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佐藤 秀峰
特攻の島 1 (1)

評価:★★★星3つ
(僕的主観:★★★星3つ



■マクロ(=組織)のために死ねますか?~というか、なにも考えないとマクロに殺されますよ?



国のために死ねますか?


って問いは重要だと思う。



いまどきこんな問いは無駄な問いだが、でもこのアナロジーの問いは十分世界中で生きている。日本で言うのならば、


「マクロ(=組織)のために死ねますか?」


ということ。


世界というのは、マクロとミクロの相互バランスで出来上がっていから、どっちを優先するか?ってのは、常に問いかけられているのだよ。これに自覚的でない人は、権力にすぐつぶされる。金の権力に支えられたマクロの組織の力は、凄まじいんだぜ。


現役の大臣とかが自殺しちゃうくらいのものだんだからさ。


そういう意味では、「死ねますか?」ではなくて、マクロに殺されちゃうよ無自覚だと!って言い方の方が正しいかもしれない。


だから特攻隊やこういった人間魚雷の回天のエピソードや問いは、まだまだ興味深いのだ。


①選択肢のない極限に追い詰められた人はどういう行動をとるのか?


また


②日本社会という構造から、どのように個人は追い詰められて自死(=マクロの生贄)に至るのか?


そして、さらには、


③生きることとは、どんな価値を全うすることなのか?


という問いまで一気にあぶりだされるからですね。


僕には、全体と個のバランスがどう取られるべきか?という大きなテーマがあるようで(書いててわかった)それをいろいろな物語や自分の体験から追っているようです。



■記事参照


『硫黄島からの手紙』① アメリカの神話の解体
http://ameblo.jp/petronius/entry-10021292764.html


『硫黄島からの手紙』③ 日本映画における戦争という題材
http://ameblo.jp/petronius/entry-10021294517.html


『父親たちの星条旗/Flags of Our Fathers』 
http://ameblo.jp/petronius/theme-10000381975.html


『24-TWENTY FOUR- シーズン2』 ~PM25:00 リーダーの決断①
http://ameblo.jp/petronius/entry-10023407645.html


160時間目「世界が平和でありますように」① 革命家は思想に殉じるべき
http://ameblo.jp/petronius/entry-10022483996.html


153時間目:綾瀬夕映の答えの予想~世界の理を曲げること
http://ameblo.jp/petronius/entry-10018551338.html


『Fate stay night』TYPE-MOON セイバーシナリオについて~不死性とは?
http://ameblo.jp/petronius/entry-10018303436.html


『トップをねらえ!1&2合体劇場版』 庵野秀明&鶴巻和哉監督 仲間を守ることと自己犠牲
http://ameblo.jp/petronius/entry-10020155175.html


書きたいこととずれたので、②に続きます。

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何年も前にある先輩と飲んでいるとき・・・まだ20代後半のころに、いろいろ話している中で、なんでそんなふうに考えるの?という質問をされて、



「そりゃーもちろん、やるからには、僕は社長になる・・・・というか、すくなくとも経営者には「なる」前提で物事を考えていますから・・・・」


といった。


その時その先輩は、絶句して・・・・おまえ、、、まじ??っ質問された(笑)


いまだ会うたびに飲むたびに、「あれは感動した」っていわれる。


「自分が経営者になろうなんて想像もしたことなかったのに、それをこんな若くして「なる」といって努力しているやつがいるとは思わなかった。」って。いや、、、僕も、ペーペーで言うのが恥ずかしかったのだが・・・その先輩は、凄い包容力がある素晴らしい人格者で、なんでも本音が喋れたんですよね。だから、つい本音が・・・ぽろっと。


僕は、人間は志が大事だと思う。


まぁ、一部上場のグローバル企業の頂点に立つ程度なんて志としては低いぜって思う人もいるかもしれませんが。後ろ盾もないペーペーのサラリーマンが思うには、かなり度過ぎた願いですよ?(苦笑)。・・・・こういうと、雑誌プレシデントとかに出てくるとか、どっかのコンサルタント会社の社長が売名行為で書いているどーでもいいなんちゃって経営本とかと同じセリフなのだが・・・。でも、そう思う。あの時は気恥ずかしかったし、内実が伴わなかったが・・・・こうして30を過ぎてくると、キャリアパスになるほど、、、自分が遠き道だと思っていたものが、見えてくるのだ。


志や夢は、別におまじないではない。



何もない空間に問題意識を持って、世界を眺めるかどうかの姿勢の違いですから。

物事で、情報を収集するときには、問題意識仮説思考が重要になる。


膨大な情報を、瞬時に識別して、取捨選択して、価値の序列づけをしてゆき、そして構造化するためには、まず大前提として上記の二つが必要。そうでないと、大量の情報の海の前でおぼれてしまう。


問題意識とは、質問力。


なぜ???なぜ????なぜ????


そもそも「何を問題と考えるか?」というのは、ある程度、対象を絞り込んで優先順位をつけている段階を指す。よく、正しい質問をすれば、それでほぼ仕事が終わりだというコンサルタントの言葉があるが、それと同じ、。膨大で価値の序列がない真っ白な空間で、ある秩序やパースペクティヴを志向するためには、この問題意識という焦点が必要だ。


僕が、読者のテーマで、「日本の空白の近代史」とか「病めるアメリカを読む」とか、善悪二元論の解体とか新しい時代の物語とかナルシシズムの地獄とかいうキーワードも、そういった問題意識の仮置きの仮説をして情報収集しているためだ。


同じ視点で定点観測すると、物事は深みを増す。


ある問題意識をもとに、仮説を立てて、それで世界を眺めてみる。



・・・これは、志ですよね。


志ってのは、ある方向性を借りに置いた前提であり、そのゴール地点から現在地点との距離を測り、そのギャップを埋めるためにどうすればいいか?、仮にギャップがなかったらどういうふうに考えるか?っていう思考の柔軟性につながる。


だから、夢を持とう。志を持とう。目的を持とう。それをベースにいつも深く考えよう。


そうすると、なかなか世界は輝きを増すもんだぜ。(・・・・ん、なんか宗教の勧誘みたいになった(苦笑))



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評価:★★★★★星5つ
(僕的主観:★★★★★星5つプラスα


mixiでの漫研 のGiGiさんとの会話が嬉しかったので、許可をもらって転載。ええ・・もちろん、おがきちかさんをもっと知ってほしいからです!。いや、僕のブログごときがなにがしかの影響があるとは思えませんが、でも、いいものはいいっ!!!って叫びたいので。


■2007年05月25日 ランドリオール10巻

面白いっ!!!怒涛の、10巻でした。早く続きが読みたいっ!

本当に、巻を追うごとにドンドン面白さが増していっている。キョーレツな“ファンタジーに対する偏愛”と、それを絵空事にしない、重層的なキャラクター群が素晴らしすぎです。

英雄であり、王の器でもある主人公DX・ルッカフォートは、とても未熟なんですよね。未熟ゆえに失敗し、足掻き、周囲を巻き込んで力強く成長していく。

彼を英雄たらしめているのは、どんな時でも正しい選択をするんだ、という、強い意志。その遺志の強さに、DXに関わった人間は―読者も含めて!―打ち震えるんですね。今巻は、DXの妹、イオンの迷いのない言葉が、特に胸を打ったんですが、我々読者は、イオンのこの真っ直ぐな心が育まれる過程を、この物語を通じて体験してきているんですね。だから、よけいに胸に響く。積み重なった出来事が、美しい人の心を作っていく。

これぞ、まさに、ファンタジー!

GiGi

■2007年05月23日 おがきちか「ランドリオール」

9巻まで読了。面白い。6巻あたりから一気にドライブがかかってくる。なんだろうなーこの人は。すごい不思議な。まるで一見ごくありきたりのファンタジーなのに、確かな知性と教養に裏打ちされていて、キャラクターがとにかくぶっ太い。ティティとライナスがすげーいいです。ティティとフィルの友情とかすんごい好き。ファンタジックな物語の主人公として華々しく登場したDXが、彼らの前ではかすんで見えるw。

そんな、竜退治の英雄が、アカデミーに入ったら世間知らずのお坊ちゃまでしたなんて、普通やらないよなーw。でも飄々と、まるで当たり前のようにやってのけて、実際面白い。すごいオリジンの持ち主です>おがきちか先生。

与えられた立場、もって生まれた才能、そして手に入れた人の縁。それを正しく使うことの難しさと、正しく使われたときの美しさを見事に描いている。非情な現実を描きながら、読んでて元気が出てくる。稀有な漫画です。これは

GiGi



見事でしょう!!!!


うわーうれしいなー!!!!

ペトロニウス


グングン引き込まれますねー!とにかくキャラクターが分厚くて。君たちみんな主役級だよ!と、声を大にして言いたい(笑)

ある意味設定マニア何ですけど、それがただの羅列にはなってなくて。歴史の連続性に裏打ちされてるんですね。うーん、素晴らしい。

2007年05月24日01:13 GiGi


でも、はし君 とか他の人の感想を読んでいて、この作品難しすぎるという意見をよく聞くんですよ。


僕なんか、その複雑さの豊饒さにノックダウンされるんだが・・・。


ネギまなんかも、ちゃんと読めている人どれくらいいるんだろう?と思うのですが・・・・でも、クオリティーとポピュラリティーの関係って微妙ですからねー。
2007年05月26日23:43 ペトロニウス



あーなるほどー。エビアンワンダーは、確かに高尚すぎるかも?とは思ってたんですが…ランドリオールはメジャーなスケール感も感じるんですよねー。本当に、もっとみんなに知って貰いたい!

難しいという感情も、考えてみると不思議ですよね。難しいと感じる人は、実は作品の裏に深いテーマが隠されている事に薄々感付いてる?本当に浅い読み方の人は難しいという判断は出来ない?

やっぱり最終的には読み手の絶対数の問題なのかなー。
2007年05月27日01:59 GiGi


そうそう、、、だから読み手の数が増えてくれることを祈るのですよ。僕は、マジで子供にすすめあいファンタジーの手本みたいな本だと思いますよ。



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あ


http://homepage2.nifty.com/europe-quest/turkey/top.htm


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB


ナギが行方不明になったのは、、、イスタンブールか。(って連載読んでいないほとにはさっぱりわからない独り言)


ちなみにバックバッカーで世界中を回って、シゴトでもかなりまわって・・・30カ国以上は訪れたことありますが、、、そう話すと、よく聞かれる質問があります。



「その中で一番素晴らしかった場所はどこですか?」



って質問です。


これは、大学時代から一貫して答えは変わらない。



「イスタンブールです」



だ。



こんな素晴らしい都市は見たことがない。美しく開放的で、東と西が出会い、、、溶けあうところ。偉大な多民族国家オスマントルコ帝国の首都。東ローマからの伝統を受け継ぐ土地。なによりも、朝ぼらけの靄の中を、スピーカーで流れるコーランの詠唱が美しく、、、異国のエキゾチズム感じさせる。



世界中歩きましたが、あんな不思議な土地に行ったことはないです。


a

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ナヲコ
voiceful

評価:★★★星3つ

(僕的主観:★★★星3つ

■評価は可もなく不可もなく・・・・でも個人的には心温まる暗い話でした(笑)


可もなく不可もなかった。百合系の繊細な感じのが読みたくて買ったので、期待通りなので。星3つだな。別に凄い完成度ってわけでもないし、テーマを深くえぐっているわけでもないので、評価はまぁ中庸。


ただ、引きこもりの少女が、ネットで流れる歌を聴いて、少し元気が出て何とか外出できるようになったときに、偶然道端でその歌手に出会って・・・・見ず知らずなのに


「大好きです  幸せになってくだい・・・・・!!」


って叫ぶシーンは。とてもよかった。


あらすじはここで↓


百合姫コミックス 「voiceful」
http://lilyspurity.cocolog-nifty.com/blog/cat3260357/index.html
百合佳話 [ゆり/かわ]


[漫画] voiceful (ナヲコ/百合姫コミックス)
http://cyeryl-love.at.webry.info/200605/article_64.html
マーシア×シェリル至上主義


ちなみに、百合モノというよりは、ひきこもった気持ちが前向きに変化して成長していく心の過程を描いた青春ものとかいったほうが、近い気がする。二人に恋愛感情はないし。上記のどちらの感想も、もっとLOVEがあってもよかったと言ってるしね。マリみてのどこかの書評で読んだのだけれども、百合モノってのも、いろいろレベルのグラデーションがあって、そもそも男×男にはない、繊細な仲の良さってのが少女×少女にはあって、、、それをうらやましがる気持ちが男性読者をしてまりみてのファンになさしめているのだろうという意見があって、それはなるほどと唸った覚えがある。確かに、ディープに百合になってしまうと、少し違う気がするが、あの距離感が凄く少ない親密な感じは、たしかに学園モノの少女にしかあり得ない感じがするもんなぁ。


■世界と自分の距離


僕はよく「世界と自分の距離感が喪失している」とかいう表現をするのだけれども、まさにそれと同じセリフがあって、あーこの人よく考えているなーと感心。言葉の定義を深く説明していないが、このへんは、わかる人(=対象を客観化して、自分の心の不遇感を読み解いたことがある人ならば)にはわかるでしょう。


「世界と自分との距離をはかる練習をしていないっていうところか おねぇちゃんの功罪かね」


これは、ほとんど虐待を受けていた父親一人と姉妹で、、、姉が父親の暴力などを一身に受けていて、妹をかばっていたのだが、、事故で先に死んでしまって妹が取り残されて…という設定になっている。


それで、ここでは、姉が妹を守り抜いてしまったせいで、父親の暴力からは守れたのだけれども、現実の過酷さと戦う心理的防壁を奪ってしまったということを話しているんです。だから非常に壊れやすい。依存関係は、後に引くんですよねー。バランスが悪い関係だから。



■引きこもりのビルドゥングスロマン


僕はねーこういう心が壊れそうなのをつなぎとめておいて、なんとか頑張っているという繊細さを描く物語は、微妙に嫌いじゃないというか・・・・大好き(笑)。僕自身が、そういう繊細な(=弱者の視点)を持っているということでもあるんでしょう。


それは、こういう自我の鎧がない状態のでのコミュケーションは、本質が表れやすいからなんだと思う。どんなときでも、なにももっていない方が、真実により近いのだ。


けど、、、もちろん、、、同時に、「この世界観」「この時間」にとどまっているのも、僕は好きではない。


いま、GiGiさんと本田透について話を進めているのだが、彼の自己回復が、、、嫁との脳内結婚(笑)によって、行われたことを考えると、、、過酷な現実と戦うためのライナスの毛布(セイフテブランケット)としての機能が、あったのではないか?という話をしているんですが・・・・


ようは、損なわれた自己を回復するには、なんらかの聖性に逃げ込んで、自分が回復を図るヒーリングポイントを作り出して、それを足がかり現実への志向を取り戻そうというプロセスを採用しているわけで、それは有用なんじゃねぇ?って話です。


その聖性は、なんであってもいいのでしょね。現実の妻でも夫でも、ボーイズラブでもエロゲーでも。


話を元に戻すと、まずは、自己回復へ到る物語を描くには、自己が損なわれた物語と、自己回復に出会うステージを描かなければならない。


そういう意味で、こういう対幻想に閉じこもった世界を描くのは、上記で言う「自己回復に出会うステージ」の世界を描いているのだなーと思う。そして、「そこ」に留まって永遠性を志向してしまうのは、この次のステージへ向かうには、「自己が損なわれた物語」という過去に直面しなければならないので、その苦しみを描かないという選択が出てきてしまうのでしょう。この作品も、「次」への予感で終わっていますもんね、今のところ。


ただ、、、この状況は繊細で美しいですよね。


あまりに世界と距離とがバランスがなくて危うい。


でも、僕らのように、距離を適正にとるのに慣れた…仮面と役割で世界を生きる大人にとっては、こんな青臭い世界が、少し羨ましくも懐かしくもあるのです。


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