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Sat, March 10, 2007

『マンガ ウォーレン・バフェット』 森生文乃著  バフェットの導入本としては秀逸

テーマ:経済:統合化と専門化の挟間で

森生 文乃
マンガ ウォーレン・バフェット―世界一おもしろい投資家の、世界一儲かる成功のルール
評価:★★★
(僕的主観:★★★)


■ウォーレンバフェットの入門書としては最高・最適・しかも約630円(笑)


導入本としては、秀逸。


非常によくできている。漫画も、なかなかこなれていてレベルも低くない。マンガ形式って、それなりにはまると、非常にわかりやすいんだよね。やはり、伝記形式に向いているのだと思う。それは、キャラクターになって、キャラクターの視点で、世界を再構成するので、難しい理論も様々な複雑な体験も、等身大の視点から感情移入すればいいだけになるからだ。


■導入本が世界を開く


バフェットの本はいくつも読んでいたが、こんなに一発で、彼の人生が丸ごと理解できたのは、これが初めて。これは素晴らしい導入本だった。よく考え抜かれている。


ちなみに、僕は導入本にはこだわりがある。というのは、知の快楽への招待状みたいなものだからだ。学生の頃だったかなぁ??、、、尊敬する先生に、快楽ってのが人生では大事だけれども、どんな種類の快楽が一番楽しめるか?っていわれた。


うーん、やっぱSEX?とか答えたんですが、、、、先生の答えは、それは瞬間で終わっちゃうじゃん。とりわけ、男性はさっ、、、一番いいのは、知の快楽なんだよ。だって、これって、深めれば深めるほど、エキサイティングになって終わりがない。しかも持続する。そのレベルまで高めるのには修練や訓練がいると、いったんあるレベルまで行くと、世界中が快楽に満ちているみたいになる・・・・だから、、一番エコノミーで、持続するのは、知の快楽さ、、といわれた。


だけれども、なかなか「快楽」の次元まで、知や教養を高めるのは、難しい。とりわけ、導入が・・・・「最初にどうすればいいのか」ってのが、全然わからない。境界を超えたくとも、境界の超え方がわからなければ、そもそも努力のしようがない。日本の教育体系は、基本的にリベラルアーツや基礎教養を無視して・・・・・かつ、知の喜びを学ぶという姿勢が皆無で、、、、、、それは明治開国以来の応用技術で儲かって殖産興業できる学問に社会が傾斜しているせいなんだが・・・そういう「知の喜び」というような、学ぶことの、調べて分析することの「わかった!」と叫ぶ面白さを教える技術をもった教師も少ない。。。


そういう意味では、これからの時代は、人に知の快楽を伝える技術や仕組みが重要だと思うんだよね。これからの成熟社会では。


そういう意味で、なかなかお眼鏡にかなった本でした。


…バフェットの話ではなかったので、それはまた今度。

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