<29th Sept Sun>

週末にネットであまちゃんの中盤を30話まとめて観ました。他にやることたくさんあって、そんなことしてる場合じゃないんだけど、抵抗できなくて・・・。でも、ギャーッ!、夕食の支度してるうちにとうとう消されてしまったかもしれなくて、急に動画が出てこなくなっちゃったよ~あせる 

仕方ないから、ブログでも書いてよっと。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


9月20日の夜、リヒャルト・シュトラウスのオペラElektraのリハーサルを観に行きました。


このプロダクションは2008年11月以来5年ぶりなんですが、特に好きでもないオペラだし、エレクトラ役のChristine Goerke は3月のベルリンのローエングリンで聴くに耐えなかった肥満ソプラノなので今回はパスするつもりで切符を買っておかなかったところ、キャストをよく見たらピアチェンカを初めて聴けるチャンスだったのにと後悔してたらむっ、急遽リハーサル公演を追加してくれて、運よく良い席が買えましたニコニコ

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結論を先に言うと、見逃さなくて本当に良かったと思える程素晴らしくて、初日パフォーマンスはイヴニング・スタンダートとメトロの新聞評で両方とも5ツ星という快挙クラッカー


オペラと題材についての説明は5年前の記事をご覧下さいですが(→こちら )、あの頃は今より時間に余裕があったのか丁寧に書いてて、悲劇も喜劇に誤解されそうな椿姫的解釈ではありますが、以下一部繰り返します。


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えっエレクトラって誰?


エレクトラは古代ギリシャはミケーネの王女様ですが、「電気」の語源にもなっているくらいですから、物静かでおしとやかなお姫様ではありません。


父親はアガメムノン。有名なトロイ戦争のギリシャ側の総大将で、トロイ戦争は絶世の美女ヘレンがトロイに連れ去られたのを奪回するために起こったのですが、アガメムノンの妻クリテムネストラ(以下クリ妻)はそのヘレンの双子の姉妹で、このオペラにも登場します。

ギリシャ神話にはオリンポスの神々の気まぐれに翻弄されてどえらい目に合う人々がたくさん出てきますが、中でもこのアガメムノン一家は不幸が集中する可哀相度ナンバー1のファミリーです。


アガメムノンは女神ダイアナの怒りを買ったためにトロイ戦争で逆風で船出できなくなり、娘イフィジェニーを生贄にして無事出征し、トロイ戦争で勝利を収めるのですが、帰郷すると、娘を生贄にされて怒ったクリ妻とその愛人エギスト(アガメムノンに身内を殺されて恨んでる)に殺されてしまいます。


このオペラは、エレクトラが弟オレステを逃がし、自分は犬同様に扱われながらもミケーネの王宮に留まって、弟の成長を待って父アガメムノンの仇討ちの機会を狙っているところから始まります。憎しみの充電は十分で、今にもショートしそう。


そうだ、ご存知でしょうか、心理学で息子が母親に愛情を抱いて父親を憎むのをオイディプス・コンプレックスと呼ぶのは有名ですが、その女の子版のエレクトラ・コンプレックスというのもあるんですって。父親を愛する娘が母親を憎むんだそうです。


メモあらすじ


下女たち 「エレクトラ姫様の異常さにも困ったものよね。することと言ったら亡き国王の死を悲しんで泣き叫びながら復讐を誓うだけ。私、もうこのお城からおいとまもらいたいわ」


妹のクリソテミス(以下クリ妹。母親と名前が似過ぎ)

「エレクトラ姉ちゃん、私は復讐なんかどうでもいいから、普通に結婚して子供が産みたいじゃんね」


エレクトラ 「たわけたことを申すではない! 父上の仇討ちをしなくてはならぬのじゃ」

クリ母 「最近妙な夢ばっかり見るのよ、私。エレクトラや、お祓いしておくれ」

エレクトラ 「母上、悪夢から解放されるには犠牲が必要でござりまする」


クリ母 「犠牲とな。してそれは?」


エレクトラ 「母上ご自身でござるよ。そしてそれを実行するのは弟のオレステ、という預言じゃ」


クリ母 「ひえ~~っ! え、なにニュースが?オレステが死んだとな。よかった、これでわらわも安泰じゃ、ホホ」


エレクトラ 「無念じゃ。クリ妹、では我ら二人で実行ぞ」


クリ妹 「あたしは嫌だから、トンズラするずら」


旅人 「エレクトラ姉ちゃん、実は俺はオレステなんだべ。死んだというのは嘘じゃったけん、待たせて済まなんだな。うん、何をすべきかはわかっとる。 オカン、死ね~っ! あ、共犯者エギストも来たから殺っちまえ~!」


叫びというわけで、ミケーネ王宮の庭(なぜか事務机があるけど)は修羅場に。そして、血の海の中で、復讐を果たしたしエレクトラは激しく踊り狂い放電し、恍惚の中で倒れる。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Director Charles Edwards

Set designs Charles Edwards
Costume designs Brigitte Reiffenstuel
Lighting design Charles Edwards
Movement Director Leah Hausman

Conductor Andris Nelsons
Elektra Christine Goerke
Chrysothemis Adrianne Pieczonka
Klytemnestra Michaela Schuster
Orest Iain Paterson
Aegisth John Daszak
First Maid Anna Burford
Second Maid Catherine Carby
Third Maid Elizabeth Sikora
Fourth Maid Elizabeth Woollett
Fifth Maid Jennifer Check
Overseer Elaine McKrill
Young Servant Doug Jones
Orest’s Companion John Cunningham
Old Servant Jeremy White
Confidante Louise Armit
Trainbearer Marianne Cotterill

音譜パフォーマンス



嬉しい予想外れだったのがエレクトラ役のChristine Goerke で、ベルリンのローエングリンではたらーんと寝ぼけたような情けない声で死ぬほどつまらなかったのに(→こちら )、あれはやる気がなかったのか体調悪かったのか、なんなのこれ、今回は全くの別人じゃないの叫び

なめらかな美声なのに凄い迫力で、目の据わった演技も復讐に燃える電気姫そのもので、前回のスーザン・ブロック不快なひしゃがれ声とは比較できないくらい魅力あるエレクトラでした。役の向き不向きもあるのでしょうが、一度聴いただけで見捨ててはいけないってことをあらためて肝に銘じたことでした。


妹役のピアチェンカは初めて生で聴くのですが、激しいエレクトラと対照的な優しい声で、でも一歩も引けをとらず、これまた立派な歌唱でした。



母親役のシュスターは、何度も聴いてるのですが、声量と迫力はいつも通りの上、今回はサイレント映画の女優のような、というか映画101匹ワンちゃん大行進のグレン・クローズみたいな大袈裟な演技がどんぴしゃで、あらためて凄い人だなと感心。


以上、3人の女性が揃って素晴らしくて、休憩なしで2時間近く、実はちょっとウトウトりしちゃったけど(仕事が忙しい週の金曜日の夜だったらヘトヘトでさ)、緊張のうちに時間があっと言う間に過ぎました。


男性二人も悪くなかったですが、女性たちの迫力に比べるとちょっと印象が弱い感じ。


指揮者はラトヴィア人のアンドリス・ネルソン。今はバーミンガムのオケにいるけど、弱冠34歳で来年からボストン・シンフォニーに引き抜かれたくらいだから、きっと実力があるに違いない。このオペラはオケが最重要なんだから。


ドンッ私はパーカッションのすぐ隣の席だったので、ドラが鳴ったりすると、びっくりして飛び上がってしまったわ。近くがいいと言ってもこれでは耳がどうかなりそうだから、次回は左側から観る席にしよう。先回も右側から聴いて大変だったと自分でブログにちゃんと書いたのに、今回のリハーサル発売は急だったので確認する余裕がなくて、又同じ間違いを犯してしまったのが残念。


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<28th Sept Sat>

あまちゃんが終わってしまいましたね。最終回が間髪を入れずにネットにアップされてたので、NHKに消されないうちにと、早速昨夜観ました。8月に日本で見初めたので人間関係とかよくわからなかったけど、最近やっとほとんど全部観られるかもしれないサイトを見つけ、観られるうちにとせっせと漁ってます。順番通りではないけど、結末を知りながら、「ああ、あれにはこういう事情があったのね」と今更ながらに納得するのも面白いかもしれないし、日本の皆さんは今は虚脱状態でしょうけど、やっと半分くらい観終わった私はこれから暫く楽しめます。イギリスのTVも秋の新シーズンが始まって時間を食ってしまうのですが、その合間にブログも手抜きであってもコンスタントに続けるつもり。今夜はフォルテピアノのコンサートに行くのですが、その前にこないだ着物で出掛けたコンサートのことを済ませましょう。

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

9月23日(月)に歴史的なミドル・テンプル・ホールに着物で行ったことは→こちら でご覧下さいですが、


有名人はほとんど出ないのでたまにしか行かないテンプルミュージック・シリーズですが(→こちら )、今回はドイツ人ソプラノのアネッテ・ダッシュで、ピアノ伴奏は歌部門を取り仕切るジュリアス・ドレイク。

  
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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Annette Dasch soprano

Julius Drake piano


Robert Schumann (1810- 1856)

12 Lieder op 35 nach Gedichten von Justinus Kerner (1786- 1862)

Lust der Sturmnacht

Stirb, Lieb und Freud

Wanderlied

Erstes Grün

Sehnsucht nach der Waldgegend

Auf das Trinkglas eines verstorbenen Freundes

Wanderung

Stille Liebe

Frage

Stille Tränen

Wer machte dich so krank?

Alte Laute


Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)

Heinrich Heine (1797- 1856)

Auf Flügeln des Gesanges op 34 Nr 2

Gruß op 19 Nr 5

Morgengruß op 47 Nr 2

Reiselied op 34 Nr 6

Allnächtlich im Traume op 86 Nr 4

Neue Liebe op 19 Nr 4


Richard Wagner (1813- 1883)

Mathilde Wesendonck (1828-1902)

Der Engel

Stehe still

Im Treibhaus

Schmerzen

Träume


知ってるのはメンデルスゾーンの「歌の翼に」だけでしたが、張りのある美声を、渋めのシューマン、軽やかなメンデルスゾーン、オペラ的なワーグナー、とそれぞれちょっとづつ違う味わいで楽しめました。特に、愛人であったらしいマティルデ・ヴェーゼンドンクの詩に作曲した珍しいワーグナーの歌曲が貴重でした。


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 ブーケ1えっ、私に花束下さるの? 嬉しいわ~。 ウィグモア・ホールでは頂けませんでしたもんね。


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彼女は紺色が好きなんでしょう、こないだのウィグモア・ホール(→こちら )に続いて又紺色のドレスですが、美人はなに着ても素敵だし、最前列から見上げて撮ったので随分太目に写ってしまったウィグモアホールと違い、今日は程よく離れた距離だったので、本来の美貌がおわかりでしょうキラキラ

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このシリーズ自体が知る人ぞ知るマイナーな存在だし、アネッテの知名度もロンドンではさほど高くないので売れ切れではありませんでしたが、そこそこは埋まってました。でも、余った切符は無料で配ったのかもしれなくて、私たちも「もっと良い席の切符あげるけど、どう?」、と受付でオファーされました(安くても舞台を正面から見える安い硬いベンチ席に座りましたけど)。彼女が歌いながら真っ直ぐこちらを見てるような気もしてドキドキしちゃいました。

バイロイトで主役をやる実力と舞台映えのする大柄な美貌を兼ね備え(ローエングリンではクラウス・フロリアン・フォークうっとりするような美男美女カップルよ)、しかもこんな麗しい16世紀のホールなのに、知らなくて逃す人がいるのは勿体ないったらありゃしませんよね。

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インターバルには素晴らしいお部屋で無料のワインも頂けるこのシリーズに又行けるのはいつかしら?

ドレイクさん、あちこちでピアノ伴奏してあげてる有名歌手をここに無理矢理にでももっと引っ張ってきて下さいね。



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<25th Sept Wed>

いっそあの時すっぱり退職してればよかったかしらと思うこともある今日この頃、元気に働けるのはありがたいと思わなければいけないんでしょうか・・ショック!・。 でも、忙しくても着物を着るには良い季節ですから今月は頑張ってて、一昨日は9月で5回目の着物お出掛けでした。

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9月23日の月曜日、ドイツ人ソプラノ、アネッテ・ダッシュのリサイタルに行きました。


テンプルにあるミドル・テンプル・ホールは私が大好きなかつての晩餐会ホールで、エリザベス一世も時々いらしたとのこと。16世紀建造のホールと周辺については、一年前の記事をご覧下さい(→こちら )。


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キラキラ美しいでしょう? 特に天井が素晴らしいでしょう? 映画Shakespeare in Love(恋におちたシェイクスピア)のロケにも使われたそうです。


私の席は、上の写真の壁際のベンチなので、お尻が痛いのがナンですが、15ポンドだから文句は言えないです(一番高いふかふかそうな立派な椅子席は45ポンド)。


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何度かコンサートに来てますが、一度着物で来たかったのよね~。


でも、大ホールは暗過ぎて、写真がうまく撮れないわ。

それなら、インターバルでドリンクする所に行ってみましょう。素敵なお部屋がいくつかあるの。


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ワインあ、すでにワイングラスが用意されてる。


なんとこれ、無料なんですよ。普段は法曹界の集会所だそうで、料金をチャージしてドリンクを提供する設備がないからなんでしょうけど、一番安い席は5ポンドだから、それでワイン飲み放題ってお得でしょ。コンサートは大したことなくても、素晴らしいホールの見学とワイン飲めるだけでもお勧めです((この日のコンサートは素晴らしかったのですが、それは又あらためて)。


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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
主に二つの部屋でインターバルにドリンク頂くのですが、そこそこ明るし、コンサート開始前は誰もいなくて静かだから、写真撮っちゃおう。ここに着物で立ってみたかったわけですから、しつこく私の着物姿が出てくるのをお許しください。


廊下にも由緒ありげなパネルがびっしり壁に掛けられています。目的はわかりませんが、古いものから新品まで色々。


歴史を感じさせる重厚なホールに相応しい古典的な着物にしようと選んだのはこの白地の小紋。


赤い線の花がびっしり邪魔しててわからないでしょうけど、よーく見ると、お屋敷と御所車も描かれているんですよ。


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少しくすんだ赤い地色に控え目な金が施されたアンティークの名古屋帯の鏡裏文柄も宮廷風で、このホールにぴったりと思うのですが、いかがでしょうか?


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<24th Sept Tud>

晴れ朝の霧が晴れたら、日向ぼっこでもしたいようなうららかな日差しに。でも、悲しいかな、仕事が忙しい時期なのでオフィスに遅くまで居残りの私。パートタイム勤務になってゆったりできる筈だったのに、なかなか思い通りにはいきないものだむっ

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9月16日の月曜日、5連ちゃんの真ん中の日は、セルソ・アルベロのリサイタル。


セルソ君は、2年前のROHの夢遊病の女(→こちら )で大ファンになったスペイン人の若いテノールですから、気合を入れて最前列の席を確保しましたDASH!


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Celso Albelo tenor

Juan Francisco Parra piano

Turina : Poema en forma de canciones
Guastavino : Pampamapa/Ya me voy a retirar/ El sampedrino
Ginastera: Canción al arbol del olvido
Brandt :Besos en mis sueños

interval
Penella: Detén tu lado paso from Don Gil de Alcalá
Vives : Por el humo se sabe donde está el fuego from Doña Francisquita
Lecuona: Danza de los Ñáñigos
Donizetti : Una furtiva lagrima from L’elisir d’amore/Tombe degli avi miei… Fra poco … Lucia di Lammermoor/Spirto gentil La favorita
Verdi : La donna è mobile Rigoletto

アンコールはチレアのLamento di Federico (La Arlesiana)と、ドニゼッティの連帯の娘      

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最近はウィグモア・ホールに拠点を移した、ローゼンブラット・リサイタル・シリーズですが、弁護士さんのお道楽のおかげで、ウィグモア自身のシリーズより値段が安いのもありがたいし、それよりも、これはローゼンブラット氏の意向に違いないのですが、プログラムが前半は各歌手の出身地ソング、後半はオペラのアリアという構成になっていることが多く、がらっと雰囲気が変わるのが嬉しいです。

特に今回その違いを大いに楽しめたのは、セルソ君が歌い方まで全く変えてくれたからで、前半のスペインの歌の時は実に軽やかでソフトで明るくて、うっとりするような美声キラキラ。 曲の感じもナポリ民謡か太陽の香りのするようなカンツォーネ風なのが多かったので、「夏の半野外レストランでギター伴奏に合わせて上手な地元青年が甘い歌をすぐ隣で歌ってくれてる」ような感覚に陥り、うっとりラブラブ


後半はお馴染みのオペラアリアで、こんなすぐ目の前で歌われたひにゃ耳がおかしくなりそうな声量でビンビン。小さなウィグモア・ホールには迫力あり過ぎですが、ご存知の通りまじかで感じるのが大好きな私ですがら、「きゃー! 鼓膜破れちゃうかも~耳えっ」、と嬉しくてたまりません。

アンコールはチレアの  と連帯の娘のメザミアリア。残念ながらハイCが完璧に突き抜けなくて、フローレスのようにはいきませんでしたが、そりゃフローレス王子のように歌える人はいないから仕方ないでしょ。


ハンサムでもないし特に声に個性がないので大スターにはなれないかもしれないけど、これだけ上手であれば当然すでに売れっ子のセルソ君。忙しいのに、こんな小さなホールにまで来てくれてありがとう。又ロンドンに来てね。
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映画

最近のローゼンブラットのシリーズは暫くしてからテレビ放映されるのですが(全部かどうかはわかりませんが)、それに先駆け、このリサイタルの様子が一部がすでに公式にYoutubeにアップされてます(→こちら )。(この中で、画面の右下によく出てくる黒い頭は私で~すチョキ


ウィグモア・ホールの嬉しい伝統ですから、終了後に舞台裏のグリーンルームにPrimroseさんと一緒に真っ先に駆けつけました。


ちょいと太目でミニ丸ちゃん(マルセロ・アルバレス)という感じの素朴な好青年です。

さて、ローゼンブラットのリサイタルで次に行くのは、なんとレオ・ヌッチ(12月12日、カドガン・ホール)。
ローゼンブラットさん、なかなかやるじゃんクラッカー  この調子でこれからも出血サービスで凄い歌手引っ張ってきて下さいね。



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<22nd Sept Sun>

久し振りにゆっくりできた週末、家から一歩も出ずにパソコンにかじりつく私のすぐ横で、ゲーム「どうぶつの森」を飽きずにずっとやってるトーチャン。気が散るから他の部屋でやってくれればいいのに。

ネットで「あまちゃん」の無料動画を観るのは最近どんどん難しくなってるらしくてすぐ消されちゃうので、先週分は観られてないのだけど、最初の頃のをまとめて観られるサイトを見つけ、これも削除される前に観なきゃと焦って、土曜日は30話くらい一気に観ました。NHKが取り締まっているのだろうけど、それなら海外でも有料オンデマンドを観られるようにして下さいよね。ありがたいことに民送はゆるいようで、半沢直樹の最終回は観られました。でも、日本のテレビ番組を観るのはこれでもう止めて(トーチャンと一緒に観られないもんね)、溜まったオペラやコンサート記事を片付けましょう(ブログだってトーチャンは読めないけど、いいのか?・・いいのだ)。

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9月15日の日曜日のLSOのシーズン幕開けコンサートはコンサート形式のリゴレットでしたが、オケも歌手も素晴らしくて、大いに盛り上がりましたクラッカー


リゴレットってどんなお話なのかな~?と首をかしげる方は過去の記事をご覧下さいですが(→こちら )、


要するに、


せむし男のリゴレットは公爵家の道化役。自分が仕える好色の公爵に娘ジルダをてごめにされ、復讐に殺し屋を雇って公爵暗殺を計るが、公爵を愛するジルダはその陰謀を立ち聞きし、自ら身代りになって殺されるという悲劇。ヴィクトル・ユーゴー原作ですから、オペラによくある荒唐無稽のバカバカしいお話ではないし、音楽もヴェルディの中では一番の傑作だと思うし、オペラを初めて聴く方にもお勧めです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
Verdi
Rigoletto

Gianandrea Noseda conductor

Dimitri Platanias Rigoletto
Desirée Rancatore Gilda
Saimir Pirgu
Duke of Mantua
Gábor Bretz
Sparafucile
Julien Dran Matteo Borsa
Jean-Luc Ballestra Marullo
Josè Maria Lo Monaco Maddalena
Madeleine Shaw Giovanna
Matthew Hargreaves Count Ceprano / Usher
Susana Gaspar Countess Ceprano / Page
Wojtek Smilek
Count Monterone


London Symphony Chorus
London Symphony Orchestra



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

私の席は、いつもの通り最前列のほぼど真ん中。指揮者のすぐ後ろで、言わばオーケストラの一部みたいなものですから、その臨場感たるや、近くで接するのが好きな私にとってはこれ以上の位置はありますまいチョキ


汗がポトポト滴り落ちる指揮者ノセダの男性的できびきびとした身動きを見上げながら、体中で感じる、というよりも包まれてるような大迫力で、今回は特にリゴレットのオケ音楽を、並みのオペラ専属オケよりは上手なLSOで堪能して、久し振りの感覚に何度も体が震えましたアップ


いくらオケが素晴らしくても、歌手が下手であれば台無しですが、これも文句なしで、コンサート形式だけど全員暗譜で演技もしながらだったので、細かい表情までしっかり見える私はフルステージのオペラよりも物語として楽しめました。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
   
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


にゃー一番楽しみにしてたのはジルダ役のデジレ・ランカトーレ


日本ではよく歌うくせに、ロンドンにはちっとも来てくれなくて、たしかちょっと前に急な代役でROHに一回だけ出たのですが(リゴレットかな?)、切符を持ってない日だったので聴き逃し、ROHでホフマン物語のオランピアでマルセロ・アルバレスと共演して以来ですから、生で聴くのはなんと13年ぶり


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

体も声も一回り太くなったランカトーレ嬢は、いまや華やかなスター歌手ですから、歌にも演技にもオーラが出てました。ジルダ役にははかなげでピュアなシウリーナの声の方が私の好みですが、やっと旬のランカトーレをまじかに聴けて大満足ニコニコ


ワンピースインターバルでドレスも着替えてくれて、前半はストラップレスの銀ラメ(カーテンコールがなかったので写真はなし)、後半はこの黒いドレス。どちらも素敵なドレスだし、物語の進行とジルダの心境に合わせるために変えてくれたのは感謝しますが、写真ではわからないけど特にこの黒いスリムなドレスは彼女の体型に適しているとは思えず、ちょっと残念。お腹の肉がもろにわかってしまうこんなデザインや素材ではなくて、上手にカバーすれば、金髪巻髪の美人度が更にアップするんじゃないかなあ。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

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しっぽフリフリ
女たらしの公爵は、3年半前のROHのトラヴィアータ(→こちら )で大ファンになったサイミール・ピルグ


椿姫とリゴレットでの役柄の違いを考慮に入れても、あれ以来躍進目覚しいピルグ君はスターらしい華が備わって歌も演技も余裕で、オペラきっての色悪男をチャーミングに演じてくれて、目が離せませんでした。3年前より随分垢抜けて男前になったことラブラブ!


この翌日に聴いたセルソ・アルベロ君と共に30そこそこのテノールのトップを走ってるピルグ君、今度はいつROHに来てくれるのかなあ、と私の首はすでに長くなりはじめてるので、早く来てね。あちこちで売れっ子だから無理かしら。


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クマリゴレット役のディミトリ・プラタニアスは、グリゴーロ目当てで何度も観た1年半前のROHのリゴレット(→こちら )で嫌というほど聴いたので新鮮味はないし、ROHの時同様、演技が下手なので、 なるべく見ずに歌だけに集中してたのですが、輪郭のはっきりしないバリトン声は好みではないとは言え、立派な歌唱で、はじめて彼のリゴレットを聴く人は感動したに違いないです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

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脇役さんたちもほどほどに上手で(特に殺し屋スパラフチーレ役が良かった)、迫力あるオケ演奏とルックス面も含め理想的な三つ巴の主役トリオで、舞台セットはなくてもリゴレットの素晴らしさが今更ながらよくわかった印象的なパフォーマンスでした。良い作品は何度聴いても飽きませんね。



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