら、恐怖ですよね。だって、今まで自分たちが行なってきた抑圧政策が、全部帰ってくる可能性があるんだから。これは、ヒスパニックなど非白人系の人口が、国民の過半数を超えそうなアメリカ合衆国にも言えることです。そういう意味では、なりふり構わず一民族、一人種の権益を守ろうとするセクショナリズムと帝国主義的対応は、これからの先進国の病理になるかもしれません。


>こういう「あたりまえだが困難なこと」をフランスが国家(すなわちフランス国民)として実行するかしないか、その政治的な決意が問われるのは2007年の大統領選ではないかとわたくしは思う。



まぁ近代の理念としては、あまりにあたりまえのことですよね。



>40年以上も続いてきた「フランス製アパルトヘイト」は終わることなく、また一世代が過ぎていくというものでありましょう。



まぁ簡単にはなくならないですよね。欧米による植民地への蔑視・支配は、もう数百年軽く超えるんだから。非ヨーロッパ人を、蛮人で動物と思い込んでいた時期は、近代100年以前物凄い長い期間があるわけだから。

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