ファーブル昆虫記のファーブルの以下の言葉が好きだ。


あなた方は研究室で虫を拷問にかけ、細切れにしておられるが、

私は青空の下で、セミの声を聞きながら観察しています。


あなた方は、薬品を使って細胞や原形質を調べておられるが、

私は、本能の、もっとも高度な現れ方を研究しています。


あなた方は死を詮索しておられるが、

私は生を探っているのです。



いいなー。


生命を数値化し分析することで生命を探ることをせず、

愛をもって

生きているまさにその瞬間瞬間に目を向け、

生のエッセンスの全体をそのまま観察し、それを記述しているファーブルの在り方が

とても好きだ。


ファーブル昆虫記とフラワーエッセンスがどことなく似ているなあと思ったのは

こういう向き合い方から感じる何か、かもしれない。

と、ふとおもう。