今年の王滝はやさしくなかった！ の巻
行ってきました。王滝（おうたき）。
長野県御岳山のふもと
木曽路国道１７号を西に折れてしばらく走ったところにある四方を山に囲まれた王滝村。
そこで毎年開催される、泣く子も黙る、上り下りの連続する道なき林道をなんと１００キロをMTBで走るというレース。
「セルフディスカバリーアドベンチャー王滝」！！！。
まさに冒険、まさに自分との闘い！
その中でも今回はかーなーり熾烈を極めました。
コースマップです。
ビギナーにやさしい２０キロや４２キロコースもありますよ！
いかがですか？（９月にも開催しています）
天気予報は雨。
何やらあやしい天気図！
注意報が出てるとか出てないとか。（出てる）
台風の影響＆梅雨入り
でもMTBレースなのでそんなのなんのそのレースは開催されます！
マジっすか！
雑誌で読んでいつかは出てみたいと思っていた全国のツワモノが集まるこのレース。
景色もさぞかし絶景だろうと
二年前に初めてエントリー
結果は８０キロあたりでタイムアウトでした。最後は足が残ってなかった．．．．。
過酷だったのでもう走らない！と思ったのですが。
次の日あたりから何やらもんもんとしてきて。
昨年もエントリー（笑）
みごと完走！１００キロ！やったね！
そして念願果たしたはずなのに今年もエントリー。
タイムを縮めてやろうと。
数ヶ月トレーニングをしてのぞみました。
このレース出走が６時なので前乗りして行かないと走れません。
二日間時間を作るのはスケジュール的にはかなり大変。
でもがんばって時間をつくりました。
そして今回。
本日雨。それまでのレースは超晴れ！景色も最高！路面も乾いていて気温も暑いくらいでした。
しかし本日は雨、雨、雨
王滝村に向かう中央高速の車の中もずーーーと雨。ワイパーを止めたのはトンネルの中だけです。
雨のレース。雨の中走ったことは何度かあります。
帰宅の際にたまたま雨だったりして。
しかし防寒着さえちゃんとすれば大丈夫という経験がありました。
しかし。
今年の王滝はそんなやさしくありませんでした・・・・・！。
正直途中で倒れるかと思いました。向こう側がちょっと見えるかと思いました。
気温はおそらく１２～３度くらいだと思いますがとにかく雨が体温を奪って行きます。
手の感覚がなくなってシフターが押せない。
足が真っ白になって棒みたいで動かしてる感覚がない。
下りが寒くて手足が震えて歯がなります。
当然シューズは水浸し。
長袖インナー、半袖ジャージ、防水ウインドブレーカーにレーパンだったのですが
気温感覚からいっておそらくこれで乗り切れるという読みでした。しかし雨の中を走った経験はせいぜい２時間。レースは８時間以上あります。これは大きな誤算でした・・・・！！
寒さとの闘い。
始めはウインドブレーカーを脱ごうかなとさえ思っていたのにだんだん体温が奪われて
寒くなる。楽しくこなすはずの下りが手が震えてくる。
止まって休憩を取ろうとしても寒くて震えて止まってられない。立つと首から侵入する雨水。
休憩さえできない。
乗るとお尻が痛い（これは毎年いたい／笑）
手の痛みを和らげるためにバーテープをグリップに巻いていったのですがそれがわずかにシフターに干渉してシフターがいまいち動きが鈍い。
補給食をリュックに入れてるがそれを取るにも止まると寒い。
コースは
当然どろどろ。砂地はタイヤがとられます。
ところどころタイヤが半分くらいうまるほどの水たまり。
道が比喩でなく川になってるところも。そこを登るそして下る。
下りはどれくらい深い水なのかどれくらいの石が下にあるのかわからずバイクが暴れます。
ガードレールもほとんどないので落ちると谷底に真っ逆さま。30メートルくらいはあるかな
前日から降り続いた雨で下の川は濁流。大きな音を立ててすごい量が流れて行きます。
普段はおだかやかな水場も滝のように水が流れています。
何カ所かコースが崩れて幅が２／３くらいになってるところも（コースは事前にチェックされますのでそういうところにはロープがはってあります）。
雨に濡れてるけど雨宿りする場所などなく濡れ続けます
そして３０キロ地点をすぎ、
体力を奪われながら第一ポイントを通過。
がまんの走りで（石垣さん的な）６０キロを走って第二チェックポイントへ。
のこりはまだ４０キロ弱！！
そこで
コースは第三チェックポイントで終了と告げられます。
聞くと最後のコースが崩落したようで１００キロのゴールまでの通行できなくなったそうです。
正直。
安堵しました。
この先４０キロを走りきる体力と、気力とそして制限時間がかなりギリギリだったので。
のこりは１２キロとなり最後の力を振り絞って
７７キロを走って終了。今年のゴールはここになりました。
無事完走ーーーー！！（やったね！）
１３時４５分でした。ほぼ８時間。
こりゃあ・・・もしコース変更がなかったらゴールまで行けてないタイムですね。（汗
最後は寒さで右足が悲鳴をあげて筋を痛めてしまいました。
しかしちょうどゴールだったので一安心。
かと思ったらスタート地点まで帰らないといけません。
１０キロ。
最後は痛みでペダルがまわせなくなりました。
ううう。登りは手押し。
たかが１０キロしかし。つらい！
車に戻ると寒さでガタガタガタガタ。
バイクをなんとかトランクに入れて
運転席で着替えます。
体が動かない・・・・・・！
すごい時間をかけて着替えて２０分くらいしてやっと体が温まってきました。
いやぁぁぁ過酷でした。
雨・・・・おそるべし。
途中話したツワモノの人が言ってました。
「もう５～６年このレース出てるけど今年が一番過酷ですよ。まさにアドベンチャーすね～」
うんうん。そうでしょう。
いや、そうであってくれ。これ以上過酷なのは無理です！！ （笑
帰りに温泉で暖まって帰りました。露天風呂がついてました。
露天風呂に入って「うわ雨だ！」すぐさま戻ってきました。
ちょっとした雨恐怖症。（笑
そこで食事。たくさん食べて眠かったのですが
帰ってきました。
みんなに漫画をとどけないといけないからね！！
帰りは300キロ。一人で運転。
つらい？
いやいや！雨には濡れないし音楽聞けるしワイパーついてるし乗りごこちいいし
クルマってやつは快適な未来の乗り物だなぁと思いながら帰ってきましたよ！（笑
でも出発してから帰って来るまでずーーーーと雨でしたねえ。
無事に帰れてよかったです。
実は前回前々回と毎回このコース落車するんですが今回は不思議と落車しませんでした。
一番落車しそうなコンディションだったのに。
それこそ雨でふやけた肌が石に当たると・・・・もう・・・・ね。ぱっくりと。（オカルト）（以下略
覚悟はしてましたがよかったです（＾＾）
で、今これを書いてます。
ううう。
もう・・・眠い。もうすぐ寝ます。
おやすみなさい。
あ、最後に。
王滝で総北ジャージを探した人すいません。
着てたんですが
ウインドブレーカーを上に着てて見えませんでしたね～。
オレンジのナイキのそれに黒のレーパンはいて
薄緑×白のTREKに乗ってたのはワタシです（＾＾）。
長野県御岳山のふもと
木曽路国道１７号を西に折れてしばらく走ったところにある四方を山に囲まれた王滝村。
そこで毎年開催される、泣く子も黙る、上り下りの連続する道なき林道をなんと１００キロをMTBで走るというレース。
「セルフディスカバリーアドベンチャー王滝」！！！。
まさに冒険、まさに自分との闘い！
その中でも今回はかーなーり熾烈を極めました。
コースマップです。
ビギナーにやさしい２０キロや４２キロコースもありますよ！
いかがですか？（９月にも開催しています）
天気予報は雨。
何やらあやしい天気図！
注意報が出てるとか出てないとか。（出てる）
台風の影響＆梅雨入り
でもMTBレースなのでそんなのなんのそのレースは開催されます！
マジっすか！
雑誌で読んでいつかは出てみたいと思っていた全国のツワモノが集まるこのレース。
景色もさぞかし絶景だろうと
二年前に初めてエントリー
結果は８０キロあたりでタイムアウトでした。最後は足が残ってなかった．．．．。
過酷だったのでもう走らない！と思ったのですが。
次の日あたりから何やらもんもんとしてきて。
昨年もエントリー（笑）
みごと完走！１００キロ！やったね！
そして念願果たしたはずなのに今年もエントリー。
タイムを縮めてやろうと。
数ヶ月トレーニングをしてのぞみました。
このレース出走が６時なので前乗りして行かないと走れません。
二日間時間を作るのはスケジュール的にはかなり大変。
でもがんばって時間をつくりました。
そして今回。
本日雨。それまでのレースは超晴れ！景色も最高！路面も乾いていて気温も暑いくらいでした。
しかし本日は雨、雨、雨
王滝村に向かう中央高速の車の中もずーーーと雨。ワイパーを止めたのはトンネルの中だけです。
雨のレース。雨の中走ったことは何度かあります。
帰宅の際にたまたま雨だったりして。
しかし防寒着さえちゃんとすれば大丈夫という経験がありました。
しかし。
今年の王滝はそんなやさしくありませんでした・・・・・！。
正直途中で倒れるかと思いました。向こう側がちょっと見えるかと思いました。
気温はおそらく１２～３度くらいだと思いますがとにかく雨が体温を奪って行きます。
手の感覚がなくなってシフターが押せない。
足が真っ白になって棒みたいで動かしてる感覚がない。
下りが寒くて手足が震えて歯がなります。
当然シューズは水浸し。
長袖インナー、半袖ジャージ、防水ウインドブレーカーにレーパンだったのですが
気温感覚からいっておそらくこれで乗り切れるという読みでした。しかし雨の中を走った経験はせいぜい２時間。レースは８時間以上あります。これは大きな誤算でした・・・・！！
寒さとの闘い。
始めはウインドブレーカーを脱ごうかなとさえ思っていたのにだんだん体温が奪われて
寒くなる。楽しくこなすはずの下りが手が震えてくる。
止まって休憩を取ろうとしても寒くて震えて止まってられない。立つと首から侵入する雨水。
休憩さえできない。
乗るとお尻が痛い（これは毎年いたい／笑）
手の痛みを和らげるためにバーテープをグリップに巻いていったのですがそれがわずかにシフターに干渉してシフターがいまいち動きが鈍い。
補給食をリュックに入れてるがそれを取るにも止まると寒い。
コースは
当然どろどろ。砂地はタイヤがとられます。
ところどころタイヤが半分くらいうまるほどの水たまり。
道が比喩でなく川になってるところも。そこを登るそして下る。
下りはどれくらい深い水なのかどれくらいの石が下にあるのかわからずバイクが暴れます。
ガードレールもほとんどないので落ちると谷底に真っ逆さま。30メートルくらいはあるかな
前日から降り続いた雨で下の川は濁流。大きな音を立ててすごい量が流れて行きます。
普段はおだかやかな水場も滝のように水が流れています。
何カ所かコースが崩れて幅が２／３くらいになってるところも（コースは事前にチェックされますのでそういうところにはロープがはってあります）。
雨に濡れてるけど雨宿りする場所などなく濡れ続けます
そして３０キロ地点をすぎ、
体力を奪われながら第一ポイントを通過。
がまんの走りで（石垣さん的な）６０キロを走って第二チェックポイントへ。
のこりはまだ４０キロ弱！！
そこで
コースは第三チェックポイントで終了と告げられます。
聞くと最後のコースが崩落したようで１００キロのゴールまでの通行できなくなったそうです。
正直。
安堵しました。
この先４０キロを走りきる体力と、気力とそして制限時間がかなりギリギリだったので。
のこりは１２キロとなり最後の力を振り絞って
７７キロを走って終了。今年のゴールはここになりました。
無事完走ーーーー！！（やったね！）
１３時４５分でした。ほぼ８時間。
こりゃあ・・・もしコース変更がなかったらゴールまで行けてないタイムですね。（汗
最後は寒さで右足が悲鳴をあげて筋を痛めてしまいました。
しかしちょうどゴールだったので一安心。
かと思ったらスタート地点まで帰らないといけません。
１０キロ。
最後は痛みでペダルがまわせなくなりました。
ううう。登りは手押し。
たかが１０キロしかし。つらい！
車に戻ると寒さでガタガタガタガタ。
バイクをなんとかトランクに入れて
運転席で着替えます。
体が動かない・・・・・・！
すごい時間をかけて着替えて２０分くらいしてやっと体が温まってきました。
いやぁぁぁ過酷でした。
雨・・・・おそるべし。
途中話したツワモノの人が言ってました。
「もう５～６年このレース出てるけど今年が一番過酷ですよ。まさにアドベンチャーすね～」
うんうん。そうでしょう。
いや、そうであってくれ。これ以上過酷なのは無理です！！ （笑
帰りに温泉で暖まって帰りました。露天風呂がついてました。
露天風呂に入って「うわ雨だ！」すぐさま戻ってきました。
ちょっとした雨恐怖症。（笑
そこで食事。たくさん食べて眠かったのですが
帰ってきました。
みんなに漫画をとどけないといけないからね！！
帰りは300キロ。一人で運転。
つらい？
いやいや！雨には濡れないし音楽聞けるしワイパーついてるし乗りごこちいいし
クルマってやつは快適な未来の乗り物だなぁと思いながら帰ってきましたよ！（笑
でも出発してから帰って来るまでずーーーーと雨でしたねえ。
無事に帰れてよかったです。
実は前回前々回と毎回このコース落車するんですが今回は不思議と落車しませんでした。
一番落車しそうなコンディションだったのに。
それこそ雨でふやけた肌が石に当たると・・・・もう・・・・ね。ぱっくりと。（オカルト）（以下略
覚悟はしてましたがよかったです（＾＾）
で、今これを書いてます。
ううう。
もう・・・眠い。もうすぐ寝ます。
おやすみなさい。
あ、最後に。
王滝で総北ジャージを探した人すいません。
着てたんですが
ウインドブレーカーを上に着てて見えませんでしたね～。
オレンジのナイキのそれに黒のレーパンはいて
薄緑×白のTREKに乗ってたのはワタシです（＾＾）。