Kobo(弘法)トレイル DtoK 2016 | 多趣味なpegaの日々のつれづれ話

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現在の趣味は、ジョギング(トレイルランニング)、観劇、囲碁、ママさんバレー^^; 本当は、スキーやスカイダイビングやゴスペルを歌ったりもしたい(けど時間もお金もない)。そんな多趣味なpegaの日々のできごを、つれづれと書いていきます。

Kobo Trail 2016の「DtoKの部」に参加してきました。
「Kobo」というのは、弘法大師のKobo。弘法大師が若かりし頃、山岳修行に訪れた山で、今も山伏が修業する聖域、だそうです。

この大会は、吉野から高野山までの「KtoK」の部と、洞川温泉から高野山までの「DtoK」の部があり、私は距離の短い「DtoK」に参加しました。


短いと言っても、42.5㎞(長い方は55.7㎞)で、累積標高は2200m(同じく3770m)もある、私にとっては、若干背伸びした大会。制限時間は12時間と、少し長めだったので、私でも完走できるかなと思ってエントリーした大会でした。


去年は、比叡山インターナショナルトレイルラン(50㎞)が、20㎞で関門アウト。FAIRY RAIL(40㎞)が、32㎞で関門アウトで、ミドル距離のトレラン大会は、私には完走するのは無理なんじゃ(+o+)って思い知らされた1年だったので。


とはいっても、去年の比叡山前とは違い、必死で練習するわけではなく、山遊び三昧^^;;;;;

それでも、ね、師匠やラン仲間に恵まれたおかげで、少しずつ「楽に登れるようになってきた」のが、去年との大きな違い。おそらくスピードはあんまり変わってないと思うんだけど、楽に登っているということは、後半に余力が残るってことで^^

それに、心臓のかなり詳しい検査をした結果、心拍が170回/分を越えると、心臓さんが酸素不足(なんと『STが下がる』のです。もうびっくり!)になっているのがわかり(というか、ここまで心拍が増えると『当然』らしい)、そこまで無理をする必要性はまったくないので、「心拍が上がったら休む」という登り方に変えたのです^^;;;


注…心電図上の「STが下がる」のは、なんと狭心症のときに出る波形なんです(@_@;)


だいたい、そんなに無理して登り続けても、苦しいばかりで山がちっとも楽しくない。それどころか「嫌に」なる。それくらいだったら、楽しく登って「関門アウトになる」ほうがいいと割り切ったわけ^^

ということで(前振り長い!)、本論。

洞川温泉は、奈良県の南部。桜で有名な吉野よりもさらに奥。吉野からスタートする組は、電車で行けるので現地集合なんだけど、私らは大和八木駅から観光バスで移動。





最初に護摩行を体験させていただき、その後、希望者だけ水行体験。私は見学^^;;; これは男性陣の様子。山の水なので、かなり水が冷たいらしい。







そして、お宿へ。
お宿は、まさかの急登(@_@;)
この大会は、急登につぐ急登で有名なんですが、まさか、宿まで急登とは!!! 私の部屋は、一番上。いきなり足の筋力を使ってしまいました^^;;;





昔懐かしい、ふる~~~い旅館だったけど、料理はおいしかった^^ アユの塩焼きとか、湯豆腐とか^^ 


で、「寝られなかったことはないんだけど、ぐっすり眠ったわけではない」という睡眠のあと(2~3時間しか寝れないことが多いので上出来^^)、大会当日。

朝、8時にスタートして、高野山を目指します。宿の方や、山伏の装束の方々が、見送ってくださいます^^ 予想通り『暑い』。とにかく、登りは無理せず歩き、下りだけ走ります^^


今回、スイーパーさん(最後尾スタッフ)に合流されることはありませんでしたが、関門ギリギリに完走できるように走ってくれるペースメーカーさんとはたびたび合流。

私は、登りが極端に遅く、下りはそこそこ速いので、登りで合流されるのは、まったく問題なし。というか、想定内(*^-゚)v いろいろ、おしゃべりしながら進む^^;;;

そんな状況なのに、立ち止まって写真撮ったり^^;;;



とにかく、まあ、展望が開けても、山また山で、山以外、なんにも見えない^^;;;




エイドは、道路が通っている近くに何カ所か。当然、トイレなんぞありません。普通の大会だと仮設トイレがあるのですが、ここではそれさえなく、テントの中に、被災地で使うような「一度ずつ凝固剤を入れて、袋を閉じて捨てる」タイプのトイレ。でも、結局私は、使わず(@_@;) それはそれで問題なのかと思うけど、いつも使わない(+o+)

急登につぐ急登ってのは、こんな感じ。

写っているのは私ではなく、ラン友さんなんですが、こんな急登が、何度も何度も出てくるコースでした。ロープがついていたのはここだけ^^ ロープがあると腕力で登れるので私は楽でしたが^^;;;

でもねえ、ここまで急だとかえって楽しいのです^^ それよりも、なだらか~~~~に、若干登っている、なが~~~~い林道のほうが嫌いです。

もちろん、登れば下りがあるわけで、下りも同じような感じ^^ 私は下りが好きなので、なんの問題もなし。毎度おなじみ、「登りで抜かれて、下りで抜いて」の繰り返し。

しんどくなったら、10秒休む。うんざりしたら座りこんでスマホ見る(←これは2回だけ)って感じで、体も気持ちも限界を超えないようにゆっくり進み、どうにか完走圏内で進む。


やっと街が見えたら、そこはもうゴール近くの高野山の街。




11時間10分のなが~~~~~い旅でした^^

重いのに、しっかりしたライトをザックに入れていたのに、明るいうちにゴールできて使わず^^;;; 水分や塩分補給がうまくいったのか、水も800mlも余って、持ちすぎ(+o+) 荷物重かった(+o+)

自分の走力に合わせて、まったく無理をせず、淡々と進んで、予定通りゴールできたって感じでした。最後まで急登を登ることができたのは自信になりました。


11時間は、私の最長行動時間記録、更新です^^

すっごく体は疲れたけど、楽しい一日でした。


おまけ
このあと、この日のうちに帰宅したのですが、終電なのに、乗り継ぎが5分しかなく、重い荷物を持って、乗り換えのたびにゼーハー必死に走りました。レース本番より、数倍、こっちのほうがきつかったです^^;;;;;