夏時間終了




終了しました 夏もないのに 夏時間
 (字余り)


昨夜(今朝}の午前2時が午前1時に逆戻りして夏時間が終わりました。7ケ月もあったので、こっちの方が長いんですね。これからは日本との時差は9時間となります。

先週なんか朝7時過ぎでもほぼ真っ暗だったので起きるのが嫌だったけど、これで朝は起きやすくなりそう。その代わり一気に夕方は早く暗くなりますけど。


家中の時計やタイマーを合わせるのも一仕事。機械は触らない触らせてもらえない私は、半年に一度せっせと動き回るトーチャンに「ご苦労様!」って言うだけですが、軽く30はあるそうです。


なぜ夏時間にするの?、しかもそんなに長く、とか、ヨーロッパ大陸と同じにしたほうが便利だから合わせようという意見はよく出るのですが、やはり最初の目的であったらしい「登校する子供を守る」ということを考えると、大人の都合で簡単には変えられないようです。


春は一日が一時間一短くなるけど、秋は一時間長くなって得した気分なので(勤務時間中に時間変更されたら嫌だけど)、私の三連休も更に長くなりました。


今週末は娘のお誕生日祝いをあれこれやっているのですが、今日のランチは親子三人で日本食レストランに行きました。うちのお気に入りは「鮨清」(Sushi Say)というお店で、地鉄Jubilee線Willesden Green駅近くにあります。ガラのよくない地域だし、お店も豪華な雰囲気からは程遠いごく普通の設えなのですが、何でもとても美味しくて、場所柄か値段もリーズナブル。ロンドンはお寿司屋さんといっても幅広く日本料理を揃えているので、今日も居酒屋風に一品料理を何種類も食べ、真昼間から日本酒を飲み、happy tummy !


楽しい三連休もあっという間に終わり。毎週こうだといいな~。毎日こうだともっといいな~。

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娘の振袖姿

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来週は娘の18歳の誕生日なので、記念写真を着物で撮ることにしました。


日本からの頂きものでロンドンの着物仲間の間を回っている振袖がちょうど私の手元にあるのでもちろんこれに決定。折角だから振袖に相応しい帯結びにできたらいいなと、着物初心者のお母さんは頑張って挑戦してみたのであります。


若い頃何度も母親に結んでもらった「ふくら雀」、本を見ながらはじめて自分でやってみました。、時代劇などでよく女中が結んでいる「立て矢」という結び方もできそうだったのでトライしました。


ウーン、両方ともなんとか結び方の構造はわかったけど、いまいち形がぴしっと決まらなくて、ゆるゆるダラダラ片ちんば・・。何度も結んだりほどいたりすること1時間半、ゲームマシンを持ってやりながら突っ立って洋服のまま練習台になってくれた娘が疲れたからもう嫌だと言ったので、本日の練習は終わり。


後姿の写真を撮るほど上手く結べる自信はなかったので、残念乍ら今回は諦めました。また何度か娘の胴体を借りて練習して(トーチャンじゃあ太過ぎるもんなあ)、お正月までにはなんとかサマになるようにしてみたいものです。


というわけで前だけ取り繕って撮った写真です。折角なので二種類の帯で撮っておきました。帯は両方とも私の娘時代のもの。市松模様のは子供の頃から一番よく使った想い出一杯の帯。写真ではよく見えませんが、帯揚は鮮やかな黄緑。


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着物は薄緑色の綸子で、細かい地模様と刺繍が見事な地味派手着物。すっきりしていて品がよいので、私でも着れるかしらと大胆なことを実は思ってるんです。


帯一式出したついでに、自分の帯結びも新しいスタイルを開拓しようと、見本を見ながら「お太鼓バリエーション」をトライしてみました。前で結んで回すことしかできないので結び方は限られるのですが、折角袋帯をいくつか持っているのだから、変化を楽しまなくちゃね。オペラハウスで見てくれる人の中には「あら、今日はsashの結び方がちょっとちがうわ」と気付いてくれる人もいるかもしれないし。


というわけで、三連休の真ん中の今日は着物で明け暮れた土曜日でした。


ところで、背景はもみじの木なのですが、今年は大した紅葉になりそうもないですね。夏が暑かった年は結構赤くなる年もあるんですが、今年は普通の涼しさだったから。

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MANGA

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先週に続き、有給休暇消化作戦第二弾として今日は休みを取り、ハーフタームで学校が一週間休みの娘と一緒にロンドンでお買物。あちこち二人で見て歩き、娘の靴以外は結局大した物は買わなかったけど、あっという間に時間が過ぎてしまいました。こういうとき一日ってなんでこんなに短いんでしょうね?

日本食好きの彼女のためにいつものチープなお店じゃなくて、今日のランチは少し奮発して「三越レストラン」に行きましたが、私が頼んだ鰻重がなんと少し冷たかったので文句言ったらドリンクを無料にしてくれました。勿論うなぎも暖め直してくれましたが。18ポンドもするんですからね。


ロンドンで娘が一番好きなお店はForbidden Planetというマンガ本屋。英語のマンガ本がたくさん売っていて、客のほとんどは大人で明るくて広々としてるんだけど、なんとなくおたくムード溢れるお店です。

MANGAという言葉はこういうものの好きな人だけでなく、若い人には結構知られていて、日本のコミック本だけを意味するのですが、大手化粧品会社は「Manga Head」という名前の、例えばドラゴンボールの悟空のように髪の毛をツンツンに立てる強力ジェルを売り出したほどです。(実はそれを私は着物を着るとき髪をまとめるのに愛用してます)


たくさんの日本の漫画や雑誌が英語に翻訳されて出版されていて、みなアメリカ製なのですが、少年ジャンプや少女ビートは雑誌ごと英訳されて出てます。最近のは私にはみな同じに見えてしまってちがいがわからないのですが、ドラゴンボールは何十冊と出ているし(あと少しで全巻揃うそうです。我が家には全部ありますが)、最近あの懐かしい「Dr.スランプ」も出始めました。今4冊目の単行本が英訳されたところだそうです。私は日本からDr.スランプを全巻持ってきて、娘が小さなときから時々訳してあげていたので、娘には親しみのある作品です。

しかし、アラレちゃんは可愛いし訳せば理解できる部分が多いけど、「つる姫じゃ~」は無理ですよね。私は長年に渡りつる姫にどれだけ気分的に救われたことか・・。


ところで、英訳された日本のマンガ、どういうページ設定になっているかと言うと、以前は左右対称のミラー・イメージで要するにほとんど裏返しになっていたのですが、英語圏での日本の漫画の権威ともいえる我が娘によれば、5年ほど前から日本と同じ設定になったそうです。こちらの本とは逆の方から開くわけですから知らない人は混乱しますが、今はこのスタイルが定着したそうです。これが一番元の姿に近いわけですからね。


一時はポケモンも人気があったし、西洋の子供は意外に日本の日常生活や日本人のメンタリティーを理解しているのかもしれないと思います。たかがマンガやアニメと侮れないのではないかと。

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カミラのこの姿を見て「うわーっ!」と思った人は多いでしょう。こんな日が来るなんて、ちょっと前まで考えられませんでした。カミラがすごく立派なティアラを被っているんです!エリザベス女王が貸してあげたんだそうです!

今ノルウェーの国王夫妻と皇太子夫妻が、スェーデンからの独立100年を記念して国賓としてイギリスを訪問してるのですが、それは火曜日のバッキンガム宮殿での歓迎晩餐会でのことで、その上カミラはノルウェー国王の隣という上席。

 

このティアラは、1911年にエリザベス女王の祖父ジョージ5世のインドのエンペラーとしての戴冠式でメアリー王妃が初めて被ったという歴史的価値もあるもので、1947年には故エリザベス皇太后が南アフリカ訪問でも使いました。皇太后が数年前に亡くなって現女王の所有となったもので、女王ご自身は一度も着用したことがないのですが、代々王妃あるいは女王の所有になっている由緒正しい貴重品です。


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燦然とカミラの頭上で輝くティアラと、メアリー王妃

高価な宝石が散りばめられたティアラなんてものは、これ程の階級であっても滅多に新調するものではなくて代々受け継ぐものですから、おそらくカミラ自身はまだ持ってないのでしょうが、女王がこんな大事なティアラをカミラに貸したということは、彼女のことをまた一段と正式に認めた証拠で、きっとカミラは一生懸命頑張って気に入られているのでしょう。長い間女王は彼女の存在が疎ましくて強く拒否していたのに大変な変わりようです。


うーん、こうなってくると、女王様もこれまでのことは水に流して、前向きに考えようとしていらっしゃるのだから、私たちもそうしなくちゃいけないのでしょうが、筋を通すのを諦めて寛容に徹のは簡単ではありません。


これかもわかるように、イギリスでは一歩一歩Royal Highness「カミラ王妃」実現に近づいているのですが、来月大きな試練とも言うべきイベントが待ってます。

チャールズ皇太子夫妻がニューヨーク、ワシントンDC, サンフランシスコを訪問する予定なのです。

イギリスでは、王室のメンバーの個人的な幸不幸は重要な問題で、興将来の国王をハッピーにしてくれるのならカミラの価値を認めても良いかと国民は思うのですが、アメリカ人にとってはよそ事だし、人気のあったダイアナ妃を不幸にした悪者扱いをされてるカミラがどんな仕打ちを受けるか心配です。カミラにとっては初めての正式外国訪問、チャールズさん彼女をしっかり守って下さいよ。


彼女の過去は許せなくても、それはそれ今後は今後、という現実的な考え方をするのがイギリス人らしさなのではないかと思います。こうあるべきだというより、どうやって現状況下で一番良い結果を得られるかを探るわけです。

そうすると私もいつまでもカミラなんて呼び捨てにしちゃいけないので、これからはカミラ妃にしましょうかね。


因みに彼女はDuchess of Cornwall(コーンウォール公爵夫人)と呼ばれています。故ダイアナ妃は Princess of Walesと呼ばれて、これは当然皇太子妃=将来の王妃という意味合いだったのですが、カミラ妃は妻にはなったけど将来queenになるかどうかは疑問視されているので、とりあえず公爵夫人と呼ばれているのでしょう。王室メンバーはいくつも称号を持っているので、ダイアナ妃だってコーンウォール公爵夫人でもあったわけですけどね。


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お土産を持って訪ねて下さったノルウェーからのお客様ご一行を歓迎する女王夫妻


しかし、臨月のお腹のかかえるノルウェーの皇太子妃は離婚経験者で、たしか元夫は麻薬で牢屋に入っていた筈。

あのティアラの当初持ち主のメアリー女王の時代にはそんなこと考えられなかったわけで、伝統を重んじるヨーロッパ王室も変われば変わるものですね。


c & c 1 アメリカであんばようやってちょ~よ!

10月23日の日曜日、Wigmore HallでのToby Spenceのリサイタルに行きました。トビー君は前から私がご贔屓のイギリス人テノール。今月6日のENOの魔笛 にも彼見たさだけで行きました。


Wigmore Hallは100年ちょっと前にできた客席数600足らずの小さなホールですが、「音響の良さ」と「音楽通が集まる」ことで有名で、ステイタスはとても高いです。チケット代も良心的で、有名アーチストもたくさん出ますが、ギャラは度外視しているとしか思えません。


舞台も小さくて、20人くらいの演奏家でぎゅうぎゅう詰めだったのを見たこともありますが、ほとんどはピアノのソロや小編成の室内楽。私は3、4年前までフレンズ会員だったのでしょっちゅう行きましたが、辞めてからは、日本人演奏家の義理コンサートと日本の友人の観光案内として行っただけ。ちょっと有名な人のコンサートはすぐに売り切れてしまうので、フレンズになっていないとなかなか買えないのです。


私は主に一流ピアニスとと有名オペラ歌手のリサイタルに行ってましたが、ここではオペラのアリアではなく、ピアノ伴奏で歌曲を歌うのです。有名な歌手は演目が何であれ切符は売れるので、多くの歌手は他のホールでは歌わせてもらえない、歌っても理解してもらえないような地味でマイナーな歌曲を選びます。


音楽通の人たちで一杯といっても怖い緊張感はなく、和やかな暖かい雰囲気で、天井から自然光が差込み舞台は美しい装飾とお花で一杯。持参した楽譜をずっと目で追う人もちょくちょく見かけました。


歌曲というのは言葉が大事。ドイツ語のものがもっとも多くて、次にフランス語。何曲かはたとえ意味がわからなくても歌手の表情を見ながら歌にただ聞き惚れるのですが、なるべく歌詞シートと英語訳を見比べながら、原語の味わいと意味の両方理解できるように努力します(ドイツ語もフランス語も英語と似た単語が多いですから、対訳を全て見なくても少しはわかるのです)。喋ると硬い感じのドイツ語も、美しい音楽とメロディ付だとロマンチックで独特の響きです。


これが椿姫的歌曲鑑賞方法で、頭も耳も結構忙しいのですが、今日はちょっと違います。


トビー君のどこが好きかというと勿論ピュアで素直に伸びる美しい声なのですが、私好みのボーイッシュなハンサムなので、歌詞なんか見てる場合ではありません! 私は彼の顔をうっとり見てるだけでよかったのですが、トビー君は顔も熱演で、色々な表情を見せてくれました。考えてみれば歌曲というのはいわば一人芝居であり、ストーリーを語れば自然に表情も豊かになり、大きな舞台でオペラを歌うのとはちがう変化に富んだ声と繊細な表現力が要るわけですもんね。


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午後でもあり、白いYシャツのボタンは外し、グレーのズボンに黒いベルベットのジャケットというカジュアルな服装で登場したトビー君、髪も金髪で先日のタミーノ王子はカツラではなかったのね。こんなに近くで見たのは初めてですが、180センチくらいでしょうか、ほっそりしてちょっと着やせするタイプですね。私は魔笛で上半身裸見ましたからね。ウフフ、イヒヒ。


出し物はベートーベン、ブラームス、マーラー、プーランク。ベートーベンというの歌曲というのはあまり聞いたことないですね。マーラーも交響曲の規模と堅苦しさとは随分ちがって、ユーモラスなものもある聞き易さ。ドイツ語が続いた後のプーランクは、それまで歌うほうも聞くほうもドイツ語モードになっていたためか、フランス語の洒落たエスプリが感じられなくて、いっそずっとドイツ語でやればよかったのにと思いました。

知っているのは有名な「ブラームスの子守唄」だけでしたが、囁くように歌ってくれてゾクゾクしちゃいました。


午後4時スタートという中途半端な時間と全席10ポンドという安さは不思議でしたが(Saldanapalusさんは学生割引で8ポンドだったそうです)、休憩なしで一時間で終わってしまったからです。わざわざそのために出掛けて行った甲斐はありましたが。

すごく迷った末に着物で行きましたよ。あの地味なホールには似つかわしくないだろうな、と心配だったのですが、やっぱりその通りで、しっくりこなかったです。仲間がいなくて私一人和服だったので特に居心地悪かったのかもしれませんが。


でも、前から2列目で、彼が立ってる位置から5メートルしか離れてなくて、通路の向こう側で全身が見えたにちがいない席に座っていたので(しかも目立つように?白っぽい着物で)、彼が「あっ、珍しいキモノの女性がいる!」と思ってくれたら、とても嬉しいな~!

10月23日  この着物で行きました


しかし、久し振りにあそこで素敵な歌曲聞いたら、また時々行きたくなってしまったなあ。

因みに、2年ほど前でしょうか、日本の某若手バイオリニストがここでリサイタルしたのですが、たしか切符代が30ポンドと50ポンドというバカ高さ。日本ではちょっと知られていても、ここでは無名の彼に、いつもの倍以上もするお金を払って観に来る常連客がいるはずもなく、私も行きませんでしたが、日系のスポンサーも付いて、観客はほとんど日本人、それも普段はコンサートになぞ行かない人たちでしょうから、たしかに切符は売れてきっとそこそこ受けたのでしょうが、それで「あのWigmore Hallで大成功」というのは間違っていると思います。このホールの素晴らしい点は耳の肥えた観客なのだから、それ無しでは全くポイントが外れてます!