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大学生の9割が「KY」いや/千の天使がバスケットボールする
http://konstanze466.jugem.jp/

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>このプロジェクト代表者の分析どおり「親しき仲にも”空気”があり、周囲から孤立することを恐れて過剰に適応しようとしている」現代大学生の気質がうかびあがる。
ひとりで学食でご飯を食べられない大学生が42%とは、、、難儀な学生生活だな。。。


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僕は、空気に支配される日本社会というものを心底嫌っているし、それが日本社会で生きるときに最も気をつけなければならない重要な問題点だ、と思っている。

山本 七平
「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

・・・・けれど、これってデイヴィッド・リースマンの『孤独な群衆』でいわれた他人志向の生き方そのものなんだよね。

デイヴィッド・リースマン, 加藤 秀俊
孤独な群衆


つまり、一言でいえば、



衆愚



なのだ。


J・S・ミルの『自由論』に寄せて京都大学の杉原薫教授は、こういう。



「自由の最高の使い手は、充実した個人となるにはどのような要素が必要になるだろうか。まず個性(individuality)を鍛えなければならない。みずから正しいと信じたことを完全と主張し、意見が通るか否かに関わらず、それを聞いた人たちが満足を覚え、その人を尊敬し威厳を感じるような状況を生み出せるのならば、意見は強いほどよい。それを聞いてみたくなるのは、内容、表現、感情の表出を総合した一つの作品としての魅力があるからだ。」


J.S. ミル, John Stuart Mill, 塩尻 公明, 木村 健康
自由論 (岩波文庫)

こうした自立した自由な「個人」を確立することが、いかに困難で難しいかは、われわれ近代100年の歴史で夏目漱石以来ずっと悩み続けている日本の共同体体質の問題点で、そんな簡単に解決できるわけではない。が、、、自己の独立した「主体性」を確立しなければ、幸せは、楽しさは、そして不安から解放される心の平穏は、絶対に訪れない。


それは、もう間違いないのだ。


過剰適応とは、言葉通り「過剰」で、それはすでに病理だ。そんな他人の顔色ばかりうかがう人が多いということは、日本という国家にとっても、本当に不幸なことだ。ろくでもない衆愚ばかり、ということだから。そして、「自分がない」・・・一貫いた自己がないということは、長期の戦略が存在しないことと同義だからですね。


ただ、、、もちろん、では「どうすればいいの?」ということを本来は、マクロとして示す必要があるのだろう。なかなか難しいことだ。


が、いまはっきりいえることは、少なくとも過剰適応は、幸せには絶対なれないよ、ということだけ。一度しかない人生を幸せに生きたいのならば、これは肝に銘じておいた方がいい。


ちなみに、転職活動をする時に、重要な識別方法が一つある。


それは、昼食を平気で一人で食べられない人は、外資には転職するな、である。


何を云わんとするかといえば、昼食を一人で食べれる・・・・職場の同調圧力に平気で抵抗できる意思や仕事のスタイルを持っていない人は、個人の能力では生きていけないよ、ということです。


ちなみに、僕は、いつでも一人でも平気です。小学生の頃から(笑)。


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>空気を読めないことは、そんなにいけないことなのだろうか。知性の成熟には、異なる人間との関わりぬきにはありえない。また友人関係は、自分とは違う個との対立とせめぎあいではぐくまれていくのだとも思う。お互いの空気を大事にしなければ成立しない脆弱な親友などいるのだろうか。
先日の某大学の応援団の団員への不祥事による解散事件など、誰もが暴行をとめることができなかった。これは、名のある大学という最高学府に学ぶ団員がその場にあった”空気”にさからえなかったということだろうか。伝統ある部でOBの残念さはわかるが、解散は当然であろう。


「空気の研究」で山本七平さんは、「日本は空気に支配されて意思決定が歪む国であるという悪癖がある」(←「物語三昧」のペテロニウスさまの言葉から引用させていただきました)と、自分の意志決定をその場の”空気”にまかせる危険性を指摘した。


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ちなみに、僕が美談や道徳は、反吐が出て、何かを叩き壊したくなるほど嫌いです。

それは、同調圧力そのものだから。


自らの正しさを前提とした物言いは、どれもこれも嫌い。


なぜならば、「正しさ」というものは相対的で、文脈を調べないと確かなことは何もないからです。自分の正しさは、敢然と主張すべき。ただし、それは、相手の正しさとちゃんと競争すべきものである、という前提を知る者のみに許されると僕は思う。

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■殉教者~日本的意思決定の聖域


山本七平さんは、僕が心から尊敬する著述家の一人。もう亡くなってしまっているのが、とても残念。生前お会いしたかった。初めて読んだ本は、イザヤベンダサン名義のものだが、最も記憶に残っている本の一つがこれ。

山本 七平
一下級将校の見た帝国陸軍

『一下級将校の見た帝国陸軍』山本七平を読む
http://ameblo.jp/petronius/entry-10001673059.html


>にもかかわらず、WWⅡ戦争前半で、世界一優秀と歌われた勇猛果敢な日本帝国陸戦部隊の大部分は、無能な指揮官の命令によって死亡してしまいました。その後、精鋭主義という前提だけ生き続けて、訓練もまともに受けていない弱兵を、さらに無理な要求をし続け、さらに地獄へ追いやりました。大本営参謀本部の無能さが叫ばれるのもこの、「そもそも大前提を無視した」作戦立案を中央官庁で、敗戦までし続けた高級軍官僚がたくさんいたためです。現場を無視する、というのは、日本民族のお家芸のようです。基本的に、日本が世界で一番優れているのは、現場指揮官レベルが軍隊も工場も強いからだといわれているにもかかわらず・・・・。おかしなものです。そのバカぶりの極まった合理性が全く欠落している大日本帝国軍という天皇の軍隊。しかも責任の所在が不明で、「誰が命令権(統帥権)を保持するのか」が、その軍内部の人間たちにさえ不明で、疑心暗鬼になってしまう腐りきった組織構造。これが維新で創設され日清・日露戦争を戦った気高き日本軍の末裔とはとても理解に苦しむ。


当時初見、僕はこう書いている。


この本は、昭和10年代に、気弱で世間知らずの文学青年が「兵役」といういまだ世界中で普通にある運命に翻弄されていく小説のようなスタイルで書かれている 第二次世界大戦末期に山本七平さん(当時青山学院大学の学生)が、幹部候補生少尉として壊滅寸前のフィリピン戦線を転戦した時の逸話です。


それが、あまりに合理性無視の馬鹿っぷりがひどくて、もう涙が出るほどなんです。


司馬遼太郎や城山三郎とか読んだりして感じる、維新で帝国を形成し世界を相手に気高く戦った日本人、戦後の経済の世界的大プレイヤーとなり誠実なる米国の同盟国となった日本人の偉大さと賢明さからすると、もう理解不能なくらいの馬鹿っぷり。こんなに、、、こんなに腐っているの???日本わっ!!!(いまも組織構造や文化風土はほとんど変化ない)って愕然とする。


そこで、思うのは、何も考えずに素直に生きていると、



また絶対同じことを繰り返すぞっ!!!って恐怖です。



そういった根本的な構造の土台部分を変革する義務が、後世の日本人にはある。だって、戦前と根本の土台は何も変わっていないんだもん(僕は連続説を採用しますので)。



『現在官僚系もふ』の①からの続き
http://ameblo.jp/petronius/entry-10012763386.html


物語を評価する時の時間軸として過去~日本社会を描くとき
http://ameblo.jp/petronius/entry-10012793578.html


『慮人日記』小松真一著/『日本はなぜ敗れるのか?』山本七平著
http://ameblo.jp/petronius/entry-10011489338.html


これが参考記事ですね。


でもねーーーこの時代の情報を読んだり調べたりしていると、あぶりだされてくるのは、、、やはり日本的大組織の意思決定機能の不在と責任の所在のあいまいさなんです。


ようは、アカウンタビリティー(accountability)が存在しない。意思決定主体もないから。


やっと本題に入るけれども、僕がビジネスの技術で意思決定の仕組みやその動機構造にこだわるのは、日本の大組織は、こういう病があるという読書と思索による分析と、そして実体験による実感があるからなんです。


ここは詳細は、山本七平氏の『空気の研究』を書くべきだが、ここはまだ理解が浅いので、置いておいて・・・

山本 七平
「空気」の研究


一つヒントに思っているのは、


山本七平さんが、『一下級将校の見た帝国陸軍』が、収容所かどこかで会った、高級将校(たぶん中将クラスだったと思う)が、凄まじい静けさをたたえて、はっきりと死を受け入れた姿勢で物事を語る人がいて、、、この信じられないほど強烈な覚悟と死の匂いのするリーダーの意見は、ほぼすべてが通ってしまう不思議な空気を生み出すのだ、ということ書いていたくだりです。


引用めんどくさいので、ぜひ読んでください(笑)。


ここが、第七話の「絶対なる壁」の黒木大尉の姿勢に重なって思えるのです。


回天開発の事故で死んだ黒木大尉。


潜水艦に閉じ込められての窒息死にもかかわらず、凄まじく冷静で、自分の目的と志のためにすねることに万歳を叫ぶその思想に準じた、凄まじい死。


そのある目的(=特攻魚雷回天の開発)に対して、自己の命を完全に捧げ切って目的に同化した強い使命感は、その部下であった仁科に対して、信じられないほど強烈な影響力を与え、仁科…そしてそれにかかわる舞台に凄まじい使命感を植え付けています。


ああっランドリオールの10巻で解説した心理プロセスと同形ですね。



『ランドリオール』 10巻 おがきちか著 人が聖性に打たれるとき~内面をえぐる回心体験 
http://ameblo.jp/petronius/entry-10034630503.html


ランドリオール10


これは、僕がここで言った聖なるものに触れた時の回心体験・・・「打たれる」と気という因果律によらない動機の転換を示していると思うのです。



少年漫画の王道とは?①~スケール勝ちとは時間軸の因果が逆転することをまわりに感染させること|物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
http://ameblo.jp/petronius/entry-10019433285.html



この使命感(=コーリング)の因果律(=言葉)によらない伝播というやつです。



戦前の日本人は、プロテスタンティズムも真っ青の強烈な誇りと使命感を持つ人材の宝庫でした。硫黄島や沖縄の戦いを見るまでもなく、目的(=全体)のためならば死すらいとわないちょっと狂人な使命感にあふれる人材で国が満たされていたのです。


これは、両義的です。


戦後捕虜になった時、死を一切恐れず、見事に銃殺された高級士官や兵卒たちのあまりの気高い使命感に打たれたという米軍兵士の逸話はたくさん残っています。個が重視されるアングロサクソンには、わかりにくいかもしれませんが・・・同時にプロテスタンティズムを信じるアングロサクソンには理解しやすくもあったでしょう。


神からのささやき(=コーリング)による絶対的使命感の発露


個の中に、絶対的なものが存在するときの安定した精神性。これは、ほぼプロテスタンティズム神学と同形であるといわれている近代天皇制による疑似宗教が、いかに日本社会に深く浸透していたかの証左でもあります。


再度書きますが、これは両義的です。


なぜならば、、、、これがあったればこそ、戦前の世界に誇る維新から脈々と受け継がれる偉大な尊敬される誇りある日本人の精神性・・・世界相手に自分を曲げないプライドを維持できたと同時に、個が簡単に無視されて平気で狂人のような暴走が発生することを止められなくなる腐りきった日本人の修復困難な核心の部分でもあるからです。


だって、ちょっとおかしいでしょう?。アメリカやイギリスなどの世界平和のための使命感が、それはわかるのだが・・・・あまりに迷惑だよね、、と思うのと同じです(苦笑)。


少し話がずれました。


ようは、僕は、日本は空気に支配されて意思決定が歪む国であるという悪癖があると考えています。


その時の空気の演出に最も効果的、かつどんな卑劣で狂った判断であっても、この死を覚悟した絶対的使命感を持つ人間の意見には、それがいかに不合理であっても一切逆らえなく物事が進んでしまう社会・・・・いわば、早めに狂人になった声のでかいやつの意見が通りやすい社会なのです。


このへんは、もう少し分析が必要ですが、、、僕はそのように考えます。


実務家としては、このことのある程度の論証による原理の解明と、同時にこれを抑え込む仕組みには何が必要かという持続可能的な社会が回る仕組みの制度論の研究が必要だと考えています。


■記事参照

『硫黄島からの手紙』① アメリカの神話の解体
http://ameblo.jp/petronius/entry-10021292764.html


『硫黄島からの手紙』③ 日本映画における戦争という題材
http://ameblo.jp/petronius/entry-10021294517.html


『父親たちの星条旗/Flags of Our Fathers』 
http://ameblo.jp/petronius/theme-10000381975.html


『24-TWENTY FOUR- シーズン2』 ~PM25:00 リーダーの決断①
http://ameblo.jp/petronius/entry-10023407645.html


160時間目「世界が平和でありますように」① 革命家は思想に殉じるべき
http://ameblo.jp/petronius/entry-10022483996.html


153時間目:綾瀬夕映の答えの予想~世界の理を曲げること
http://ameblo.jp/petronius/entry-10018551338.html

『Fate stay night』TYPE-MOON セイバーシナリオについて~不死性とは?
http://ameblo.jp/petronius/entry-10018303436.html


『トップをねらえ!1&2合体劇場版』 庵野秀明&鶴巻和哉監督 仲間を守ることと自己犠牲
http://ameblo.jp/petronius/entry-10020155175.html


『医龍-Team Medical Dragon』乃木坂 太郎/ 永井 明
http://ameblo.jp/petronius/entry-10001790979.html



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