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2017年02月26日(日)

手漉き和紙体験

テーマ:ブログ

昨年に引き続き、手漉き和紙体験を致しました。

 

講師は、「紙仕事双清」代表の中川幸子さん。

 

 

東京都の指定無形文化財である、軍道紙の継承者でもあります。

紙の原料である楮を自ら育て、

また伝統的な紙漉きの材料である、とろろあおいの栽培加工も

手がけていらっしゃいます。

近頃はフィリピンやタイからの輸入楮が多くなっている中、

原材料から国産品にこだわっていらっしゃいます。

今年も収穫した楮をお持ち頂、

キッチンの大鍋で40分ほど蒸し上げました。

 

 

部屋の中は焼き芋のような、ホクホクしたいい香りがいたします。

この日のためにスタッフたちは押し花制作に励みました。

 

 

工程は、簡単なようで、一工程ずつ、心を込めて

真っ白な和紙を作ろうという思いにつながっています。

まず、原料の楮を、切りそろえ、蒸して、皮をはがして、乾かして、

 

                     

 

                     蒸した楮の皮をむきます

 

             へらで黒皮から紙の原料となる白皮の部分をこそぎます

 

アルカリ(灰や炭酸ソーダなど)を入れ煮て、水でさらして、ちりよりして、たたいて

                  煮てさらすとやわらかくなります

 

枝の後など黒くなっている部分(ちり)を取り除く作業

一昔前は、よけたちりで、ちり紙を作ってました

                たたき棒で繊維を細かくします

             単純な作業ですので、紙漉き歌を歌いながら

 

とろろあおいの根を叩いて粘液を濾し混ぜて、漉いて干す

単純な作業のようですが、冷たさ、寒さに耐え、根気よく、丁寧に

大変な作業です。

                     おくらの仲間だそうです

        冷たい方が粘りがでるそうです。直前まで氷水で冷やしておきました

 

そしてやっと紙漉き体験です

 

              とろろあおいの料が多いほど、薄く漉けるそうです

           今回は小学生のお子様にもご参加いただきました

 

              漉いた紙の上に、押し花などをアレンジして

 

                    上から楮の液を流しかけます

中川様には、一年ぶりにお会いしましたが、

少しおやせになっていました。

お尋ねすると、紙の仕事は冬場が忙しく、

寒い仕事が多くて、体力を使ったからでしょうと・・

作業の中の言葉、「つつぬけ」「ちりも積もれば山となる」「ひやかし」など

日常の中に溶け込んでいますが、

いかに昔は和紙作りが身近にあったのかと感慨深いものでした。

和紙の普及に尽力なさっている中川さまの活動は頭が下がる思いです。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017年02月19日(日)

茶事

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昨日と二日間、館の和室をお茶事に使って頂きました。

亭主はお料理研究家の久保香奈子さん。

京都生まれのお料理大好き女性で、食のジャンルを問わず、著作は30冊以上にもなります

 

 
 
館の決して広くはないお台所をお使いになり、毎日7人のお客様のご接待。

私たちスタッフは、なるべく存在感を薄くし、匂いのするお昼は禁止で静かにひそんでいました。

 

 

待合の壁にかけられた書は「磁」。「公募インテリアの書展」に入選したお友達の作品だそうです。館が焼き物を扱っているので、掛けられたそうです。

 

 

向付けから始まり、お椀、煮物焼き物、和え物、箸洗い、香の物と

時間通りスムーズに進んでいきます。

 

 

 

 

 

計画表がイラスト入りで、台所の扉に貼り付けてあります。

 

 

 

銀ダラも炭火で焼きます。

 

 

 

お菓子は、山芋とよもぎ、銘は「下萌え」。

厳しい寒さを乗り越え、草の芽がはえ出でるイメージが感じ取られます。

 

 

正式の茶室ではないので、つくばいも工夫なさってこのように・・

 

 

床飾りは、深見先生の作品、つばき(福光)とユキヤナギ

もうすぐそこまで春が来ています。

 

 

 

堅苦しくなく、臨機応変に、てきぱきと、素晴らしいお茶事の裏側を拝見させて頂き

スタッフたちもいい勉強になりました。

 

 

またお裾分けを頂き、真心こもったお料理も楽しませて頂きました。

季節感の中、暖かいお料理は、あくまで炊きたて、焼きたて・・・・

 

 

久保様、そして裏方でお手伝いなさっていた方々、お疲れ様でした。

中々見ることのできない、茶事の裏側を見学させて頂き

ありがとうございました。

 

          

 

 

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2016年12月09日(金)

屏風・花展

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12月3日から始まりました、屏風・花展の搬入風景です。

すみません、随分時間がたっております。

珍しく体調を崩して、ダウンでした。

屏風作家とはあまり聞き慣れないジャンルだと思われるでしょうが

日本では、麻殖生素子さんお一人です。

今回の「花」担当、鈴木ひろ子さんは、これまたジャンルが難しいアーティストです。

専門は投げ入れですが、花(生花、ドライも含め)を使ったインスタレーションとでも言いましょうか・・そういう方です。投げ入れの方は、館の「今月の花」をご覧ください。

さてさて、搬入です。麻殖生さんのチーム、エム工房の方々の集合です。

 

 

大きな箱から次から次へと、屏風が出てきます。力強い女性軍団です。

 

 

鈴木様は、ちくちくと何かを縫っていらっしゃいます。

オーガスタの巨大な葉に何層にも顔料を掛けた物だそうです。

 

 

麻殖生さんもお手伝い、二人でちくちく

 

 

何枚も繋げた葉っぱを天井から吊り下げます。

 

 

こんな感じになりました。

 

 

「臨」と題されたこちらの屏風は、何層にも重ねた和紙に銀箔を貼った物と、やはり和紙をくしゃくしゃと丸めた物を貼り付けたり、墨で着色されています。和紙と墨だけで、この迫力!

極楽鳥(オーガスタ)の羽が舞っているようです。

 

「臨」の裏側

月夜に金色の稲穂がなびいているようなこの作品

近づいてみると、下地にも小裂が貼ってあります。

 

 

「臨」のアップです

従来の手法、古いお坊様の袈裟などの古裂をカットして、イメージを表現する方法に、今回はそれを下地に帯地を細くカットしたものに金箔を貼った物で、動きを出しています。その作業の緻密さはさぞ大変なことでしょう

 

 

 

 

「言(ことだま)」

まるで真っ赤に紅葉した紅葉が全面に敷き詰められたような面は

着物の胴裏や袖裏にもちいられた紅絹(もみぎぬ)が使われています。

 

 

そしてもう一面は、なんだか文字が一杯見えますが

大福帳や浄瑠璃の台本が貼り込んであります。

 

 

一双に囲まれるとこのような世界が

麻殖生さん曰く、狂気の世界・・確かに自分の中の何かが騒ぎます

 

 

そして、こちらは「度(たび)」

やはり和紙を何層にも張り重ねたものを型抜きして箔を貼ってます。

蛇?龍?天空に上るエネルギー?

 

 

裏側にはまるで鱗のようなテクスチャーが

お蚕さんを育てるときの網だそうです。

桑の葉を一杯のせ蚕がムシャムシャ食べているのを映像で見たことが

 

 

それにしても次から次へと面白い素材を見つけていらっしゃいます!!

 

和室も不思議な空間になっています。

 

 

「松橋図」

「八橋図」と「紅白梅図」が合体したようなタイトルですが、琳派しています。

力強い、柿渋で表現されている幹のような屏風の対の間に

南京ハゼの実だけのこった枝がこの空間を完成させています。

 

 

屏風の面白さは自分で空間作りができることです。

捲いてみたり、畳んでみたり、表を出したり、裏を出したり

 

どこから沸いてくるのか不思議な表現力をもっていらっしゃる麻殖生さんの作品と

飄々と必要のないところには力を抜きながらも、

作品表現には全力を注いでいらっしゃる

お二人のコラボは是非見ていただきたいと思います。

                        

                               麻殖生素子さん

 

                       鈴木ひろ子さん

              

           お待ちしております!

 

ほとんど毎日、作家の方はいらしてくださってますので、

素材についてなども直接お聞きになると作品の面白さが倍増すると思います。

皆様のご来館をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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