だって前に先輩は・・・・・・


彩人『僕は気に入った人や自分が認めた人じゃないと名前で呼ばないんだよ』


ーーっていってたから

きっと、結城くんのことを認めたんだろうなあ

・・・・・・ということは、桜庭くんや須賀くんはまだってことなのかな?

・・・・・・・・・・・・

この事、2人には言わないでおこう


隆「じゃあみんなで校舎まで行こうー!」


結城くんの元気な声にハッとする

私がいろいろ考えてる間に話しが進んでたみたい

そうして校舎まで歩こうと、校舎へ足を向けた時


秋夜「そういえばさ。伊勢がまた、面白い企画提案したってさ。内容聞いた?あやさん」

彩人「・・・・・・・・・・・」


その言葉に彩人先輩の足がピタッと止まる

そしてこれ以上ないほどの優しい笑みを浮かべ、桜庭くんに問い返した


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


彩人「知らないなぁ。君は知っているのかい?」


!!!!

微笑みならまだしも、声色まで優しくして・・・・・・

私もビックリしてしまった


秋夜「あ……知ってるんじゃ・・・・・・」

彩人「・・・・・・・・・・・・さあ」


・・・・・・きっと、知ってるんだろうけど

いいたくない、考えたくないだろうと

察した

どうも先輩は副会長の伊勢くんのこととなると機嫌が悪くなるらしい


彩人「さあ、言ってごらん。秋夜、聞いてあげるから」

「!?」

隆「わっ」

秋夜「ちょ・・・・・・あやさん!痛っ、痛いって!」


彩人先輩は秋夜くんの顎の下に手を入れてグッと力を入れた


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


そして持ち上げるようにして、彼に優しく声をかけた


彩人「大げさな子だなぁ。そんなに力は入れてないよ?」


先輩にとってはそうかもしれないけど、

これは・・・・・・はたからみたら首を絞めてるように見える気がする

いや、見えてる

私からはそう見える

手の位置は喉ではなく、耳の下に指は入ってるんだけど


隆「綾瀬川先輩ー!秋夜先輩死んじゃう~」

彩人「大丈夫大丈夫。僕も犯罪者になりたくないから、それは大丈夫」


結城くんが先輩の腕にすがりつくように降ろしてと頼むけど

先輩は笑って結城くんの訴えをスルーしていた

桜庭くんは、すごく痛がってて、先輩の腕を叩いている


「先輩、あの、そろそろ離してあげた方が・・・・・・」

彩人「ん?」

「予鈴もなっちゃうし」

彩人「ああ、そうだね。じゃあ君は先に教室に行ってて。秋夜は後から届けるから」

「・・・・・・・・・・・・!」


届ける・・・・・・?


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


秋夜「ちょ!モノみたいに言うのやめてよ!」

彩人「うるさいよ」

秋夜「あ、ちょ・・・・・・痛っ!」


どうしよう・・・・・・、

私では止められないかも

誰か・・・・・・この事態をかいけつできる人は・・・・・・


「あ・・・・・・」


少し離れた門の前、須賀くんを見つける

須賀くんは私が視線を送ると、手のひらをこちらに向けて頭を振った

そして私に背を向け、門の外へ出て行ってしまった

無理、ってことかな

はあ・・・・・・


隆「うわーん、綾瀬川先輩、ストップー!」

秋夜「あやさん、ごめんって!悪かったよ、伊勢のことはもう言わないから!」

彩人「あはははは。なにを言ってるのかな?伊勢がどうしたのかな?」


どうしよう、これ。

絶対チャイムなっても続くような気がする

須賀くんも無理そうだし、ここは・・・・・・・・・・・・

ダメもとで止めるしか!


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


「彩人先輩っ」


そして先輩に近づいて、その腕に手をかけた時


皐「いい加減にしてくださいよ、彩人さん」

千歳「そうですよ。彩人くん。もう授業始まっちゃいますよ」


咲坂くんとお兄ちゃんが校舎から出てきてくれた


彩人「・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。仕方ないね」


2人が出てきてくれたおかげで

桜庭くんは解放されてことなきを得た

だけどーー


彩人「転校生くんはあとで話しがあるからね」

秋夜「え」


まだことは収まっていなかったらしく、

先輩は桜庭くんの腕をがっちりと掴んでいた



to be continued・・・




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