今週は、オペラ、バレエ、コンサートと3回もお出掛けしたのに、一度も着物を着られませんでした。


グー月曜日はロイヤルオペラハウスの「ラ・ボエーム」に。

聞き飽きたオペラだけど、愛する丸セロ・豚バレスが早く聴きたくて初日に。又ちゃんと良い席で来週行くので、今日は一人で立見席でこっそりといわば下見。


そしたらね、和服の女性がいらしたんですよ。品の良い薄い肌色の江戸小紋に、黒地に赤の大きな花柄の半幅帯をきれいに2重のリボンのように結んでらして、嗚呼やっぱり着物っていいわあ、と見惚れましたわ。でも、他の方が着てるのを遠くから見て気がついたのですが、赤が基調の客席では赤系の着物はぱっとしませんね。あそこでは水色とか黄緑色が一番映えそうです。


それにしても、その方、あの帯結びで椅子にもたれるかかったら折角の可愛い形がつぶれてしまうでしょうに。私の立見席から彼女が見えたので、気になって何度もチェックしたところ、やっぱり浅く腰掛けてました。しんどいでしょうにね。なんて言ったら、「立ってるアナタに同情されたくないわね~。アナタの方がよっぽど疲れるでしょ。靴まで脱いじゃって」と怒られそうですね。

ハイ、今日は私の負けです。着物かどうかということ以外に、あちらは170ポンドの席にご主人のエスコート付き、こちらは7ポンドの立見席で一人淋しく・・・なるべく楽なようにと靴脱いで。惨め・・・しょぼん


la boheme  記事は別に書くけど、とりあえず写真だけ貼っとこ(拡大します)




チョキ木曜日は、サドラーズ・ウェルズ劇場にバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の「ロミオとジュリエット」と観に。

今日は誰にも負けませんよ。奮発して一番高い席を買ったざあますからね。だから着物で行こうと思って、前夜かなり時間を掛けてコーディネートを考えて着付けの練習もしたざんす(他人さまから頂いた随分ふくよかサイズの着物なので、着るのがとても難しいの)。


だけど、会社のミーティングが長引いて着替えの時間がギリギリだ。何も食べずに着替えればなんとかなっただろうけど、美味しい食べ物が用意されてたし、それにうっかりして携帯電話を忘れたので「トーチャ~ン、駅まで車で迎えに来て~」という連絡がしにくくて、どちらかがどこかで無駄に待たなくちゃいけない・・・・それに駅から家まで歩くとわかっていれば足の痛くならない草履(見かけは悪い)を用意したけど、今日ので歩くのは辛い・・・でも重いのに折角会社まで運んじゃないの・・・等々、食べながら迷ってたら結局時間切れ・・・


やっぱり駄目ね、誰かと二人で着物で行こうねっていうコミットメントがないとつい面倒臭くなってしまって。今日も一緒に行く人も着物だったら、食べるの諦めてでも、歩いて足が痛くなってでも絶対着物で行ってた筈なのに。


R&J 2  云わば記事の予告編


 


パー金曜日はバービカンのコジェナのコンサート。

一応2枚買ってあった切符の一枚を買ってくれる人が見つからなかったので、結局一人で。私がたとえシャイじゃなくても(シャイなんですよ、実は)、一人のときに着物は嫌ですよね。(ご心配なく、余った切符は6ケ月間有効のバウチャーに変えてくれてくれるのでお金の無駄にはなりません)


コジェナ  こんな美人は唾(つば)は飛ばしません




来週はバービカンでシーズン一番の華やかなリサイタル(ヴィリャゾン&ネトレプコ)があり、これは絶対着物で行きます!


さて、週末は家でのんびりして、この3つのイベントの感想でも書くことにしましょう。夏時間が終わって普通に戻るので1時間長い週末だしね。



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