ティートリー
オーストラリア原産のこの木は、生長すると5~7mまでになる常緑樹で
フトモモ科の植物の中では、最も知られている精油です。
日本語に訳すと「お茶の木」となり、「Tea tree」とスペルも同じなので、誤解されやすいのですが、私たちが普段飲んでいる「お茶」とはまったく別のもので、学名をMelaleuca alternifolia(メラレウカ・アルテルニフォリア)といいます。
ちなみに「緑茶」の学名は「Thea sinensis」
オーストラリアの先住民のアボリジニが万能薬として古くから用いていた植物で、すぐれた殺菌作用と抗炎症作用(創傷や湿疹などの炎症をおさえる)が特徴です。そして、クールでややツーンとした香りはやはり「薬草」のイメージを強く感じさせます。
香りの優雅さではかないませんが、「万能薬」という意味合いでは用途の広い「ラベンダー」を思わせます。
近似の同じ科の植物に「ユーカリ」「カユプテ」「マヌカ」などがありますが、作用や成分は似ていますが、香りはそれぞれ異なっています。
主な含有成分は、「テルピネン-4-オール」「γ-テルピネン」「α-テルピネン」「1.8シネオール」「グロブロール」など。
アロマテラピーの分野では比較的新しく作られた精油ですが、いまではかなりの普及率だと思われます。
抗ウイルス作用や抗真菌(カビ)作用など、強い殺菌力と安全性の高さから、現状でもさまざまな研究が行われています。
心への作用としては、元気をよみがえらせ、リフレッシュに役立つというところでしょうか。
集中したい時、なんだか気分がモヤっとしている時などにもスッキリ気分が得られるかも 
また、ラベンダーと同様、原液で皮膚に使用できる(ただし、少量)数少ない精油の一つでもあり、アウトドアや旅行などのお出かけに持参すれば、虫刺されや火傷のケアに役立ちます。
原産国のオーストラリアでは、ティートリーを使った「マウスウォッシュ」「歯磨き剤」などのマウスケア商品や石けん、スキンケア製品も多く出ています。
これからどんどん馴染みの深いものとなることでしょう 