完璧とは? 上海博物館③ 2012 冬の上海・蘇州旅45
テーマ:おでかけ 2012冬の上海・蘇州旅行
上海・蘇州 行き当たりばったり旅 2日目Vol25
『2012年 冬の中国 上海&蘇州旅 目次』 http://amba.to/wNONcY
上海博物館・・・・・
ここに、東アジア文化のオオモトがすべて詰まっているといっても過言ではないほどのボリューム。
展示物も、紀元前18世紀に造られたものからと、その歴史はケタ違いです。
(上海博物館にあった玉器についてのパンフレット・クリックすると大きくなります)
青銅器や彫塑像、陶磁器を経て、お次は、玉器。
人類が金属の利用法を知らず、もっぱら石製の道具を使っていた時代を石器時代と言います。
そして、一般的に、今から約1万年前、即ち、西暦紀元前8000年ごろより以前を旧石器時代、
それ以降を新石器時代と呼びます。
中国の新石器時代には、石器だけでなく、土器の製作技術が大変発達しました。
そして、新石器時代後期(紀元前3500年~紀元前2000年ごろ)になると、
精緻な文様を刻んだ玉器が作られるようになりました。
金属のない時代ですから、玉器の製作には相当な労力と技術が必要であったと考えられます。
その頃の大きなお墓には多数の玉器を納めたものが多いそうです。
この様に、玉は古来から、中国の人々が愛し、珍重してきた宝石です。
歴史書にも玉を重要視していたことを示す記述がたくさん残っています。
私たちが知っている言葉にも、そんな玉器にまつわるエピソードが潜んだりしています。
平らで中央に孔の開いた宝玉のことを「璧」と言います。
私たちのよく使う「完璧」は、「傷のない宝の玉」というのが本来の意味。
欠点や不足が全くなく、非常に立派なさま、という現代の意味は、
中国の故事に由来します。
中国の戦国時代、趙の国に「和氏の壁(かしのへき)」という素晴らしい壁(宝玉)がありました。
これを、秦の国王である昭王がほしくなり、「秦の15の城と交換しよう」と持ちかけました。
そこで、藺相如 が「和氏の壁」を持って秦の国へ出向いたのですが、城と交換する気配はなかったため、
彼は「和氏の壁」を命がけで持ち帰った「完璧而帰(壁をまっとうして帰る)」という故事から、
大事なことを成し遂げることや、欠点が全くないさまを表すようになったとのことです。
(^。^)。o0(これで、完璧の「ぺき」の部分を「壁」って書いちゃうミスはなくなりますね~)
一番位の高い大臣や外国の王の印は金製(志賀島で見つかったのも金印でしたね~)
大臣クラスの印は銀製、それ以下の役人の印は銅製、と決まっていましたが、
皇帝の印は玉製であったといいます。
そして、そのことから、「玉」が皇帝を指す代名詞になったとか。。。。
お次は、その印のお部屋!
思えば、私たち日本人にとっては、身近な存在の印鑑も、
世界規模でみれば、東アジア特有の文化なのですよね。
そして、その印鑑文化の源もやはり、中国。。。
( ↑ クリックすると大きくなります)
かなり古いもの。なんだか、かわいいですネ。
そうそう、私たちがこの博物館を見学している時に、
日本人の団体旅行客さんたちが結構いらっしゃいました。
もしかしたら、上海旅行の定番だったのかな!
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