<3rd July Sun>
ウィンブルドンテニスで昨日まさかのジョコビッチの敗退! アンディ、この棚ボタを逃しちゃ駄目よ。これこそイギリスにとって必要な気晴らしなんだから。
ウェルテル3回目のマチネに行く前に昨夜のトロヴァトーレを大急ぎで殴り書き。
-------------------------------------------
7月2日は新プロダクションのトロヴァトーレの初日でした。まずはAチームで。
私が説明するよりそのうち出てくるプロダクション写真をご覧頂くほうがいいですが、全て灰色で、時代はチャンポン(基本的には現代で女性の衣装だけクラシック)、バックの殴り描きのホラー漫画風アニメが多過ぎて邪魔くさくかった。特に衣装が美しかった前回のプロダクションの方がずっと良かったけど、これはブーイングするほど悪くはないし、アニメさえなければまあまあかも。
プロダクションチームのカーテンコール、私の周りでは冷ややかな拍手だけでしたが、一部でブーイングも起こったようです。
話は支離滅裂ですが、それは過去の椿姫風解釈ご参照(→こちら )です。
パフォーマンスは、4人の主役のうち3人は上手だったので、ROHとしては頑張ったってことで満足しなくちゃいけないのでしょうか?
一人残念だったのはレオノーラ役のリアンナおばさん。ROHではドンカルロとかでお馴染みのソプラノで、低音はきれいだけど高音が上がりきらないのが致命的で、容姿も演技も華がなくて・・。
他の3人は素晴らしかったです。特にテノール好きの私にはご贔屓のフランチェスコ・メリが、ほんのちょっと崩れたけど、力強いストレートな声で圧倒的でした。 前プロダクションはクーラ、アルバレス、アラーニャと草々たる顔ぶれでしたが、メリも衣装以外では負けてません。
ルチッチは、ビジュアル的には年食い過ぎだけど、それ以外は文句なし。でも、やっぱりルーナ伯爵は何度も聴いた軍服姿のホロ様(ディミトリ・ホロストフスキー)の方が全ての面でどんぴしゃでドラマとして成り立ってました。
アズチェーナ役のセメンチュクは始めて聴きましたが、迫力と美しさと兼ね備えたで素晴らしかったです。
ゴレゴリー・クンデが楽しみなBチームも含め、あと何回か行きます。
音楽(クラシック) ブログランキングへ