ホロスコープというピザを

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12星座の360度というのは、ピザで言えば生地のようなもので、

太陽しか扱わないちまたの12星座占いは、そこに具をひとつだけしかのっけていないことになる。

一般で言うあなたは~座、というのはいわば大きな丸いピザのうちの、太陽がのっている一切れにすぎない。







占星術の主役は太陽と月を含めた太陽系の10天体。

こいつらをあわせてメインの具は出そろうことになる。




もちろん出生図で具が乗ってないように見えるところもある。

でも具は10天体だけじゃないし、

もともと具の乏しい地帯が味気ないのか、っていうとそういうわけでもない。



裏の連携(専門的な言い方をすれば12ハウスのコネクション)で天体の響きはそこにも届くことになるし、

今お空を運行している星たちがそこにお邪魔してきて、
お茶でも飲み始めるか水泳でもしはじめるかして、
または爆竹でも鳴らしはじめたら、

出生図の星はもとの基地から連れ出されるか、
または自分から飛び込んでいくのか、
混じり合うのか喧嘩でもふっかけにいくのか、
おならとかかけにいくのか、
タラコでも投げにいくのか、

とまあ、そういうことになったりもする。




また誰かの持っている星が、
見えづらかったところを照らしたり、
しめあげたり、
温めてくれたり、
海底に沈んだ1万トンの難破船でも引きずり出してきてそこにぶん投げてくれやがるかもしれないのだ。




または

進行法という見方では、出生図の天体はもともとの位置から少しずつ移動していくことになる。

生まれたときに決まったデフォルトの定位置みたいなものは変わらないが、

天体たちの欲求は少しずつその意識の指先を未開の領域へと伸ばしていくことになる。

出生の天体位置は幹にあたるとして、そこから枝葉が伸びていくような形で、

手ごたえの希薄だった空間もちょっとずつ満たされていく

もとは素通りしがちだった路地も、

いつのまにか日々の散歩コースになっていく。

事件は伸ばされた枝先が拾う。

そこに応えるのは根っこから幹にあたる部分。

逆に枝先の拾う新しい事件が、幹や根を新しい問いにさらすということでもある。




でもそもそも、幹や根にあたる部分ですらちゃんと見えていない。

だから問いにさらされることで見えてくるのはむしろ自分の本来の力なのかもしれない。

何かが付け足されるというわけでなく、ほんとはそこにあったのに、見過ごしていただけの具がみつかる。それはものすごく酸っぱいかもしれないが。




わかっている、ということは安心だ。誰でも安心したいが、

でもいずれ、わからないことに逆襲されるかも。襲ってくるのは他人じゃないと思う。

その前にこっちから話しかけてみるというのも手かも。

いつまでも分かりきることなどないから、いつまでもずっと話しかけ続けねばならないけど





ピザを丸ごと食らってみるか

その権利はある

その意味もある

でもきっと吐き気がするぜ

胃を鍛えな


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