<30th May Thus>

今週末はストックホルムでマラソン大会があるそうなんですが、なんと最高気温は8度の予報。その一週間後に私たちが行くときはもうちょっと暖かくなってくれないと辛いんですけど・・・

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3月10日の東北震災1周年イヴにロンドンの教会で和太鼓奏者の廣田丈自(ヒロタジョージ)さん他の出演によるチャリティ・コンサートが盛会だったことは以前書きましたが(→こちら )、その時に廣田さんが予告なさった東京と東北3県でのコンサートについてご案内させて下さい。


詳細はポスターをクリックで拡大してご覧下さいなのですが、皮切りとなる東京でのコンサートの概要は以下です。


  日時: 6月5日(火)  昼の部13時 & 夜の部19時

  場所: 東京FMホール(千代田区麹町)

  チケット: 8,000円 (自由席)

  出演: 廣田丈自/ロンドン・メトロポリタン・オーケストラの十数名他


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


今回はテノール歌手の方も出演なさるということで、私がいたく感激した廣田さんの東北民謡を聴かせて頂けるのかどうかわかりませんが、ロンドンでも披露された東北の方々による珍しい二頭の虎舞(獅子舞よりも動きがダイナミックでシャープでとても素敵でしたよ)はプログラムに入ってます。


ロンドンでも本当に沢山の方が日本のために義援金を募って下さったことに私たちは感動したのですが、今回十数名のロンドンをベースとするオーケストラの方が更にチャリティのために遠い日本までいらして下さるわけですから、イギリス人の優しさに御礼の気持ちを表わすためにも、是非このコンサートにお出かけ下さいませ。


プロデューサーはユーミンの義兄の松任谷さんだそうですし、廣田さん率いる和太鼓グループのパフォーマンス等、西洋文化と融合した日本文化の興味深い逆輸入であり、このユニークなイベントで楽しみながら世界は一つということを実感して下さい。
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 2枚の写真はセント・ジョンズウッド教会でのカーテンコールです


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<29th May Tue>

そろそろバカ陽気も終わると言われてますが、今日はまだなんとか保ちました。明日もまだ夏服が着られるかしらん?

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バレエにまで何度も行きだしたひにゃ、ROHにほとんど毎日行かなくちゃならなくなるので、ぐっと我慢してるわけですが、でも、折角高いお金出してサポートフレンズになってるんだから、バレエ予約にも利用しなくちゃ勿体ないと思ってしまうセコイ私。


それなら、一応有名なバレエくらいはカバーしておこうと、5月21日と26日の2回、シルフィードを含む二本立てに行きました。


しかし、写真は動画は撮ったものの、さてレポートを書こうとすると、バレエには疎い私のこと、困ってしまうばかりで、また書かず終いになってしまうのかな、と思っていたら、強力な助っ人が走る人


以前も代わりに記事を書いて下さったバレエに詳しい会社の同僚が2回とも同じ日にご覧になったので、今回も図々しくお願いしたら、私とは格段に違う知識とバレエに対する愛情に満ちたレポートを素晴らしい文章でさっと作ってくれました。感謝しつつ、以下、そっくりそのまま使わせて頂いたいちゃいましょう。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

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メモ メモ メモ メモ メモ メモ

シーズンもいよいよ終盤に差し掛かったロイヤルバレエ団は、ジョージ・バランシンの小品Ballo Della
Reginaと三大バレエブラン(白いバレエ)のひとつであるブルノンビルのLa Sylphideを上演しました。(白いバレエのあと二つは白鳥の湖とジゼル)
シーズンも後半である為、例年のごとくプリンシパルの故障者が続出。加えてバレエ団は、今シーズン前半に突然退団したセルゲイ・ポルーニンの穴埋めもしなければならず、プリンシパルキャストは幕開け寸前まですったもんだしましたが、私たちが見に行った初日と週末のマチネ公演は、とりあえずお目当てのアリーナ・コジョカル(初日)とタマラ・ロホ(マチネ)は無事に登板でほっとしました。

Ballo Della Reginaはわずか18分の小品です。
水の中をイメージした振付は、バランシンの作品の中でも最も難しいと言われており、特に女性リードはかなり高度なテクニックを持ち合わせていないとこの役は踊れません。それになにしろスピードが速い!!よくシャンパンに例えられます。弾けるように軽やかに踊る、と。
初日(ファーストキャスト)は女性リードをマリアネラ・ニュヌス、男性リードをネマイヤ・キッシュが踊りました。

マリアネラは、もう全てが素晴らしい!!!この一言に尽きます。
ステップの正確性、18分間最後まで落ちないスピード、踊りこんでいくうちにこれらはむしろどんどんパワーアップするくらい!!!
ポワントでジャンプしてポワントで着地なんていう凄いことも可愛い笑顔で難なくこなしてしまって本当に凄い!!!

反面、相手のネマイヤ・キッシュはというと・・・・・うーん、なんなんでしょうか、この人は。
どのステップも大雑把でキレはないし、軽やかに、からは程遠く、なんだかもっさりした感じ。
唯一彼のセールスポイントである安定したサポートも、この日はいまいちだったし・・・・。
前回はマリアネラの相手はセルゲイ・ポルーニンが務めたのですが、他人(キッシュ)の舞台を見ながら、こんなにもセルゲイを懐かしく思い出したことは未だかつてありませんでした。
それほどまでに前回踊ったセルゲイは強烈で素晴らしく、今回代役で登板となったキッシュは残念ながら情けなかった、と言うことです。

マチネ(セカンドキャスト)は女性リードをラウラ・モレラ、男性リードをフェデリコ・ボネリが踊りました。
もともと女性リードはローレン・カスバートソンでしたが、彼女は足の故障の為残念ながら降板。ピンチヒッターとなったラウラは、技術的にはロイヤルのプリンシパルでも異議は無いのですが、こういったモダンバレエの、身体の線をあらわにさらしてさらにそれを強調するようなコスチュームを身に着けると、やや見栄えが悪く、よってそのビジュアル的不利な面が踊りにまで影響してしまって残念な結果に。
相手のフェデリコは、お昼の公演だったからなのか、まだ半分寝てるの???と、ちょっと疑いたくなるような、普段のフェデリコを思えば信じられないようなちょっとしたミスを連発。ダンサーはみんな夜型だから仕方ないかな~。

ファーストキャストに比べ、ややパワーダウンの感あるセカンドキャストのリード2人に反し、この日は群舞の中の4人のリードを踊ったメリッサ・ハミルトン、ヘレン・クロフォード、イッツァール・メンディザバル、小林ひかるちゃんがそれぞれソロを踊っても4人で踊ってもバランシンのバレエを体現していて素晴らしかったです。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

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La Sylphideはロイヤルバレエ団で上演されるブルノンビル振付の数少ない作品のひとつで、2幕構成の1幕目は、主役シルフィード以外の舞台に上がるキャストのほとんどがスコットランソの民族衣装であるキルト着用という珍しいバレエです。ま、これは物語がスコットランドの農村、ということだからなのですが。赤系、青系、黄色系と微妙に色調の違うキルトの衣装は男性女性共にとても可愛らしく、私がこのバレエが大好きな理由のひとつでもあります。子供のカップルが3組出てくるのですが、子供のキルト姿もこれまためちゃくちゃ可愛い!

21日の初日はシルフィードをアリーナ・コジョカル、ジェームスをスティーブン・マクレー、エフィをエマ・マグワイアー、ガーンをバレンチーノ・ズチェッティ、マッジをクリスティン・マクナリーが踊りました。
シルフィードはアリーナの18番のひとつ。怪我で長期休養を余儀なくされる前は、小枝のように細くて小さくって今にも折れてしまいそうな華奢な容姿が妖精そのものだったアリーナですが、大きな怪我から復帰後は、心なしか身体が一回りくらい大きくなって(と言っても、一般人のレベルからしたら充分に細いのは変わりませんが)、久々のシルフィードはどうだろう?と思いきや、こんな思いは杞憂でして、アリーナは踊っても、演技しても、佇んでいても、とにかく存在そのものがシルフィードでした。

2幕目でシルフィードはエフィを捨てて彼女を捕まえようとするジェームスを散々翻弄するのですが、その

時の表情がコロコロと可愛らしく7変化し、こんなに可愛い妖精が目の前に現れて自分に誘いを掛けたなら、大抵の男性はコロッと自分を見失うだろうな~と、同性の私でも思ったほど。
終盤ジェームスが持っている魔法のショールをシルフィードが欲しがる場面があるのですが、その時のおねだりポーズもアリーナでなければあんなに可愛らしく出来ません!

アリーナの相手ジェームスを踊ったスティーブンはこの日がこの役のデビュー。
今でも日々上達しているんじゃないかな?と思わせるほどの技術と、バレエ団で一番と評される音楽性を持ち合わせたスティーブンが踊るジェームスは、期待が大きすぎたせいか、うーん、あと一歩!ブルノンビルスタイルと呼ばれるフットワークは完璧で、踊りの部分では失点付けがたかったけれども、演技の部分でもうちょっとメリハリがあっても良かったかなー。特に2幕目はシルフィードの虜になって、ただただでれでれするだけに見えてしまったんだもの・・・。
とは言っても、セルゲイ無き今、ロイヤルバレエの看板男性プリンシパルはスティーブンだから、来シーズンもどんどん新しい役に挑戦して欲しい!!!

初日は、準主役のエマ(エフィ)とバレンチーノ(ガーン)も好キャストでした。
エマはソリストになってからますます成長著しい若手のホープ。可愛い顔立ちと容姿にも恵まれているので、これからの成長が楽しみ。
バレンチーノはファーストアーチストというソリストよりもひとつ下のランクに在籍ながらこのところソリスト、いや時にはそれ以上の役をもらっているこちらも期待のホープ。1幕目でジェームス役のスティーブンと掛け合いのように踊る場面があるけれど、スティーブンのオーラに押されること無く、彼の舞台での存在感もばっちり。跳躍はもしかしたらバレンチーノの方が高かったんじゃない?
最近は踊りと平行して振付にも興味があるみたいだけれど、間違っても振付一辺倒になって欲しくないなー。もしそうなったらあまりにももったいない!

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26日のマチネの方はシルフィードをタマラ・ロホ、ジェームスをダヴィード・Trzensimiech(←読めません)、エフィをロマニー・パダック、ガーンをヨハネス・ステパネク、マッジをギャリー・エイビスが踊りました。
この日はタマラのシルフィードも目当てでしたが、それよりもルパート・ペネファーザーのジェームスが見たくてチケットを予約していたのですが、ルパートは怪我の為降板。残念。
一体誰が代わりに踊るのかしら?とやきもきしていたところ、シーズン当初にこの役にキャストされていたセルゲイの代役で抜擢されたダヴィードが、ルパートの分もカバーするということが土壇場で発表になり、うーん、やや複雑な気持ちで見に行きました。
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彼ダヴィードは決して嫌いじゃないけれど、まだ彼目当てでオペラハウスに通うほど見たいダンサーではないし、第一タマラとのペアって合うのかな???と、猜疑心の方が強く、でもそんな気持ちで望んだせいか、舞台を見た後の感想は、案外悪くはないんじゃないの?!?

彼がロイヤルで主役を踊ったのはこれが初めてではなく、去年上演されたくるみ割り人形では高田茜ちゃんの相手を務め、この時の印象は非常に控えめで好感の持てる青年。
今回のジェームスも印象はまあ同じ。踊ればそれなりにフォームは綺麗だし、正統派のダンスールノーブルなんでしょうが、うーん、残念なことにいまいち華がないのです。

まあ、生まれながらのスターというのはなかなかいないので、ダヴィードもただ標準的なだけかと思いますが・・・。
で、その彼が演じたジェームスなんですが、結婚式の当日に可愛い花嫁を捨てて妖精シルフィードに心変わりする浮気なジェームスを演じるには真面目すぎる!!!しっかり踊れても、微妙な心の動きを演じるまでには到底至らず、彼も次回に期待!


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一方タマラはアリーナが演じた真の妖精とは違い、ずっと生身の人間っぽい。だけど子悪魔のような魅力に満ちたタマラはそれはそれでとても可愛く、最後に呪いのショールに巻かれて息絶えるシーンでは、女優バレリーナそのもので、観客を完全に舞台に引き込んでしまいました。その力はやっぱり凄い。
来シーズンタマラがいなくなっちゃって寂しいな、としみじみ思いました。


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<27th May Sun>

晴れ素晴らしいお天気の週末でしたが、うまくいかないもので、好天気到来は1週間早過ぎたみたい。来週末が女王様のダイアモンド・ジュビリーの行事が色々あって大切なんだからこんなピッカピカな天気になって欲しいのに、もうすぐ又寒くなるみたい。ったく、イギリスのお天気ってやつは・・・。夏服を引っ張り出したけど、果たして着るチャンスがあるのかしら?

カラオケ昨夜のユーロビジョン・コンテスト、イギリス代表には76歳の往年のスター歌手エンゲルベルト・フンパーディンクが出たのに、やっぱり票は取れず、かろうじてドベから2番目。零点国としていつもあざ笑われてるノルウェーよりましだったのがせめてもの救いだけど、はなから歌のコンテストなんかじゃなくて隣国同士が投票し合うこんな政治イベント、海に囲まれててお隣さんがいない上に高慢ちきだから誰も親近感持ってもらえないイギリスは撤退すべきでしょう。他の国ではノルウェーと並び称されてバカにされるんだろうし。あ、でも、ジャンルを問わず生パフォーマンスを観るのが好きな私は毎年楽しみにしてるので、撤退してもTV放映だけはしてね。

しょぼんやっぱりカウフマンは来月のLes Troyensから降板。代役はブライアン・ハイメル、まあまあかな。カウフマンは当然ウィグモア・ホールとアルバート・ホールのコンサートもキャンセルするんでしょうね? 切符持ってないからいいけど。

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5月12日のリハーサルと15日の初日にヴェルディのFalstaffを観に行きました。


エリザベス一世時代のウィンザー。サーの称号はあるものの素寒貧(すかんぴんって漢字だとこうなるの?変換したらこうなったけど)で下層階級のごろつき共とつるんでる騎士ファルスタッフは中産階級の奥方たちを金づるにしようと、ぶーぶー百貫デブの我が身も省みず、アリーチェとメグの二人に同じ文面の恋文を送り、呆れた彼女たちがファルスタッフを懲らしめようとするヴェルディには珍しいドタバタ喜劇オペラで、マクベス、オテロに続くシェイクスピアものの3作目で晩年の作品。


わざと違うスタイルにしたんでしょうが、ヴェルディらしい重厚で美しい旋律も有名アリアもなく、アンサンブル歌唱中心のこの作品、ヴェルディ最後のオペラですが、名作とは言い難く、私も何度も聴きたいとは思わないので、今回も話題の新プロダクションながら、2回で充分。


家プロダクションワンピース

1999年から2003年まで使った前回プロダクション(グレアム・ヴィック演出)は時代には忠実だけど極彩色のセットや衣装が可愛くて結構好きだったんですが、今回のロバート・カーセン版は1950年に読み替えてあり、人気があり過ぎていわば手垢のついた1950年はありきたりで新鮮味なしむっ

カーセンの最近のプロダクションで私が気に入った去年のグランドボーンのリナルドも時代の読み替えは同じでも、あちらはそこに中世の要素を散りばめて洒落てたし演出も爆笑場面がたくさんあって凄く面白かったのに、カーセン版はただストレートに時代を移しただけ。セットや小道具、衣装はとても素敵で、最初しばらくオークパネルに囲まれた伝統的な部屋の暗い場面が続いた後に突然パーっと明るいモダンなキッチンになった時、リハーサルでは拍手が沸いた程クラッカー


リハーサルのカーテンコールでは大歓声だったのに、初日はそれほど受けなかったどころか、なんと少しブーイングも出たりして、評価は分かれたようですが、セット、衣装、演技は(◎ではなく)、パフォーマンスはというのが私の採点で、ブーイングに値する要素はなかった思います。ブーイングした人たちはきっと期待が高過ぎたんでしょうが、私は直前にinsight eveningというトークイベントにも行って大体どんな演出か予想はついたし、歌手陣ははなから期待できない顔ぶれだったので、初日には期待度がかなり下がっていたとも言えます。


尚、これはスカラ座との合同プロダクションなので、来年秋にスカラ座引越し公演で日本でも観られるようですよ。


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Director Robert Carsen

Set designs Paul Steinberg
Costume designs Brigitte Reiffenstuel
Lighting design Robert Carsen/Peter van Praet
Conductor Daniele Gatti
Sir John Falstaff Ambrogio Maestri
Alice Ford Ana Martínez
Ford Dalibor Jenis
Meg Page Kai Rüütel
Mistress Quickly Marie-Nicole Lemieux
Nannetta Amanda Forsythe
Fenton Joel Prieto
Dr Caius Carlo Bosi
Bardolph Alasdair Elliott
Pistol Lukas Jakobski


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カラオケパフォーマンス

これほど役柄と歌手の容貌が皆さんぴったりのオペラを観られる機会は滅多にないでしょう。ミュージカルと違い、そこは観る側が百パーセント譲らないと成り立たない世界なんですが、芝居面が大切なこのオペラではその効果は大きくて、皆さん演技も上手で、コメディとしてはとても楽しめましたにひひ


太っちょ騎士ファルスタッフにはタテヨコ巨大(身長2メートルくらいで大デブ)のアンブロージョ・マエストリはルックス的にはパーフェクトで、前回のブリン・ターフェルは詰め物してたけど、マエストリには不要なので身のこなしが自然なのは高得点。もうちょっと大袈裟にやらないとブリンのようなカリスマ性は出せないけど、そうすると不自然になるし、どう頑張っても存在自体がブリンのキャラには敵わないので、このくらいののほほんさが彼には丁度いいかも。


体型重視でこの役に選ばれたんでしょうけど、歌唱力は超一流とは言いかねますが、私は年にパリのリゴレットで彼を聴いたことがあり(→こちら )、その時は図体ばかりでかいけど声はふにゃふにゃで立ってるだけのでくの坊だったのでペケ印。又あれを聴くのかと暗澹たる気持ちだたってけど、当たり役に違いないファルスタッフは歌もそう悪くなかったので(他に誰も上手な歌手がいなかったせいもあり)評価がちょっと改善しました。


暗澹ということではアリーチェ役のアンナ・マリア・マルチネスはもっとそうでガーン、一番嫌いなソプラノは誰かと聞かれたらマルチネスと答えるくらい。特にトラヴィアータでひどかったので、2006年時点でROHのヴィオレッタを比較した時は断トツ最下位(→こちら )。

だけど、仕切り屋のアリーチェは女性陣の中心的存在だけどしっとり歌うアリアもないので、不快な歌唱を聴くこともなく、演技はそつなくこなしたので、文句は無し。先回プロダクションでブリンの相手役だったバーバラ・ フリットリに比べたら全ての面で魅力はうんと落ちるけど、そりゃ最初から比べるのが無理。因みに、スカラ座本公演も日本引越し公演もフリットリとイヴェりだそうで、なぜ最初にやるロンドンのアリーチェが最低ランクなんだよおむかっ


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アリアらしい美しいメロディがあるとすれば、ファルスタッフの娘ナンネッタとフェントンの恋人カップルの場面だけなんですが、アマンダ・フォーサイスジョエル・プリエトの二人は演技も歌もフレッシュでなかなかよろしい。但し、ジョエル君はルックスが良くて声もまあまあだけど声量不足だし迫るものが感じられないので、来シーズンのローゼンブラットのリサイタルシリーズに出演する彼を絶対聴きに行きたいかと言われたら、見逃しても大してがっかりはしないわね。


一番笑いが取れる得な役は、フォルスタッフに「アリーチェもメグも貴方にメロメロだから」と罠を掛けに行くクイックリー夫人。太目で愛嬌のあるマリー・ニコール・レミューが出てくる場面はいつも爆笑にひひ バービカンでバロック・オペラのズボン役で何度か観た彼女とは全く違う女らしさには感心しかけど、ドスのきいた声だけどあまり響かない低い声はそのままなので、なにをやってもキャラとしては面白いけど歌唱力はあまり評価してません。


指揮者はROHでは初めて聴く(と思う)ダニエル・ガッティでしたが、セットや演技は字幕を見るのに忙しくて、彼がよく見える席だったにも拘わらずあまり目が行かず、オケは特に上手だとも下手だとも思いませんでした。ってことは、そつなくこなしたってことでしょう。


というわけで、ビジュアル的にもお芝居としても楽しいので一度は見る価値があるのではないかしら?私もリハーサルはすごく楽しめました。だけど、同じことをやってる筈なのに初日は全く面白くなかったのは、それだけのものだったということでしょう。ご存知のように、私は同じオペラに続けて何度も行くのが当たり前で、素晴らしい歌は何度聴いても感動するんですけどね。


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 初日のブーイング


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浴衣でお琴

テーマ:
<26th May Sat>朝

週末も暑さが続き、相変わらずの眩しいピッカピカ陽気晴れ 午後はROHでバレエ、夜はテレビでユーロビジョン・ソング・コンテストを観る予定なんですが、折角の好天気なのにインドアばかりにいて勿体ないこと。でも、今月の公私に渡る緊張イベントが全て無事終わったので、今夜は冷たいビールをしこたま飲みながらでれ~っとテレビ観るのが楽しみビール

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昨夜、さる日本人婦人グループの集まりでお琴を弾かせて頂きました。


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寒くて震えた先週はこの日は袷の訪問着でと思って自分でも楽しみにしてましたが、この暑さでは無理なので、結局、極端ですが、浴衣に変更。

手持ちの浴衣の中でも一番薄地のユニクロ浴衣は古典柄が着物風なのでよく襦袢を合わせて綿の着物として着るのですが、今日は浴衣用下着だけなのでコットンのワンピースを着るのと大して変りません。


それでも、夕方、エアコンがずっと故障中(そんなの必要な日はほとんどないので)の我が家の車で1時間以上掛かって暑さでめげましたが、幸い演奏させて頂いたところは冷房付きだったので快適。


夏は暑くないという前提のイギリスではレストランとかもエアコンない場合も多いのが着物お出掛けのネックになってます。暑いとは言っても日本と比べれば大したことはないので、外を歩く分には問題ないですが、屋外、特に地下鉄は辛いですよおショック!  来週はA先生と着物お出掛けを計画してるんですが、このお天気はしばらく続くらしいので、夏の薄物の出番でしょう。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
さて、

昨夜演奏させて頂いたのは、グループの方が経営なさる日本食ケータリングの作業場ですが、床の材質のお陰か音がとても美しく響き、とても気分良かったです。


15名ほどの方にお琴や曲の説明をしながら、定番の六段の調べの後は坂本勉作曲を3曲(雨、四季の超学唱歌、幻想的ソナタ)を一人で弾いたのですが、六段以外は私にとってはかなりチャレンジングな難しい曲でした。誰かと合奏する場合は自分のパートは簡単でもサマになりますが、独奏となるとそうはいきませんもんね。


お話を頂いたのは半年も前で、その時は「よーし、折角の機会だからレパートリーも増やしたいし、頑張るべーDASH!」、と張り切った割には、目の前のことに追われて半年近くお琴に触ることすらせず、今月中旬になってお尻に火がついてから焦り、結局いつもと同じような曲目になってしまったんですが、緊張感と練習不足のせいで上手には弾けなかったものの、人前で弾く機会を頂えられないと全く練習しない私にはありがたい機会で、これからもこんなのがいいなとつくづく思ったことでした。

和太鼓グループも出るようなチャリティ・イベントとかでマイクロフォン付きでやるより、こうして少人数の方に生の音色を聴いて頂く方がお琴の良さがわかるわけですから、小規模イベントの方がベターですし。


ひらめき電球そこで、お願いがあります。


リタイア後は平日の学校巡りとかなさってるグループに入れてもらえるかもしれませんが、それまでは一人で主に週末か夜に細々とやるしかなくて、でも今の私にとっては人前で弾くというニンジンが目の前にぶら下がってないと練習しないでしょうから、皆様、例えば自宅での数人のディナーの余興とかでも結構ですので、機会を与えて下さい。私自身のモチベーションだけでなく、ささやかながら日本文化紹介は私のボランティア活動ですので、出演料は不要です。


尚、日本文化紹介の対象には日本人も含みます。日本にいてもお琴など聴く機会はないでしょうし、マイナーではあっても日本の伝統的な音楽にも触れて頂きたいです。例えば、定番の六段の調べは、作曲した八橋検校が死んだ年(1685年)にバッハやヘンデルが生まれた程古いんですよ。


カチンコデモ用に短い動画を作成してYoutubeに投稿しようと考えてますので、ちょっとお待ちくださいね。


 

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<24th May Thus>晴れ

本当に29度まで気温が上がったようですが、私は涼し過ぎるオフィスで冷えてました。

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DASH!女王様はダイアモンド・ジュビリーのお祝いで連日色んな所でイベントやセレモニーに出席されて大忙しですが、昨夜はロイヤル・アカデミー・オブ・アーツという美術館で、芸能人、音楽家を集めてのパーティがありましたカクテルグラス


パーティの様子や有名人の写真は→こちら でご覧下さいですが、俳優やポップ歌手に混じってクラシック音楽家も招かれていたようで、その中にはなんと我が愛するカウンターテナーのイエスティン君(Iestyn Davies)もいたんですって。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
華やかな有名人たちの中で目立たない地味なクラシック音楽家がニュースや写真に出てくるわけはなく、イエスティン君自身がFacebookに投稿してるのを信じるしかないのですが、イエスティン君は女王陛下にお言葉も掛けて頂いたそうです。

劇場にも音楽にもご興味なさそうな女王様がカウンターテナーの存在をご存知とも思えないので奇妙な会話になったのではと心配になりますが、彼の次はサー・ポール・マッカトニー夫妻とお話なさったそうです。


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マッカトニー写真はあちこちで報道されてるのですが、折角その隣にイエスティン君もまだいるだろうにチラっとも登場しなくて残念。


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イエスティン君ってば、女王様とマッカートニーのツーショットを嬉々としてFacebookにアップしてる場合じゃなくて、こういう時は誰かに頼んで後姿でもいいから女王様と同席してる証拠写真を撮ってもらわなきゃ!


しゃーないから、私が撮ったイエスティン君の写真貼っとくね。イエスティンって誰だ?と思う人がほとんどだろうから。(俳優のジェームス・マカヴォイ似だと思うんですが、彼ら二人のお陰で、こういう小柄で童顔の男性も私は結構好みなんだということを今更ながら発見)。


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目招待客の中で一番注目浴びたのはこの人でしょう。


女王様に合わせてゲストも膝丈のカクテルドレスがほとんどの中、長いイヴニングドレス着てるだけでも目立つのに、なんとティアラ宝石白まで付けてる人はモデルのリリー・コール嬢。女王様はお帽子すら被ってらっしゃらないのに・・・ガーン


日本での知名度は知りませんが、あどけない童顔とすらっとしたボディのアンバランスが魅力のリリー嬢はイギリスでは十代の頃から有名で、モデルと女優しながらケンブリッジ大学を優秀な成績で卒業した才色兼備。いつもはTPOを弁えた趣味の良い服着てるのに、今回は一体どうしたの? 


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でも、たとえ場違いでもミッドナイトブルーのこのドレスが凄く素敵なリリー嬢より、いくらカジュアルでいいとは言ってもズック靴履いてるマッカートニーの方が失礼に当たるんではないでしょうかねえ?にひひ


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ところで、長身のリリー嬢が自分より背の高い男性を見つけるのは難しいでしょうが、いっそ好感度高い夫婦であるモデル仲間ソフィー・ダールとジャズ歌手のジェイミー・カラムのようなアンバランス・カップルでもサマになるでしょうから、たとえば小柄なイエスティン君なんかお相手として案外良いかも。ケンブリッジ大学の同窓生なんだし、知的レベルも釣り合う筈。


な~んて、可愛いガールフレンドがいるイエスティン君にそんなこと勧めちゃいけないけど、でも万が一リリー嬢とカップルになって注目されたらカウンターテナーも陽の当たるメジャーな存在になれるだろうし、素晴らしいクラシック音楽を広めるという点で貢献できるかも、ですよね。


いや、こんなダイアモンド・ジュビリーのような重要でお目出度いイベントに招待されたイエスティン君は自力で順調に階段を昇ってるわけで、ファンとしては嬉しい限りです。よかったね、イエスティン君、快挙、快挙クラッカー


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