2006-07-20

★バスの旅はくれぐれも御注意を!

テーマ:交通

さあそろそろFiestas Patrias(独立記念日)。


連休を利用してペルー国民があちらこちらに旅をする時期です。

皆バス会社に予約をしに殺到し、バス運賃は倍近くに跳ね上がります。


そしてその旅を担当する長距離バス会社、

きちんと車の定期点検をするということは言うに及ばず、

犯罪を防止するという意味でも乗客の安全に気を配らなければいけません。


長い旅、砂漠のど真ん中で犯罪が起こっては

警察は何もできませんから(街中でも何もしないけど…)。


もちろん素性もわからない人間をバス停以外のところで拾わないということも含めて

バスターミナルから乗り込む客もちゃんとチェックしなければいけません。



―金属探知機の設置(武器を所持していないか確認のため)

―手荷物検査

―乗客のビデオ撮影

―身元確認



これら四つの事項が最低限バス会社が遂行しなければいけない義務です。



さあ要注意ですよ。



Turismo Paramonga

Empresa de Transportes Unidos del Centro S.A.

Expreso Sanchez S.R. Ltda

Transportes Turismo Carhuamayo

Transportes Marcelo Hnos

Transportes Transamazonica

Inter Bus SAC Chocano

Transportes Junin

Transportes Turismo Armonia

Transportes Romeliza S.A.



これらは今まで最も違反の多かった危険なバス会社です。


また今回のIndecopi (ペルーの消費者生活センターのようなもの。国の機関)の一斉検査により

悪質な違反をしていると判明したバス会社は



Chiclayo Express

Expreso Dorado SAC

Expreso Lobato

Nuestra Senora de la Merced

America Express

Junin S.R.L.



これらのバス会社に乗って犯罪にあってもそれはこっちの責任ということになります。



新聞も新聞でおおっぴらに発表するところがすごいですよね。

何でも数あるバス会社の中でも、違反を犯してないのは38%しかいないというのだから

バス会社を選ぶ側もどれにしたらいいか迷うというもの。


このように列挙してリストにしていればわかりやすい。

少なくともこのバス会社だけには乗らなければいいんだから。



まあペルー人はそれでも安いという理由で乗るんだろうけど。



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2006-04-02

★ありえない三人乗り

テーマ:交通




サイドイッチ



    ↑親父   ↑一歳くら  

             いの息子



発見したのはパンアメリカンハイウェイの車がばんばん飛ばして走ってるあたりです。

すごくナチュラルに乗りこなしてたので二度びっくり。

カメラを持ってたもんがちです。



花のブログ  も更新しましたよ。

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2006-01-26

★リマ国際空港にホテル建設?

テーマ:交通

クスコの天候不良による欠便、毎度おなじみのLANのオーバーブッキング…


空港で時間をつぶそうと思っても空港内の物価はやたら高いし、

外に出ようと思っても、空港の外は一応立っている警官も役に立たない無法地帯。

じゃあゆっくり休もうかと思っても、数えるほどしかない椅子のキャパは年々増える観光客の数が上回る。

改装したばかりのきれいな空港の床に、べたーっとだらしなく寝る白人バックパッカー達…。



そういった不満を聞いてか、空港の管理組合は空港内ホテル建設を受け持つ、

よりよい出資者を募集しました。


建設には最低でも300万ドルはかかるそうです。

少なくとも四つ星ホテルを所有した経験が必要です。

空港側に税金を最低25%は払わなければいけません。



四つ星もいいけど、この国はまだまだ観光的には秘境的扱いなのだから

バックパッカー向けに安いホステルもつくってほしいなあ。

白人さんたちも片付くしねえ…。


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2005-09-30

★あれは旦那の友達ですか? 最終章

テーマ:交通

まあ「最終章」などとおおげさなもんぢゃぁないんですが。


1  と 2  の続きです。さあ、カンは果たして目的を達することができるのか?

ちゅーか目的って?


えーと、今回はわけあって、時間のない方は

ぼんちな警官」から二重まぶたのたこが出てくるまでの部分を、

飛ばして読んでもオチにいっさい差し支えはありません。


                ------------------------------



ぼんちな警官は言う。



旦那の気持ちもわかりますよ。私にも日系人の友達が何人かいましてね。

不具合があった際にはすぐ気分を害するんですよ。



…おい。ちょっと待て。俺はもしかして騒ぐ必要のないことで騒いでるヒステリーなの?

その警官の認識は実際に5分ほど空港から歩いてついた交番で、更にはっきりと示されてしまった。


まず別の警官が僕に聞く。



何か盗られたのか?…ん?違う?ああそう…。



んー…。



では調書をとりましょうか。まあ、これでだんなの気がすんでくれたらいいんですがね。


イヤ…、気が済むとかぢゃなくて、犯罪予防…。空港の安全、ひいてはペルーのイメージアップ…。


まず最初は旦那がアンデスカーのタクシー運転手に声をかけたと。そして値段を聞いた。

旦那は25ソルという提示に了承を出したが、その男は後で…。


んー…。

まあ、それはええよもうこの際。

問題は男が俺からお金を受け取った25ソルのうち

10ソルを自分の懐に入れて15ソルをタクシー運転手に渡した。

自分のタクシー会社の運転手にじゃなく、街の流しにね。


なるほど。ではこうしましょう。

「9月21日午後9時半頃、セニョール・カンはアンデスカーの運転手に声をかけ、

25ソルを払い…(中略)…そして安全の保証のない街の運転手に乗せた」…と。

これでいいですかね。


あー…。ええですよ。そんなかんじで。


ではここに私が書いたということで日付を入れてハンコを押しますね。

いいですか、ここにも押しますよ。

さあ、これを今から調査委員会長のセニョール・パチェコに渡しましょう。



宿舎で睡眠中のセニョール・パチェコ、パジャマで登場。



…うん、ああそう。うーん…。わかった。じゃあ、またあさってにでも電話するよ。

今は夜で調査委員会の資料が取り出せないから、

またその時にでもアルバムを見て君をだました人間を教えてくれ。


旦那、その時事実関係がはっきりしたら、アンデスカーを通して、

私たちは厳重注意をすることができる。

もし同じことが二回あったら、今度はクビだ。いいでしょうそれで。


あー…。ええけど。



その後一週間たった今でも電話がかかってこないのは言うまでもないことですが、

確かにしゃべるだけしゃべって気が済んでしまったのと、別にクビにするまでがんばる気もないと。

通報するといっても、どういうふうに通報して、どういう結果を求めるのか、

そこまでは考えてなかったと。


というのはね、だーいぶ前に、クビ締め強盗に、僕はあってるんですね。

その時は明らかに注意を怠った僕に100%非があるんですが、

その時「どうせ警察に言ってもダメだ」とおもって、通報も何もしなかった。

それを親友のアントニオは、


「みんなそんな調子だからいつまでたっても犯罪者が減らない」


と僕を諭した。

で、今度何かあったらしようと。

そして今回のことが起こったわけですわ。

ぼくはそれで、警官が積極的に


「よし任せとけ、俺たちが何とかする」


的な反応をするのを無意識に待っていたのだ。

「空港」→「安全」→「警察もがんばる」という図式があった。


フツーに考えたらそんなわきゃねえか…。

大体どんな犯罪でも被害者が本気で訴える気がなければ警察は動かないのは

日本も同じだ。


まあ、ええ経験でしたわ。


今回のことで得られた教訓。



1.訴えるときは本気で

2.空港でタクシーに乗るときは「グリーンタクシー」



  futaedako



…調書を取り終えて、ぼんちな警官は僕を空港へと送り届けます。



で、そりゃそうと旦那、おうちにはどうやって帰るつもりですか?


ん?そりゃ時間も遅いし、空港のタクシーを使うよ。ちょうど今ポケットに25ソルあるからね。

そんだけありゃなんとかなるだろ。


ああ…。まあ、私がお供してもいいですがね。


は?お巡りさんが?


ええ…。私の車はそこの空港の駐車場の出口のところに止めてあるんですよ。


んー…。なるほどね…。で、なんぼとるの?


そりゃあ…。タクシー運転手に払うのと同じ分だけで…。


10ソル?


イヤイヤイヤ! 空港のタクシーですよ。街のじゃなくて。25持ってるんじゃないですか…?


ああ、しっかりしてるなあ。でもさ、もう仕事を終わってうちに帰るついでって事?


いやいや、私はまだ朝まで仕事がありますよ。今日は夜勤なんで。


へー…。まあ、お巡りさんなら危ないことはないからええけど。大丈夫なん?


なーんにも問題はありませんが。


ああそうっすか(苦笑)。ほないきましょか。




  con un tombito



まあそんなわけで、僕は




勤務中の


制服を着た警官の運転する


その警官の自家用車に乗ってうちまで送ってもらい


降りるときにタクシー代金として25ソル払いました。




まあ…ぺるーですからね。








オチ…ついたでしょ?

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2005-09-29

★あれは旦那の友達ですか? 続編

テーマ:交通

前回  のつづきです…。



運転手さん、空港まで帰ろう。



僕はそういったのは、他でもない、僕をだましたやつをDenuncia(通報)するためだ。

黙っていると思ったら、大間違いだぞ。

好き勝手は、させない。



とりあえず国内線の出口でだべっている警察に声をかける。

あいつに会ったのは国際線だが、そこで警察に話しているうちに逃げられては意味がない。

あからさまにめんどくさそうな顔をされたが構わず話す。



…ということがあったんです。空港でこういう人を危険にさらす行為は許せません。


…そうか。わかったよ旦那、ちょっとこっちに来てくれ。



一人の男を紹介された。



空港の正式なオフィシャルタクシーはこの人の所属しているグリーンタクシーだ。

だから旦那もこれからはこのグリーンタクシーを…。


は?いやいやいや、話きいとったんすか?

僕は空港で危険行為が行われているのでそれを報告してるんですよ?


だからこのタクシーなら危険はないから。


じゃあそういう行為を見逃すつもりですか?

そういうやからを空港に入れてるんは警察じゃないんですか?

取り締まる気は一切ないんですか?


…うむ。そういうことなら、国際線の出口の警察に言ってくれるかな。


なんでやねん。警察は警察やろ。

向こうの警察に話ししとる間に逃げられたら意味あれへんがな!


いや、私はここを動けないんだよ。



ほんなら最初から人の話聞くなよ。

とにかくこのぼんちからは



トラブルはごめんですよ?



という事件に関して消極的なオーラがびんびんと感じられる(警察だろ)。

そして自分からトラブルを解決しようという意欲は一切ないのだ。

あきらめて国際線出口へ向かう。


すでに、さっきのアンデスカーの男の姿はない。


出口近くで別の警官を捕まえて話をする。

また一部始終を話す。



それは災難でしたな…。その男はここにいますか?



もう一度辺りを見回すが、先ほどの天然パーマ色黒の男はいない。



まあ、これからはそういう怪しいタクシーには乗らないことです。


怪しいって、空港にいるタクシーですよ。警察が許可して、空港内で営業しているタクシーでしょ。

じゃあ警察にも責任が出てくるはずですよね。


む…。まあそのタクシー運転手は停車している他のタクシーに声をかけたわけでしょ。

その時点で怪しいと思わないといけない。


そんなの客にはわからへん。

だいたいグリーンタクシーでも客引きと運転手が別れてるんやから。


…。


どうして空港の出口でそういうガラの悪いタクシー運転手を働かしてるんですか?

空港の安全を護るのが警察の仕事でしょ。


まあ何も盗まれてないわけですから…。



あくまでも何事もなかったように収めようとするぼんち警察に、僕もだんだんヒートアップして来た。


そして観客が、集まってきた。

国際線の出口の周りで客引きをしている空港公認のタクシー外車の運転手達だ。


空港にはタクシーグリーンの他に五つ公認のタクシー会社があるらしいが、

建物のすぐ前にタクシーを止められて、空港のビル内で客引きができるなど、

特権を与えられているのはグリーンタクシーだけだ。



大体おかしいじゃないか!

客は外でタクシーを拾うのが危険だとわかっていて空港内で高い金払ってタクシーを拾うのに

結局空港公認のタクシー会社に街のタクシーに乗せられたら、

全く意味がないってんだ!


そうだそうだ、旦那の言うとおりだ!



…ん?タクシー運転手、あんたら話に乗ってくるの?


気がつくと、そこら辺のタクシー運転手みんなが残さず僕の周りに固まって僕の話しを聞いている。

20人近くはいるだろうか。警察もその中に二人ほど混じっている。

観客が増えた僕はすっかり気持ちよくなってしまった。

調子に乗り始めた自分に気がつく。



  escuchameeee



安全に惜しむお金はない、そうだろアミーゴ?!



観客をすっかりアジっている自分がいる。



そうだそうだ!



あんたらもノってくるね。



ペルーの玄関、国際空港は安全じゃなきゃいけない。

あんたら運転手は街のチンピラじゃないんだ。違うか兄弟?!

あんたらがチンピラ扱いされてもいいのか?


ノォーーーー。


じゃあこういう悪徳行為を黙って見過ごしてはいけないだろ?!


そうだそうだ!


大体俺は最初はグリーンタクシーだけが空港公認のタクシーだと思ってたんだ。

でもそうじゃないことをある日他の公認タクシー会社の運転手から聞いた。

俺はそれを知ってから、あんたらグリーン以外のタクシーも使うようになったんだ。

でもみてくれ、この有様だ。

こうやってあんたらの信用は失われていくんだぞ。


そんなのはダメだ!!!



なんか言うてるうちに上の方から冷めてみている自分がいることに気がつきました。

目的が変わってきてるぞ。

そして俺は、気が済んでしまったぞ。


…アジられていた観客の中に不快な顔をして聞いているのが二人ほどいる。

さっきのやつと同じ「アンデスカー」のタクシー運転手達だ。



確かに俺たちの仲間がそれをやったのか?


ああ、胸に「アンデスカー」と書かれた札をはっきり確認した。


どんなやつだったんだ。


小太りでパーマの、色黒の男だ。顔を見ればすぐわかるさ。


ほんとに俺たちの仲間がやったって言うんなら、

交番に行ってちゃんとした形で通報をしてくれ。

そこに行けば空港で働いている全ての運転手の写真が載ったリストがある。

そのリストを見て訴えたらいい。


じゃあ、そうするよ。ケーサツさん、行きましょか。




やっとちゃんとした形で訴えができる。かなり冷めた自分に気がついてはいたが。

そうして僕は生まれて初めてペルーの交番に行くことになった。






…つづく



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2005-09-28

★ペルデジ始まって以来のスクープ写真

テーマ:交通

この前の 車軸ごとタイヤ外れる事件  を写真に取り損なって以来、常にカメラを持ち歩くようにしてました。

そしてその結果取れた写真がこれ。



chitsunafunohochi1



注目していただきたいのは「フォーセットの女神」の下にあるもの。


あっぷしましょうね。




chitsunafunohochi2




チ ツ ナ フ ノ ホ チ ?



何回かフォーセットどおりを走るこの車を見かけてはいたんですが、

全く意味がわからない。


日本の商用中古車がこちらでは日本時代の広告が張られたまま使われている。

「○●運輸」とかね。
そんなことは珍しくないのですが、

これだけはわからない。


明らかにカタカナ。


日本でこの文字が使われていたなら、何の意味?



血綱負の保地?



「戦国時代、ロープデスマッチで血生臭い争いが繰り広げられた。

劣勢にあるものは一時避難場所にいれば相手の攻撃から身をかわすことができるが、

その場所はまた自らの命を削る場所でもあった…(明名書房刊)」



いや(-_-) …。



Chitsunafunohochi?



スペイン語でもケチュア語でもないしなあ。




     Chituna




 謎です。



わざわざ乗っていたタクシーを降りてまでこのコンビの裏に書かれてある文字をカメラに収めている僕も

結構病気です。







…ちなみに、ググったらなんと出てきたんです。


 こちら


ロシア語?文字化け?


謎は深まるばかり…




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2005-09-21

★あれは旦那の友達ですか?

テーマ:交通

仕事を空港で終えたのは夜9時半。
空港ビルを出てすぐのところにいる、客引きをしているタクシー運転手を捕まえる。

胸のところには「Andes Car」、空港で働くことを正式に許可されているタクシー会社だ。



サン・フェリペ


オッケー、25ソルです。


うん、ええよ。50ソルしかないんやけど釣りある?


ああ、じゃあ35だ。15ソルのおつり、これでいいですか。


は?自分最初25ゆうたやんけ。なにかえとんねん。


…わかりました。じゃあいきましょう。




「アンデス・カー」のその男、止まってた一台のタクシーに声をかけ、何かやり取りをしていた。




じゃあだんな、25ソルしかいただきませんからね。いいですか。25ソルですよ。


あたりまえや。




空港を出てしばらくすると、そのタクシー運転手が聞いてきた。




時に旦那、空港で私に声をかけてきた男、あれは旦那の友達ですか?


は?友達も何もあんたの同僚やろ。


いやいや、私はただの街のタクシー運転手ですよ。


え?イヤ、俺は空港付きのアンデス・カーという会社のタクシーをつかまえたんやで。


いや、私とは一切関係ないですよ。


はあ?意味わからへん。


いやね、あの男がわたしにいうんですよ


うん


「客を紹介する。ここに50ソルあるから15ソルもらえ。お前は紹介料として俺に今10ソル払うんだ」


あいつが10ソル?であんたは15ソル?つまり俺はだまされたの?


…。


だまされて保証のない空港以外のタクシーにこの夜遅くに乗せられたの?


いや、私は安全です。


うん、そりゃあわかってるけよ、運転手さんはいい人だ。


心配しないでください。問題なくお送りしますよ。


でもね、俺は25ソルも払おうとしたのは安全のためだ。保証のない街のタクシーのためじゃない。


…。


安全を気にしないなら最初から空港の外に出て10ソルで家まで帰ってるっちゅうねん。


…。


もし運転手さんがピストル持ったチョロ(悪者)だったらどうすんねん。


そうですよねえ…。




こういうことは許せないと思った。

海外から来る観光客が最初に降り立つ空港に安全がなければ、どこに安心があるのだ。




運転手さん、空港まで帰ろう。






…つづく




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2005-09-16

★イヤ… 

テーマ:交通

まあ80年生きて


そのうち同じ光景に出くわす人が何人いるでしょうか。


それだけ衝撃的なものを今日の朝8時20分ほどに、

ラ・マリーナ通りのブラジル通りとスクレ通りの間で目撃しました。


ありえないから。






     un coaster sin llantas



ごめんなさい、別に目の前で殺人が起きたとか、強盗を見たとか

そんなありきたりなことではないのです。



タイヤがね、道路の真ん中で外れているのですよ。

しかも軸ごと



お客さんと車に乗って空港に向かっている途中でした。

皆目が点になってワケがわかりません。

そのときの会話をどうぞ(太字はスペイン語)。



カン「ははははは…。タイヤ、外れてますねえ…」


お客さん「外れてますねえ…」


カン「イヤ、意味わからないですね。どうやったら外れるのか」


お客さん「ありえないですよねえ」


カン「老朽化してて外れるのはわかるとしても、車体後部が浮き上がらないと

   軸ごと外れるって言うのはありえないですよね」


カン「なあ、あれなんやねん。ありえへんやろ。フツー外れへんから。どうなったかわかる?」


運転手「まあ、20年以上の古いバスですからね。連結部分がさびてたのと、

     それが毎日のリマの荒い運転にもまれて急ブレーキの繰り返し。弱ってたんですよね」


カン「でもああやって車体の外に転がっていくには車体後部が持ち上がらんとむりやから」


運転手「よっぽど強い急ブレーキをかけたか、道にあるあなぽこに前輪が突っ込んだんでしょう」


カン「…運転手はそう言うてますね。まあ、そういうことですよね」


お客さん「いや、フツーに納得してますけど、そんな簡単に外れるもんじゃないですから(笑)」


カン「まあ、ペルーがそれだけ想定外ということでしょうね。ははは…」





この道はMBさん  の通勤路。カメラ小僧のMBさんが事件に出くわして、写真を撮っていることを願います…。




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2005-08-28

★生きる喜び

テーマ:交通

予期せぬトラブルに陥ったとき、どういう行動をとるかでその人の真価がわかるといいます。

炎上する飛行機の中で、まず一番最初に何を優先して考えたのか。

TANS事故機の中にいた三人の乗客・乗務員のお話です。



ペルー人男性William Zeaと結婚したのはアメリカの女性Monica Joy Glenn。

事故当時飛行機の中にいた外国人16人のうちの一人でした。


「彼は最高よ!」


病院に並んだ二つのベッド。

彼女は一時も愛する夫から離れたくありません。

彼女が比較的軽症で済んだのは、消防士の旦那が、常に身をていして彼女を守ってくれたからです。

こちら を見てもわかるように、ペルーの消防士は本当にボランティア精神あふれる

勇敢な戦士なのです。


ずっと彼はわたしを護ってくれたし、注意していてくれたわ。

 飛行機を出るときなんか自分の体を盾にしてくれたの。

 今はただわたし達が新たなる道を歩けるよう、回復できるのを待つのみね。

 疑う余地なくこの事故はわたしの心に深く刻まれたし、

 わたしの考え方を大きく変えた。

 この手の悲劇はいつも生きてる喜びについて考えさせてくれるし

 ウィリアムが私に抱いてる無限の愛についてもその機会を与えてくれた。

 彼はその愛を最高のやり方で私に見せてくれた」




ういう自己犠牲の精神というものは、長年の教育によってのみ培われるものでしょうか?

次の例は9歳の女の子です。



Rominita


娘の隣から片時も離れたくないのは彼女の父親のOttoです。父親だけどオットです。

やけどで腫れて開かないまぶたが痛々しいですが、その怪我は

彼女は燃え盛る飛行機の中、一歳半のいとこ、Juan Carlos Valleちゃんを

必死に救い出した証なのです。


2人はおじいちゃんおばあちゃんと旅をしていました。

残念ながらこの記事が出た時点で彼ら二人の名前は生存者リストに載っていません。

話せる状態ではないので詳しい事故の状況は聞けていませんが

記者が取材中、目をつぶったまま彼女がこういうのを聞きます。


かわいそうなおじいちゃん…」


じられた目の奥では、忌まわしい光景が繰り返されているかもしれません。

実際に事故を生き延びた人の中には、

惨状を思い出すのが怖くて、目を開けれない人が多くいるそうです。


勇敢ないとこに救いだされた一歳のホアン・カルロスちゃんは

大きくなってもはっきりとこの事故を覚えてないかもしれませんが

周りの人間からロミーナに命を救われたことを聞かされることでしょう。と、新聞に書いていました…。




Romy


さあ、最後は客室乗務員として確実に自分の役目を果たしてスッチーのロミーのお話です。


TANSの客室乗務員であり、ペルー空軍の曹長でもある彼女は、悲惨な事故の直後にもかかわらず

インタビューに対して笑顔で答えています。

彼女は、34人の乗客の命を救ったこの悲劇で一番のヒロインなのです。


ヒロイン?とーーーーんでもない!ぜーんぜんっそんなんじゃないから!

 ほんっと まちがってるって!(笑)」


彼女によって救われた乗客の中には二人の赤ちゃん、一組の老夫婦、数人の大人がいて

彼らは彼女によって担がれて、小さい飛行機の窓から外へと運び出されたのです。

しかし彼女は自分が犠牲を最小限に抑えたことを認めようとしません。


私たちが救われたのはね、神様のおかげ。

 こうやって私たちが生きているのは奇跡なの。

 とにかく私はこうやって元気。生まれ変わったみたいね。


 私はやるべきことをやっただけ。覚えているのはね

 飛行機が突然止まったのを感じたときにしゃがんだことね。

 空港の滑走路に着いたと思ったんだけど、そうじゃないって気付いて

 すぐに乗客に指示を出したわ。

 その時飛行機の中は精神病院のようだったわ。

 人はみんな打ちひしがれていた。

 そんな時二人の子供と一組の老夫婦を見たから、最初に彼らを外に出したわ。

 24人の乗客がパオラ・チュー(もう一人の客室乗務員)のあけたドアから出た。

 

 他の10人は、孤立していたの。一括して、説得したわ。

 『でなさい!』

 そう私が言ってから、彼らは飛行機の小さな窓から出て行ったの。

 みんな無事に出て行った。それには満足しているわ

 そしてそのあと… 飛行機は爆発したわ。

 私たちが飛行機の半分が燃えていることに気付いたときね。

 そして私はある紳士の携帯を借りて、空軍の非常レスキュー隊に電話をかけた」


この悲劇の後、彼女はもう空を飛ぶことに対して怖さはないのでしょうか。


 「ぜーんぜん。何が怖いっていうの。

  もう飛ぶ気満々よ。これは私の天職だから。私の好きな事。

  私は空軍の第八師団で働いていて、第二曹長なの。

  空軍の通信スペシャリストよ。そして午後は、TANSで働くの。

  私はこの年の一月からずっと飛び続けてきた。

  もうどれだけ飛んだかもおぼえてないほど。

  二週間後には退院して、普通に生活したい。何もなかったかのようにね


23歳という年齢にもかかわらず、どこまでも謙虚で、どこまでも自信にあふれた彼女。

34人の命を救ったという事実よりも、その言動に英雄たる要素があります。




生き残った人たち、残された人たち。


光が、見えれば。

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2005-08-27

★TANS事故まとめ

テーマ:交通

ある日の午後7時、リマ国際空港に着いたとき、国内線の出口の周りにたくさんのマスコミが。

「トレドでも出てくるんやろ。あほらし」と思っていました。


その日は、8月の23日でした。



リマ14時30分発プカルパ経由イキトス行きのタンス航空204便ボーイング737型機が

8月23日15時06分、アマゾン地帯のプカルパ空港からおよそ4km離れた場所に墜落しました。


120人乗りの飛行機に乗っていたのはちょうど100人。

92人の乗客のうちペルー人は84人、外国人16人。

そのうちの8人がTANSのパイロット及び客室乗務員です。

(…数字は新聞によって違うので大体で把握してください)


8月26日現在


死者・行方不明者42人、生存者は58人です。


墜落した飛行機は三つに割れ、前部・中部に乗っていた乗客・乗員に死者が多かったとのことです。



         saqueo




生き残った乗客の証言。



YURI SALAS VALENCIA(37)


「空港まで後10分、というパイロットの声を聞きました。

 空は真っ黒で、どんどん機体の揺れが激しくなっていきました。

 嵐が本当に強く、見た感じ飛行機は低空飛行を始めたようでした。

 それから数分してからだとおもいます。強い衝撃を感じ、光と炎を見ました。

 火が僕の周りをとり囲み、顔に炎が迫り、鉄くずが飛んできました。

 穴が一つできていて、そこから二人出て行きました。

 僕も脱出する努力をしましたよ。

 一瞬、静寂があたりを包みました。

 しかしすぐに、誰かが僕を呼んで、機体が爆発するから出ようというのを聞きました。

 飛行機から出た僕達は、全く進むことができませんでした。

 降りたところは沼地で、強い雨が降っていたんです」


German Cornejo Marcalupu(26)


「衝撃で僕の体は吹っ飛ばされましたが、シートベルトをしていたので元に戻りました。

 その瞬間、操縦室から巨大な火の玉が出てきて、通路を走っていったのです」



墜落の原因はまだ特定できていませんが、専門家の分析による仮説は色々あり


十分なガソリンを積んでいなかった。

 リマよりプカルパの方がガソリンがかなり安い。

 だからプカルパにつけるくらいのぎりぎりのガソリンしか積んでなくて、途中で切れたのではないかと。

 これにはTANS社は思いっきり否定しています。


折からの強い風雨、森林火事による煙でさらに濃くなった霧で視界が悪く、着陸に失敗した。

 そしてこういうときには自動操縦に頼るのが望ましいが、

 パイロットは自分の腕に頼って着陸しようとしたのではないか。


・パイロットは自分の腕に頼らず自動操縦で着陸しようとした

 しかし本来プカルパで自動操縦による着陸は禁止されています。

 自動操縦に対応できるだけの設備が、プカルパの空港にはないからです。

 だから自動操縦で失敗してしまったのではないかと。


・突風によるコントロール喪失→胴体着陸

 着陸に不利な天候を見て空港上空を旋回。その時既にかなり低い位置を飛んでいたが

 その時来た強い突風により、飛行機は下にたたきつけられるように押し下げられた。

 既に機体を上空に戻すことが不可能な状態になったため、胴体着陸をした。



TANS社はアマゾン地帯のほかの民間航空機が行かないところにも飛行機で人が移動できるようにと

1963年に設立された、ペルー空軍運営の、国立の航空会社です。

スッチーの友達によると、TANSのパイロットは自動操縦より自分の腕を頼る傾向が強いそうです。

僻地への飛行を独占しているため、競争会社がありません。



飛行機が墜落したときに原因を特定する大きな手がかりになるのは、

墜落30分前までの音声記録、速度、高度、方向などを記録しているブラックボックスです。

プラックといわれてますが実際はオレンジ色とのことです。

二つあるうちの一つが既に回収されているのですが、もう一つは見つかっていません。



なぜ?



墜落したのはアマゾン地帯の沼地部分です。

ばらばらになった機体はおよそ半径500mの範囲にわたって散乱し、

多くは沼地の中に沈んでしまいます。

そして大勢の人がなくなった悲劇の場所ですが、既にここでは警察による監視にもかかわらず

地元民による金目のものの略奪が始まっているのです。


国立銀行あてに運ばれていた200万ソルのお金のうちの142万ソルが回収されましたが

残りは燃えたか盗まれたのだろうと。

もちろん置き去りになった乗客の持ち物も略奪されます。

しかし持ち去られるのはそれだけでなく、ばらばらになった飛行機の機体の


シート、タイヤ、着陸装置、ドア…


剥ぎ取れるものは何でも持ち去り、くず鉄やなんかでお金にするのです。

たとえばアルミの板は1kgあたり5ソルから10ソルで買い取ってもらえるそうです。


地元の人たちにとっても痛ましい事故であるに変わりないのですが、


「生活には変えられない」


との理論が彼らに生い茂る低木をなぎ倒すなたを持たせ、現場に向かわせるのです。

そしてそんな人たちがそれが何かも知らずに、ブラックボックスを持ち去った可能性が高いと。


ローマ法王ベネディクトⅩⅥのお悔やみの言葉もとどいていますが、痛ましいことです。



しかしそんな中、生き残った乗客達はトラブルの中で実に団結したチームワークを見せ、

自分の命を顧みず他人の命を救います。


そんな美談を、明日の記事に書きますね。



ということで、つづく…



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