数の教室クリスマス会に出演 | サファリパークDuoの飼育日記

数の教室クリスマス会に出演

「数の教室」というのは知的障害児・者の算数教室で、生徒さんのお母さんたちが先生をしています。一時期、テナガザルはこの教室に通っていました。通うのをやめてからもクリスマス会には毎年出席しており、家族でリコーダー合奏を披露したり、テナガザルのトランペットと園長のジャンベで演奏したり・・・なんてことをしていました。

 2010年12月に開かれたクリスマス会には、もちろんサファリパークDuoで出演しました。小さな会場で開かれた内輪の会なので油断したか、ここでちょっとした出来事が起こります。毎回ほぼ完璧な演奏をしていたミニブタが曲の途中で進行がわからなくなってしまったのです。いわゆる「落ちる」ってやつ。

 ピアノを始めて約9カ月、ミニブタはとても熱心に練習し、少しずつ難易度を上げていったアレンジにも積極的に食らいついてきました。自分の演奏にとても自信を持っていたと思います。前回の本番から1カ月以上開いたせいもあってか、日々の練習に奢りと油断が少しずつ現れてきていることに園長は気づいていましたが、自分で気づくまでほっておこうと思っていました。

 演奏が終わって会場の皆さんが大喝采してくれる中、舞台袖に2人を迎えに行きました。ミニブタはしゃくり上げて泣いていました。よほど悔しかったようです。

 「今日のことは気にするな。でも、わかったよな?」と訊くと、ミニブタは「うん」と答えました。

 次の本番は2週間後。ミニブタは目の色を変えて練習に取りかかります。

■2010年12月12日 数の教室クリスマス会に出演
テナガザル(♀12歳1カ月、楽器歴1年7カ月)
ミニブタ(♂6歳11カ月、楽器歴0年9カ月)

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