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家庭犬のトレーニングの方法 その4
 

 前回に続いて、私の理想の犬のためのトレーニング方法についての話です。今日はふたつめの「自分で考えて行動できる自信のある犬」を作るための方法ですが、今回は、後半の「自信のある犬」に注目したいと思います。私の理想のイメージは、「どっしり構えていて、多少のことでは動じない犬」です。生まれつきのものについては手出しできませんので(笑)、おいといて・・・。
 よく、訓練された犬は自信を持つので、多少不安なことが生じてもすぐに自分を取り戻すことができるものだと言われます。確かに、訓練されている犬が少し不安そうにしているとき、飼い主が、ちょっとしたコマンドをかけてやることによって、そして犬がそれに従うことによって、犬が自分を、つまり落ちつきを取り戻すというのは動物病院などでも良く見かける光景です。でもこの例に限って言えば、飼い主がそばにいて何かの命令をしてくれなくては、ダメということですよね?つまり、飼い主に対する全面的な信頼があり、飼い主が大丈夫だと言って自分に命令を出し、自分もそれに従うことができたことによる結果としての「自信」と言えば分りやすいでしょうか?もちろん、訓練された犬の中には、私の理想のイメージの自信を持っている犬もいますけど、必ずしもそうではない犬もいるということです!あっ、悪いと言っているのではありません。私の理想とは違うといっているだけです。
 「自信」は、生まれつきのものでもあるし、いろいろな経験と学習によって作られていくものでもあります。
 感作を受けるほどの強い刺激ではない限り、いろいろな種類の経験をたくさんすること、つまり場数を踏むことは自信を作るうえで重要な要素です。大きな音がしたり、振動がしたり、飼い主と離れたり、知らない犬に寄ってこられたり、知らない人間に寄ってこられたり、知らない場所に連れていかれたり、知らない場所で泊まったりというような経験です。これらの経験をたくさん積むことにより、「まっ、こんなこともあるよね!大丈夫さ!」と対処できる能力が自然に育つということです。結果として犬にとって好ましい結果がえられれば、学習が早く進むことになりますから、飼い主が上手に介入をすれば、より効率的に自信が育まれるかもしれませんね。もちろん、生まれつきの性質(気質)の違いによって同じ経験を踏んでも、自信の形成には大きな違いが出てくるのは否めません。うーん、ここにもどってしまうと、はじめに書いた通りに、手も足も出ないわけです(笑)。
 さて、前半「自分で考えて行動する犬」の部分です。自分で周りの様子を判断して行動できる犬・・・。飼い主からの指示を待つのではなく、その場の状況にふさわしいと思う行動を自ら取る犬という意味です。訓練によって指示した行動をきっちりとる犬は、飼い主にとってはもちろん都合が良いのですが、私は指示してではなく、自分で私が望むまたは嫌だと思わない行動をとってくれる犬が理想なわけです。もちろん、、「休め」のトレーニングができている犬を連れてドッグカフェに何度か通い、「休め」の指示を繰り返すうちに、犬は「はいはい。わかっています。静かに伏せて待っていればいいんですよね・・・」となり、命令は不要となります。でも私が望むのは、初めから、命令によるのではなく、私が「あっ、今はそれで・・・」と思うような行動をとってほしいなあと思うわけです。ちょっとわがままですよね(笑)?

 このためには犬がする自発的な行動の中から、欲しい行動を選び取る、いわゆるキャッチングのようなトレーニングを同時にすることが必要です。次回はこのキャッチングを含め、トレーニングで頻繁に利用されるオペラント条件付けと行動との関係についてまとめます!See you!

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家庭犬のトレーニングの方法 その3
 
 さて、私の理想の犬を作るための方法についての話です。今日はひとつめの「私のことが大好きな犬」を作るにはどうしたらよいかを考えてみましょう。
 もちろん、犬の生来的な5つの欲求(飢え・渇きからの自由、不快環境からの自由、心的な痛みからの自由、身体の痛みからの自由、生来的な行動をとる自由)を満たすこと、また自分の感情に関係なく常に犬に対して同じ態度で接することは最低必要条件でしょう。これらに欠けがあるのなら、まずはそこを整えてからという話になります。犬は人間よりももっとわかりやすい、裏表のない(笑)動物です。飼い主に対する注目度が低い犬では、5つの自由のどこかに問題があるか、飼い主の接し方にむらがあるように思います。最高級のフードを与えるとか、ごはんやおやつは手作りでとか、すごく長いお散歩を毎日するとかは、必ずしも要しません(あっ、もちろん5つの自由の範疇であればやってもかまいませんよ!)。
 さて、次に、犬との関係について考えてみましょう。良く「ものの本」には、犬には良いリーダーが必要だと書いてあります。ボスではなくリーダーです。イギリスの百貨店王として名高い、H・ゴードン・セルフリッジの言葉の中から、犬と飼い主との関係を考える時に、まさに「そうそう!」と私が考えるボスとリーダーの違いについての記述を抜粋したいと思います。
・ボスは部下をおいたてるが、リーダーは部下を指導する。
・ボスは恐怖を吹き込むが、リーダーは部下の情熱を生み出す。
・ボスは失敗の責任を追及するが、リーダーは失敗の後始末をする。
・ボスはやり方を秘めるが、リーダーはやり方を教える。
・ボスは仕事を苦役に変えるが、リーダーはそれをゲームに変える。
 本当に良いリーダーであれば、文句なく犬は飼い主を慕うのではないでしょうか。たとえば、「しつけ」を考えた時、犬が情熱をもって楽しそうに練習できるように指導する、失敗したらなぜなのかを考えて、次からは未然に防ぐことを考えつつ違う方法を取り入れたり、優しいステップを考えたりするということです。犬が必要としているときに、わかるように指示をきちんと出せるかどうか、また指示に従うことができるように予め楽しみながらトレーニングをしてあるかどうかが、犬の行動の良し悪しに大きくかかわっているということです。

 もし、犬に飼い主の顔色をうかがうようなところがあるとすれば、リーダーではなく、ボスになってしまっているのかもしれません。私たち人間は意識せずして支配的な人間と、服従的な人間とがいるように思います。前者に属する人は、より意識して「ボス」にならないように、後者に属する人は、より意識して「リーダー」になるように努めなくてはいけないと考えます。

 小さな声で言いますが、たぶん、私は私の犬達にとって良いリーダーです。みなさん、ここで、「小さな声」と「たぶん」という言葉をつけてちょっと逃げているのに気が付きましたか(笑)?そう、まずは、もう一度ここを確認しなくっちゃ!と思っているのです。次回はつぎの「自分で考えて行動できる犬」の作り方について書くことにします。See you!

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家庭犬のトレーニングの方法 その2

 さっそくですが、家庭犬のトレーニングの方法の三つ目です。出張訓練とよばれるもので、トレーナーまたはインストラクターが自宅に来て犬のトレーニングをする、または飼い主の指導をするというものです。1週間に1~3回くらいのペースで出向してもらうというパターンが多いでしょうか。このトレーニング方法の良い面としては、自宅における飼い主と犬との関係、家の中、お散歩コース、生活環境などを見て指導してもらえるので、将来生じる可能性のある問題行動について具体的な予防策を講じることが可能なこと、また環境や状況にあったトレーニングを組み込むことが可能なこと、さらには個別指導ですから、犬と飼い主にあった適切な指導方法でトレーニングを受けることができることなどでしょう。もちろん、時間とお金のある飼い主さんにしかこの出張訓練はできませんね。さらに言えば、家庭犬のトレーニングは長時間続けて行うものではありません。毎日、長くても合計1時間程度を何回にも分けて行うことが推奨されます。その面では、トレーナーやインストラクターが来ている間だけトレーニングするというのは少し無理がありますので、出張訓練が無い時には自分でもトレーニングをすることが必要です。
 4つ目が習う、教えてもらうのでなく、自力でトレーニングする、いわゆる自己流というものです。多くの飼い主さんはこの方法を選んでいるように思います。本を参考にしたり、経験豊富な飼い主さんのアドバイスを参考にしたり、最近ではブログやFBなどの書き込みを参考にしたり・・・えっと、このブログも参考になっていると良いのですが! 最大の利点を二つあげるなら、安価であること、まさに試行錯誤を繰り返しながらの過程なので、犬との関係が一気に強まることでしょう。欠点は何と言ってもモチベーションの継続が難しいこと・・・「まあ、こんなものでいいんじゃない!」という悪魔の誘惑と戦い続けなくてはいけません。時間のかかる方法ですし、時には目標としている行動をなかなか教えることができないといった状況も生じるでしょう。
 これまでに述べてきたようにいろいろなトレーニングの方法がありますが、犬を扱うプロはやっぱりプロなのです。もらったほんの一言のアドバイスで、見違えるほどに犬が良くなることがあります。プロがリードを握ったとたんに犬が別の犬になるというのを見たことがある方も居るでしょう。ですからどんな形であっても、プロの助言を取り入れることをやっぱりお奨めしたいと思います。もちろん、自分が信頼できる、あなたの犬にあったプロを見つけてくださいね。
 自分の「犬の理想」を具体的にイメージすることからトレーニングは始まります。これによって、犬に何をどのように教えるかが決まってくるからです。皆さんの理想の犬はどんな犬?私のそれは、まずは私のことが大好きな犬、自分で考えて行動できる自信のある犬、でも困った時にはパニックを起こしたりせずに飼い主に相談してくる犬、そして他人に迷惑をかけない犬です。「わー、理想、高!」という声が聞こえてきます(笑)。

 次回からこの4つの理想を満たすための具体的なトレーニングについて書いていきたいと思います。もちろん私の理想と皆さんの理想は絶対に違うはずです。でも、基本部分は共通だと思いますから。そうそう、私はあのマーキング事件に対する自戒を込めて、このトレーニング記事を書くことに決めたことも覚えておいてくださいね。

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