TBSの番組「報道特集NEXT」で、取材を担当した制作会社「APF通信社」(東京都)のスタッフが対象者の郵便物を開封するなどした問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は2日、「テレビ局と制作会社の意思疎通が不十分だったことが、違法行為を引き起こした」との意見を公表した。同時に局と制作会社の関係は「放送界全体の構造的なゆがみ」とし、広く議論を呼びかけた。

 問題となったのは、APF社が企画を持ち込み、09年12月に放送した詐欺事件に関する特集。意見では、郵便物を持ち出し、開封(その後のり付けして返却)▽対象者の車に発信器をつける--という方法が「必要性・緊急性・非代替性が存在したか疑わしい」と指摘。それに気づかず放送したTBSも「責任を免れない」とした。

 TBSは「社内でも議論を重ね、制作会社とともによりよい番組作りを目指したい」とコメントした。【高橋咲子】

【関連ニュース】
朝まで生テレビ:田原氏発言「問題あり」BPO
北朝鮮・拉致問題:田原総一朗さんの発言、BPO「倫理上問題あり」
バラエティー番組:どう変わる? BPO意見書で現場に波紋
フジテレビ:キー局初のバラエティー番組指針
BPO:年次報告、勧告は計3件 公表意見、現場浸透へ努力を 「指摘の問題、再び」

<中国毒ギョーザ>日本に捜査員を派遣へ 中国公安当局(毎日新聞)
水俣病訴訟 午後に和解合意(産経新聞)
サントリー音楽賞 09年度は指揮者の大野和士さんに(毎日新聞)
全盲女性、点字訴状で提訴=全国初か「みんなの励みに」-名古屋地裁(時事通信)
普天間移設 仲井真沖縄知事と平野長官が会談…東京都内で(毎日新聞)
AD