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相棒とフィギュアスケートの話題については
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http://penguin-love.hatenablog.com
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2017-02-18 17:44:11

殺人出産

テーマ:作者名 ま行
こんばんは

今日は村田沙耶香さんの『殺人出産』の書評&感想です。盛大にいうと性と生と死の連作短編集。
………………………………………………………
10人産めば1人殺せる制度ができた社会。育子の姉・環は産人として10人子供を産もうとしていた。そんな中、産もうとこの制度に疑問をもつ団体に所属する早紀子が接触してきた…
……………………………………………………

アイディア勝負の小説かと思ってた。
アイディアに負けない雰囲気のある文章がおどっていた。人を殺すことが合法化された世界で倫理感のうつろいやすさがゾワゾワする感じで出てくる。

人間の三大欲求を刺激する創作物はそれだけで人目をひく。
でも、本作はそれだけではない。
人を殺すことはよくないことという世代から制度に則れば殺してもいいという世代が入り交じったある意味フラットな世界。
昆虫を食べることが流行ったり、今の世界とはパラレルワールドであることを強く意識させられる。
まさしく隣の世界の出来事。

そんな世界で行われる殺人は私たちがいる世界の殺人とは別物だ。
殺人がいけない理由が曖昧ならば殺人を神格化させることは意外と簡単で、私たちは共食いも辞さない生き物なんだと強く感じさせられる。


以下感想です。
命を個人でとらえるのではなく、総数でとらえると殺人は倫理上の問題なく受け入れやすいのかもと思いました。自分だけはその数から外れると思い込みやすいというか。
自分とは違う世界の話だと思いやすいというか。
世界観がふんわりしてるので、行間の空気によって好みが分かれそうです。自分は他の作品も読みたいです。
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2017-02-04 18:20:35

スペース金融道

テーマ:宮内悠介
こんばんは
早くも1/12が経過しましたね。
ドトールのブラウニーを食べてみました。
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こちらはナッツ
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ブラウニーといえばケーキっぽい感じだと思ってましたが、これは食感が独特。ガミー感と銘打ってましたが、確かにこの食感は他にはないなー。


今日は宮内悠介さんの『スペース金融道』の書評&感想です。連作短編集です。
……………………………………………………
ぼくと相方のユーセフのいる新星金融は返済してくれれば何にだってお金を貸す。それがアンドロイドであったとしても…。宇宙だろうと深海だろうと核融合炉だろうと回収に伺います。
……………………………………………………
アウトローな金融業に身を投じた天才肌のユーセフにそれに振り回される「ぼく」。
アンドロイドに人工知能。
人ではない生き物にも返済能力があれば金を貸す新星金融。
背景にあるのはアンドロイドたちに対する差別と偏見。
アンドロイドの国会議員までいるのに人の偏見はかわらない。
もちろんそんな人間ばかりではないから対立構造だって複雑だ。
そんな世界での『ウシジマくん』はお金の回収のためならどこへだって出向いていく。
たとえ腕の一本を失ったとしても。

彼らが金融業で働く理由は何か。
それが明らかになるとこの世界の構造までもみえてくる。
ハチャメチャなところがありつつテンポよく進む本作は静かに沈んでいく宮内さんの作品の中では逆のベクトルで、そこが面白い。

以下感想です。
やっぱり宮内さんは短編の方が面白い。金融工学の話とか難しいところもでてきますが、難しく感じないのがすごいところ。
話もアンドロイド差別や闇金やら暗いところが大きいです。
それでも最後まで一気読み。
シリーズ化は難しいかもしれませんが、宮内さんの新しい一面を見た気がしました。
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2017-01-03 16:14:37

えどさがし

テーマ:畠中恵
あけましておめでとうございます
今年も読書記録を定期的に書いていきたいと思います。

年末はのんびりしたかったのでエクセシオールカフェでガトーショコラを食べて読書でした。
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ちゃんとチョコソースがでてくるのが魅力的チェーン系で食べれるのは嬉しいですね。
ドトールの方はこんな感じ
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これはこれで美味しいのです。
冬はチョコが美味しいので幸せですね。


今日は畠中恵さんの『えどさがし』の書評&感想です。
しゃばけシリーズの外伝で、若旦那はでてきませんが、過去と少し先の未来、そしてメインキャラがでてきます。

自分が好きなのは「えどさがし」です。なので、書評もそこに限定して。
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明治の世が始まって若旦那の生まれ変わりを待つ仁吉。新聞の投稿にその影を見つけた仁吉は新聞社に向かうが、そこで発砲事件に巻き込まれてしまう。
………………………………………………………
長寿の妖怪が短命の人間の生まれ変わりを待つなんて!
人間くさい妖怪の魅力が満載なしゃばけシリーズでは当たり前かもしれないけど、一途に若旦那を待つ仁吉たちはひどく可愛らしい。
「五百年の判じ絵」では佐吉が待ってもらう立場なのと比較するとよりその差が際立つ。
一方で短命で大きな変化に弱い人間と長寿の妖怪の差が、どんなに人間くさくとも人ではないことを物語る。

この構造は面白い。

結末も余韻があってこの先を予感させるものだし。
まだ続いてるシリーズなのでそこでの終着点がどこになるかも気になるけど、少し先の未来が本作では覗けるので安心して読めそうです。


以下感想です。
番外編でもやっぱり面白い。
若旦那は一応妖怪クオーターなのにもろ人間。
それでも仁吉たちの心をしっかりつかんで離さない。

本編がそろそろ終幕を迎えそうなので、結末が気になるけど本作を読めば変なことにはならないだろうとの予測がつきました。それだけでホッとしてます。
短命の人間の業とか苦々しい話も含みつつ進む物語を楽しめました。
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2016-12-31 17:45:25

火星ダークバラード

テーマ:上田早夕里
こんばんは
久しぶりの更新ですね。

今日は上田早夕里さんの『火星ダークバラード』の書評&感想です。
今回は単行本の方を読みました。
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凶悪犯・ジョエルを連行中にPDの神月瑠奈が銃撃で死んだ。バディーの水島はジョエルとの取引を疑われるが、その真相には秘密裏に行われたある実験が関わっていた…
………………………………………………
火星&生命操作&ハードボイルドの設定ときたら詰め込みすぎで取っ散らかるか面白くなるか…今回は断然後者!
SF要素が強いのに登場人物たちが人間臭くて現実と地続きだと思わせてくれる。
あえて言えば火星である意味はあったのか…地球上の遠いどこかでも成立しそうだったところが気になるけれど、それは他の部分が面白かったから。

生命操作の部分は技術的にどうなのかとか細かい部分は気になったけど、SFだからですませられるところ。
体の構成的にはどこで造られようと同じ人間なんですよね。
それでもネオヒューマン的な存在であるプログレッシブそのものは自分たちとは違うと思ってしまう。
ここの対立軸が最近の作品だとより強くかんじます。

本作だとあまり強調せずに火星を舞台にした逃避行ものっぽいです。
だから読みやすいとうのもあるかもしれない。設定さえそんなものだと頭に入ればあとは読み切るだけでいい。
設定が破綻せずに最後まで走り抜けるこの快感は作品としてとても魅力的。
……………………………………………………

以下感想です。
上田さんの特徴である二項対立みたいな軸が少し薄めなところがデビュー作っていう感じがする。

でもそこがいい。

人間対プログレッシブっぽいけれど、当のプログレッシブであるアデリーンは普通の女の子で対立しようとは思ってない。
むしろ、背景にある人種差別や火星生まれ地球生まれといった出身地差別がなくならないのがありえそう。
設定が頭に入ればあとはハードボイルド小説といってもいいので読みやすい。

水島とアデリーンの行く末はどこか。

最後まで走り抜ける感覚はオーシャンズクロニクルにある上田さんらしさと共通している。

文庫版では大分改定されているそうなので、そちらも楽しみです。

今年はこの記事で終わりです。
また来年もよろしくお願いします。
2016-09-25 07:44:41

とにかくうちに帰ります

テーマ:作者名 た行
おはようございます。

今日は津村記久子さんの『とにかくうちに帰ります』の書評&感想です。
会社という小さい世界でのあるあるです。鳥飼さんが主役の話と群像劇っぽい話に分かれます。
最後の話だけ群像劇だったので、はじめ鳥飼さん探しをしてました(笑)
………………………………………………
会社の中で起きる小さな人間関係のいざこざだったり、豪雨の中どうにかして自宅へ帰ろうとする会社員。自分の周りのセカイでおこる小さな事件。
………………………………………………

SFではないけれど明日にでも会社員には起こりそうな話ばかり。
会社員の日常。
前半主役の鳥飼さんに同調してみる。
あーありそうと想像できる。
よくあるよくあると読んでいくが、ふと我にかえる瞬間に気づく。
私は鳥飼さんに迷惑をかけているまたは観察される側の人間ではないのか?
気付いたらもう冷や汗が止まらない。
鳥飼さんの観察眼は冷静で悪く言われるだけではない。
その態度は仕方ないよとかこちら側の事情を汲んでくれたりもする。
だからこそ居心地がー。
我が身を振り返る前半となっている。

後半は豪雨の中どうにか自宅へ帰ろうとする会社員たち、塾帰りの小学生。
そう、雨や雪の交通規制ってどうしてあんなに冷たいのか。
もう回り道をしたと思ったらやっぱり乗れなかったり。
こちらもあるあるだ。
悪いことばかりではないけれど、まあ良いことが続くわけでもなくボチボチやっていける。

これが日常。

以下感想です。
迷惑かけてすみません。
読み進めていくうちに感じた強い気持ちがこちらです。
ちゃんとするって難しいね。でもできないと人として生きてけない…。
さて、読んだ時期が2016年夏だったのでリオ五輪&豪雨にあってます。
夏季五輪ですが、スケートの話ともそこはかとなく臨場感がありました。
アルゼンチン出身のスケーターって誰がモデルかとか。
ほんと誰がモデルなんだろう。

豪雨の中の歩きっぷりやその場にいただけの人との妙な連帯感は異常だけどうまれちゃうんだよな。
なんだろうこの実感。
読んで赤面し、同調し、何度読んでも面白いですね。

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