London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


1月19日の土曜日の昼に、ROHのバレエのリハーサルをトーチャンと観にいきました。


偶然なのか故意なのか、ROHはバレエのオネーギンとオペラのオネーギンを両方やるので混乱気味。


この日も隣に座った中年カップルは、「えーっ、なんだ、オペラじゃなくて、バレエなの~!ガーン」、と席についてから驚いてたけど、さりありなん。切符買う時も「間違えそうだわ~」、とドキドキしちゃいましたよ。ったく、紛らわしいったら。


で、一足早く始まったバレエに行ったわけですが、こないだのくるみ割り人形に続きグランドティアーというベストな席をまた知り合いからありがたくも譲って頂き、トーチャンの誕生日祝いもできました(15ポンドで)。


椅子

本公演だと百ポンド以上はする席でしょうが(オペラはもっと高くて、例えば5月のドンカルロだったら225ポンドよ、この席)、正面から完璧に見えるだけではなく、リハーサルには関係者が座って独特の雰囲気が漂ってて、この日も、先シーズンまで牛耳ってたモニカ・メイソン女史や、踊るだけじゃなくて責任ある役割もしてるらしい長身ハンサムなGary Avisも座ってました。


隣の人になにやらずっとウンチクたれてるらしい関係者とおぼしき男性もいて、内容まで聞えれば興味深いでしょうに、ゴニョゴニョ言ってるのが邪魔なだけだったのは残念ですが、まあリハーサルって、カメラのシャッター音がカシャカシャしてるし、落ち着かないのも楽しみのうちですもんね。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

                普段は縁のないお金持ち席とボックス席の廊下


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Eugene Onegin Thiago Soares

Tatiana Marianela Nunez

Lensky Valentino Zucchetti

Olga Meaghan Grace Hinkis

Prince Gremin Ryoichi Hirano

Conductor Dominic Grier



このバレエ、たしかアダム・クーパーのオネーギン役で観た筈なのですが、おそらく10年以上も前なので何も覚えてなくて、他のダンサーと比べることはできませんが、ティアゴ・ソアレスとマリアネラ・ニュネス夫婦コンビは素晴らしかったです。

バレエに詳しい友人によると、ティアゴのお得意役だそうで、なるほど、今まで彼を他のバレエで上手だともかっこ良いとも思ったことはなかったけど、今日は色男オネーギンらしい色気もあり、スピンもシャープで見直してしまいました。


一方、奥様のマリアネラは、最近とみに評価が上がり、ロッホが抜けた後の看板娘になりつつあるようですが、これがタチアナのロールデビュー。

夫婦の息もぴったり合い、ドラマチックに盛り上がりました。カーテンコールで、特にマリアネラがとても嬉しそうだったのもうなづけます。


この席の欠点は、係員がすぐ近くに立っているので写真が撮り難いことで、いつも座る貧乏人席だと誰もお世話してくれなくて自分で勝手でしろって感じなのとは大違い。でも、係員がこっち見てない隙を狙って、ちょっとだけ撮れました。遠いのでぼけてますが、貴重な正面写真です。



がま口財布割引オファーキラキラ


出演ダンサーによって切符の売れ行きが極端に違うらしく、あちこちで不人気チームの日がダンピングされてますが、メトロ新聞のオファーをご紹介しますと、


1月31日と2月5日はオーケストラストールが60ポンド、アンフィは38ポンド。ROHのサイトで、codeにmetrooneginと入れると割引オファーが受けられます。


フェデリコ・ボネリとローラ・モレラのコンビですが、技術はたしかでもずんぐりむっくりで魅力のないモレラが足引っ張ってるんでしょう。フェデリコはハンサムで上手なので実は男性プリンシパルの中では一番お気に入りなんですが、残念&可哀相。早く、奥様の小林ひかるさんがタチアナを踊れるようになって共演できればいいのにね。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


30日にもう一度、今度はいつもの舞台横の席から観ます。人気のアリーナ・コジョカルですが、オネーギン役は誰になるのかしら? 怪我のコボルグが復活するか、長身で美貌の代役が続投するか?



人気ブログランキングへ