試写会にて【ハロルドが笑うその日まで】を観ました。


ハロルドはノルウェーの小さな田舎町で
家具屋を経営している。
小さいながらもクオリティの高い家具を売るお店だった。

ところがお店のすぐ近くに
家具の大型チェーン店IKEAが出来
たちまち閉店に追い込まれてしまう。

妻と店を失ったハロルドは
IKEAの創業者カンプラートを誘拐し、復讐することにした。




IKEAはもちろん、カンプラートも実名。
「安いが壊れる」などのセリフも飛び出し
これを許可したIKEAの懐の深さに株が上がりそうだ困った

実際のカンプラートがそうなのか知りませんが
自分自身、贅沢をしないタイプに描かれています。
飛行機はエコノミーとか。

壊れたら買い変えればいい。
その代わり安くで提供する。

誰もが高級家具を買えるわけではないので
IKEAのようなお店も必要ですし
カンプラートのようにお金を持っていても
「安いが一番」という人もいます。

一方、一生物の家具を買いたい!と思う人もいるので
ハロルドのお店が閉店してしまうのは残念だと思います。

お店を潰された側と潰した側の2人が出逢ったら。
その様子がコミカルに描かれています。

あと、北欧の寒さの認識というか
当り前さ加減に驚きでした。

ネタばれになってしまうので詳しくは言えませんが
ある事を外でやってもらうシーンがありました。
見ている側は部屋の中。
部屋だと狭いから外に行ったと思うのですが
雪の降る中、足元は滑りやすくてあぶないのに
そんな事を気にしている様子はありません。
お酒も入っていたんじゃないかと思います。

当たり前のように外に出る人。
当たり前のように中で見物する人。
日本が舞台なら違和感があったと思いますが
ノルウェーだしね…と思いながら観ていました困った

決してハリウッドではやらないような小作品ですが
ユーモアに富んで面白かったです。