<10月7日(金)>

毎晩出掛けた怒涛の一週間が無事終了。順不同で徐々にアップしていきますが、まずは今夜行ったコンサートを片付けましょう。

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オペラ三昧イン・ロンドン


バービカンのGreat Performersシリーズ、今回一気に値上がりしたのが辛いですが、第一弾のオルガ・ボロディナのリサイタルに10月7日に行ってきました。


オペラではかなり何度も聴いてますが(直近ではアドリアーナ・ルクヴルール→こちら (追記=これは記憶違いで、アイーダが直近でした→こちら )、リサイタルは初めてで、ロンドンでは稀なイベントだったのですが、知名度実力共充分な世界的メゾソプラノなのに満員じゃなかったのは、馴染みの薄いロシア歌曲という選曲のせいでしょう。

しかし、たしかに知ってる曲は一つもなかったけど、ロシアン・ナイトと銘打っておきながら後半は歌謡ショーにしてしまったいつぞやのホロ(→こちら )と比べると、一貫した筋の通ったプログラムは立派だし、ロシア語はまるっきりわからないながらも、歌詞を見ながら「ふーん、プーシキンってこんな感じなのか」、と稀な経験もできました。
オペラ三昧イン・ロンドン
Rimsky-Korsakov
Of What I Dream in the Quiet Night
Rimsky-Korsakov Not the Wind, Blowing from the Heights
Rimsky-Korsakov The Clouds Begin to Scatter
Rimsky-Korsakov The Lark Sings Louder
Cui Desire
Cui The Fountain Statue at Tsarskoye Selo
Cui I Touched the Bloom Lightly
Mussorgsky Night
Borodin The Sea Princess
Balakirev The Bright Moon
Balakirev Spanish Song from Three Forgotten Songs
Balakirev I Loved Him
Shostakovich Spanish Songs
Sviridov The Crimson Forest Sheds its Attire
Sviridov A Winter's Road
Sviridov Drawing Near To Izhory
Sviridov Russia Cast Adrift

Olga Borodina
mezzo-soprano
Dmitri Yefimov piano


男女とも私は低い声にあまり魅力を感じないのですが、ボロディナの声には惹かれる私。ダークでリッチな深紅のベルベットのような深い声を、最前列ど真ん中でドスのきいた強烈パンチを食らったように浴び続けたのは快感でニコニコ、立派な声量と流し目もきまったベテランらしい余裕ある表現力はさすがと感激しましたクラッカー 


オペラ三昧イン・ロンドン     オペラ三昧イン・ロンドン


・・・・しかし、ビジュアル的にはちょっと・・・ブタ


スター歌手らしく髪も素敵にカールし、ちゃんと綺麗にマニキュアもして、しっかりお洒落してるのに、なにもこんな欠点を強調するようなドレスを着なくても・・・


思い切り太目のボロディナを見て、我が身を振り返った女性客は多かったのではないかしら? ここ暫く仕事が忙しくてジムにも行けなくてちょっとヤバイことになってる私も、明日から間食と夜食は避けよう、無理してでもジムに行こう、と固く誓いましたもん(と言ってる端から夜中にお煎餅食べるなって!ガーン)。


オペラ三昧イン・ロンドン
         オペラ三昧イン・ロンドン

   オペラ三昧イン・ロンドン


思い起こせば、15年くらい前にニューヨーク・メトのアイーダでボロディナを初めて観たんですが、ほっそりと美しかったですよ。アイーダが当時は百貫デブだったデボラ・ヴォイトだったので、まだ小さかったムスメが「ねえ、どうして綺麗な王女様よりデブの奴隷が良いわけはてなマーク」、と混乱してましたわ。



汗嗚呼、それが今やヴォイトよりボロディナの方が太ってますもんね。折角の美人が台無しで、本当に残念。これじゃあ、うんと年下でハンサムなご亭主に浮気されちゃうかもよ、デミ・ムーアみたいに。



努力するのが嫌なら、せめて体型を上手く隠すドレスのデザインにしましょうよね。客にはドテ腹隠さなきゃ。



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