• 06 Sep
    • ヘルプマン!! Vol.5 排泄編 くさか里樹

      ヘルプマン! ! Vol.5 排泄編691円Amazon・・・これね、ほんと介護を未経験な人、介護まっただ中の人、お仕事にしようかと考えている方、ぜひぜひ読んでみてほしい。朝日新聞出版社に移ってからは、表紙がセンセーショナルだし、内容がわかりやすくなったのでテーマを絞って書いてるなぁっていう感じがしている。昔のイブニングKCのころはどっちかというと、介護をやる側の人間の成長だったりを追いつつも、いろいろ問題提起のあるって言う感じだった。でも、朝日新聞出版社に移って5冊目、最初は高齢者ドライバーの問題、排せつの問題などやはり介護をやるにあたって避けられない問題だったり、老親に対して不安に思うことなどをテーマにどっちかというと介護者(援助者)が脇に回って、要介護者だったり高齢者を主役として据えているところが以前のシリーズと違うところ。今回の「おむつ」に関しては、正直「はぁぁぁぁ・・・」と納得然りでしたよ。在宅でおむつを使用してた人なら経験がある「横漏れ」。私もテープ型のおむつにフラットなパッドと使ってやっても横漏れもするし、背漏れもする。これが寝る前に替えたのに、朝起きたらそうなってる。もちろんその状態で寝てたのって気持ち悪かっただろうな・・・かわいそうなことをしたって思うのが一番だけど、やはり皮膚状態が良くなくなったり、朝っぱらから防水シーツとパジャマと洗濯したりと、まぁ忙しくもなるわけで。でもね、この本に「答え」が載ってたんですよ。なぜ横漏れが起きるのか・・・背漏れが起きるのか。それと、座位の取らせ方とかによって意識状態が明らかに違ったり、食欲や活気も違ってくるという話。介護の勉強はしていたので、おむつのつけ方とか、自分がおむつを1晩してみてレポートを書く(こういう宿題あるんですよ)ってのもやりましたけど。介護者が良かれと思ってやってたことが意外にも間違っていたということもあるんだなって思いました。まだ、この話続くのかな・・・次の巻は別のシリーズになるかはわからないけど、これからも興味を持って読んでいきたい本ではあります。ヘルプマン! ! Vol.4691円Amazonヘルプマン! ! Vol.3691円Amazonヘルプマン! ! Vol.2691円Amazonヘルプマン!!700円Amazon

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  • 12 Jun
    • イカちゃんクマちゃん   三木よう子

      イカちゃんクマちゃん/著者不明¥864Amazon.co.jp昨日帰宅したらちょうどポストに入っていました。表紙を見てもシュールですよねぇ・・・1人暮らししているクマのぬいぐるみの「クマちゃん」が、ある日自宅の冷凍庫から呼び止められて、中から出てきた「イカちゃん」と同居生活を送ることになる話です。何かねぇ・・・癒されるんですよ。シュールなんですけどね。ほんとに偶然の出会いだったんだけど、人間の同居生活を考えても「あぁはまるなぁ」って思います。お互いに相手のこと思うんだけど、ちょっとしたことですれ違ったり、友情を深め合ったり。人間じゃなくてイカとクマだから感情移入して読めるのかな。何かもう最後の方とかちょっと涙ぐんじゃいましたもん。続編があるといいなぁ・・・

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  • 19 Apr
    • BAR追分   伊吹有喜

      ここ数日、ようやくずっともやってた自分の中の霧が少し晴れてきて、色々やってみようという気分になりつつある。今までのは結構「やらなきゃいけないこと」を順番に着手していたけど、それがようやく一段落したので、2月で止まってた時が動き出した感じだったんです。2月の時点からたまっていた読書とか、なんか今までそんなに手につかなかったんですよね。ずっと新刊が出るのを楽しみにしていた本もあって、一応入手はしていたけど、「そのうちね・・・」と気づけば5冊。その辺を一気に読みました。(大体は通勤時間にスマホを触らなくなったので、その時間での読書です)そして・・・新しいシリーズに挑戦してみました。BAR追分 (ハルキ文庫)/伊吹 有喜¥562Amazon.co.jp伊吹有喜さんは「四十九日のレシピ」でも読んだことのある作家さんだったので、安心して手に取りました。今回もお料理描写もいい感じだし、基本は短編でねこみち横丁を舞台にしたいろんな人間模様を描いているんだけど、ちゃんとつながっているし、すっと入ってくる感じがいい。そして大きな事件が起きるでもないのに、なんかわくわくしてしまう。サンドイッチ、カレー・・・BARなんだけど、お昼間に同じ場所で営業しているBAR(バール=バル)では定食も出していて、どっちもが舞台になっている。夜に読むとお腹すきますよ・・・私はカレーライスが食べたくなりました(笑)そして、続巻も出ています。今後読む予定です。

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  • 21 Feb
    • ひとりぐらしもプロの域  カマタミワ

      ひとりぐらしもプロの域。 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)/KADOKAWA¥1,080Amazon.co.jp姉にも「私くらいのOLでアラサーやアラフォーの女子がお金を貯めるのに日経WOMANとか読んでるし、そういうので参考になる特集もあるから、読んでみたら?」って勧められていて、こないだ読んでみました。家計診断的なものはタメになりますね。それ以外には一人暮らしの工夫的なものを見てみたかったんですが、たまたまこれが本屋にあって、手に取ってみたら面白かったです。一人暮らし「あるある」が結構楽しいし、失敗談もそれを踏まえて、どう工夫して行ったのかっていうのも載っています。学生時代からあまり深く考えずにお金を使っていた自転車操業時代、OLをやりながらイラストレーターとして独立するためにお金を貯めることに目覚めた時代。何か実家でのほほんと暮らしていて、どんどん1人になっていって、最終的に一人暮らしした私も近い感覚だなぁと思ったし、この先の不安のようなものの解消の仕方も載っていて、私がまさにモヤモヤしていた部分が霧が晴れたようです。もちろん、努力も必要だけど、方向性がはっきりしてくると多少は不安は減るもんだし。姉のアドバイスと、この本でなんか少し心が軽くなった気がします。

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  • 28 Jan
    • 侠飯(おとこめし)

      侠飯 (文春文庫)/文藝春秋¥637Amazon.co.jp侠飯2 ホット&スパイシー篇 (文春文庫)/文藝春秋¥724Amazon.co.jp昨日、新年会前に紀伊国屋で見つけました!!面白そうだ!!最近は編み物が多くて読書少な目でしたが、1月に入って編み物のペースを落としているので本を読む時間もできてきました。これはおもしろそうだと思ったんで、買ってみました。そういや任侠シリーズといい、最近こういうジャンル多いなぁ任侠書房 (中公文庫)/今野 敏¥734Amazon.co.jp任侠学園 (中公文庫)/今野 敏¥720Amazon.co.jp任侠病院 (中公文庫 こ)/中央公論新社¥799Amazon.co.jp任侠シリーズは面白かったですよ。スカッとするんでストレスたまった時に向いてるかな。

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  • 20 Oct
    • 夢見るレシピ スープのささやき 有間カオル

      夢見るレシピ ゲストハウスわすれな荘 (ハルキ文庫 あ 25-1)/有間 カオル ¥637 Amazon.co.jp スープのささやき―ゲストハウスわすれな荘 (ハルキ文庫 あ 25-2)/有間 カオル ¥637 Amazon.co.jp お料理系小説かなぁと思いつつ、またもや表紙買い(笑)それも「スープのささやき」から・・・でも、人物関係などもきちんと描かれているので2冊目から読んでも十分わかるのです。そして、スープのささやきから、1冊目の夢見るレシピを入手して読破しました。東京の山谷地区にあるゲストハウス(もちろんフィクションですよ)の通称・わすれな荘というゲストハウスを舞台に、そこに長期滞在中の主人公と同じく同居人たちのさまざまな国の人たちとの人間関係や、主人公の成長を描いています。そして、住民それぞれがフィーチャーされたお話もあり、すごくわかりやすいのです。大阪にも似たような地域があり、ゲストハウスというか短期滞在から長期滞在までできる基本的に日払いの棲家についても何となくイメージできるんです。でも、そういうところってどっちかというと色んなバックボーンを背負った人々とかが多いのかと思っていたら、今は海外からの留学生やバックパッカーも利用するんですね。秋田から上京し、しばらく身を寄せようと思っていた遠距離恋愛中の彼氏に裏切られ、当面の生活の基盤を固めるまでの一時逗留のつもりできたゲストハウスだったけど、いろんな人とのふれあいで彼女自身のなかにもいろいろと考えに変化も起こってくる。そして住民たちそれぞれも考え方が変わってくる。そしてシェアハウス的かと思いきや、基本的にはみんなゲストでもあるので、適度な距離感も保たれている。管理人さんでもある翔太さんが語学堪能で、みんなとうまくコミュニケーションを取りながらひとつずつうまくいくように導いている。そして「役立たずで飲んだくれ」のオーナーさんの幼いころの話も出てくる。ほんと悪い人が出てこないこの話。何か気持ちがほっこりしますし、海外の料理レシピも載っている(小説で出てくる料理のレシピがその章の終わりに載っているんです)ので、一石二鳥!味の描写も載っているので、ぜひ作ってみたいなと思わせます。

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  • 18 Oct
    • まぼろしのパン屋   松宮宏

      まぼろしのパン屋 (徳間文庫)/松宮 宏¥659Amazon.co.jp最近、なぜか食べ物に関するエッセイとか小説ばかりを読んでいたりします。これもそんな感じなのか・・・と完全なる表紙買いで、しかも帯すら読んでいませんでした。まったくの先入観もなく、作家さんの情報もないままに読み進めました。どうやら短編集(3篇の小説が入ってる)で、1つめのお話が「まぼろしのパン屋」とある関東の私鉄沿線で都市開発を進めている私鉄会社のグループがあり、その開発に関わっていた企業のあまり出世も期待されていない目立たないサラリーマンだった男性が、電車で出会ったおばあさんにとてもおいしいパンをもらったところから話が急展開する。。。という話。その男性の奥さんはパン作りにはまっているとか、その味見に付き合わされてパンに対してはあまりいい印象をもっていないとか・・・いろいろあるんですが、最後はすかっとするお話。不覚にも涙が出そうになりました。うまいなぁ・・・この作家さん。で、次の「ホルモンと薔薇」もちょっと泣けるお話。でも次の展開があまりわからなかったので、このエピソードと全体の話がどうつながっていくんだろうとか、そういうのが楽しみになる話です。これは神戸のとある下町が舞台になっています。そしてテーマは「焼肉」そして最後の「こころの帰る場所」は姫路が舞台、そしてテーマは姫路おでん。姫路の御祭り(結構昔は若い子が暴れていたそうな)を舞台にした中途半端にぐれたヤンキーたちのお話。これはほんとに涙腺崩壊しかけました。3つともその食べ物の描写もすごく絶妙で、めっちゃお腹が空くんですが、それ以外にも親子関係、夫婦関係・・・そういうのを描くのがとてもうまい作家さん。短編だけど、とても満足感のある作品でした。

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  • 19 Sep
    • ヘルプマン!!2 高齢ドライバー編  くさか里樹

      ヘルプマン! ! Vol.2/朝日新聞出版¥691Amazon.co.jp「ヘルプマン!」キレイゴトではなく、高齢者の問題に対していろいろと問題提起しているコミックです。2003年~2014年までイブニングコミックで27巻まで出ており、現在は週刊朝日に連載中で朝日新聞出版より「ヘルプマン!!」(!が1つ増えてる)で2巻まで出ております。介護職員やケアマネ、社会福祉士などの目からみた現場の問題、高齢者への支援の問題。処遇の問題もあったりしたけど、どっちかというとこれから増えていくであろう高齢者や認知症などの方とどうかかわっていくのか、どういう支援ができるのかっていうのを現役の現場の方々などに丁寧に取材してコミック化している。今回は「高齢者の運転免許について」もちろん、ご健在で現役ドライバーさんも沢山いらっしゃるし、生活の足として車がないと困る地域の方もたくさんいらっしゃるので画一的なことは言えないとは思うけど、実際に高齢者の事故が増えている。運転に対するとっさの判断能力、運動能力等も低下していくというのはあります。事故の加害者になる可能性だってあるわけです。(よく、アクセルとブレーキ間違えて突っ込んだりってあるけど、パニックになると一瞬わかんなくなるもんですし)そして長年運転してる人に限って、「目をつぶっても運転できる」と自分の運転技術を過信しがちです。そこをどういう風に折り合いをつけていくのか・・・生活の足ともなっている車を簡単に捨てるわけにはいかないということもあったり、自由に外出する楽しみを失ってしまいかねない。今回の2巻は問題提起編だったので、これからどういう風に展開していくのかは続きを待とうと思います。自分の話ですが、うちの父親は肝細胞癌(C型肝炎から)になったんですが、腹水がたまり始めてからも点滴を打ちに毎日のように病院へ通っていました。その病院は自宅から車で30分弱のところにあり、電車で行くには乗り換えなどが必要でとてもではないけど癌の末期の父には難しかったようです。(朝一に行こうと思うとラッシュ時間の後半にひっかかるので)私でも体調の悪い日に運転するのって、けっこう注意力散漫になりがちなので、心配ではありましたが、ある時、家での車庫入れでもう20年以上車庫入れしているにもかかわらず少しこすってしまったようで、父自身が判断して運転することを止めました。(その前に私が運転免許を取って、父指導のもと、母の病院、父の病院へ運転して送迎できるように練習期間があったんですが・・・それで父も納得してくれたというのもあります)あまり私に迷惑を掛けられない(平日の場合は朝父を送って、帰りはタクシーで乗り換えの無い駅まで行って、電車で帰ってきてたようです)とのことで、最後の数か月はほんとうにハードでした。入院にも介護タクシーを使って行ってくれましたし。私がもっと早くからいろんな制度を知って、父のためにも使ってあげられたら良かったんですが、父は最後まで自宅にこだわっていたけど、治療は入院している病院へいくことにもこだわっていたので遠いわけです。在宅に切り替えて、往診医で処置できる医療であればまだよかったんでしょうけど、しんどくても父にとっては外へいくことも気持ちの張りにつながっていたのかなって思うので、これでよかったんだと思うようにしています。(なので良くも悪くも私の運転は父親譲りだったりします)ほんと今まで自信を持って運転していた人にとって、運転を取り上げてしまうことは自由に出かけることさえ奪ってしまうようで、家族も辛いところなんですけどね。

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  • 01 Sep
    • パンとスープとネコ日和  群ようこ

      パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)/角川春樹事務所¥555Amazon.co.jpこれ、ブクログのほうにも感想かいたんですが、実はこれドラマ化されてたんですね。WOWOWだったようで。しかも主人公を小林聡美さんが演じていて、お料理を飯島奈美さんがやってるという・・・飯島さんと言えばお料理が出てくるドラマには欠かせない(NHK朝ドラの「ごちそうさん」でのフードスタイリストとしても有名)小林聡美さんとは「かもめ食堂」とか「めがね」でもタッグを組んでいて、好きな世界感なんですよね。ぼっと見てて癒されます。で、本を読んでこれをドラマ化したらどんなだろうって想像してたところに、どんぴしゃなスタッフでのドラマ化だったので思わずDVD借りてきました!!!パンとスープとネコ日和 DVD-BOX/バップ¥8,208Amazon.co.jp登場人物はそう多くないし、4話完結なんであっという間ですけど・・・群さんのお話って結構、同世代の独身女性の話が多く、かといって結婚を焦ってない淡々とした女性が多くて、しかも恋愛要素があまりない(苦笑)物語なんだけど、キャラが濃い人が多い割には全然悪い人は出てこない。うーん…って思うけど、それはその人にとっては必要なことだからっていう納得できる人物設定なんですよね。そしてお料理描写がすごくいいのです。空腹時に観てはいけません。必ずそれを作りたくなります。(私は今日ナポリタンを10年以上ぶりに作りましたもの・・・)何かちょっと疲れてて、ボーーーーっとしたいなって時に本よりもDVDのほうが入りやすいかもしれませんよ。

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  • 21 Aug
    • あずかりやさん  大山淳子

      ([お]15-1)あずかりやさん (ポプラ文庫)/ポプラ社 ¥670 Amazon.co.jp 猫弁シリーズの作者の方が書いたお話です。今日はガス点検がすごく早くに終わったので、早めに行って隣の駅の大きな本屋で本をブラブラ見ていました。面白そうなタイトルだなぁと。で、しょっぱなにこう書いてある。「ここは明日町こんぺいとう商店街の西のはじに位置しています」(原文ママ)え?明日町こんぺいとう商店街???([ん]1-4)明日町こんぺいとう商店街: 招きうさぎと七軒の物語 (ポプラ文庫)/ポプラ社 ¥648 Amazon.co.jp ([ん]1-5)明日町こんぺいとう商店街2: 招きうさぎと六軒の物語 (ポプラ文庫)/ポプラ社 ¥648 Amazon.co.jp あ、なるほど同じ出版社なのですね。で、この大山さんはちゃんとこちらにも書かれているのですね。架空の明日町こんぺいとう商店街を舞台に派生して行ってるお話です。他にもあるようです。このシリーズ大好きなので、他の作家さんもこれで1本描き下ろしとか出てくるのが楽しみです。(本は週末読みますので、感想はまたこれに追記していきます)

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  • 02 Aug
    • テーマで絞ってみました(夏の読書)

      私が「和菓子」にはまるきっかけにもなっているんですけどね。ここ数年、和菓子をモチーフにした小説って結構多くて、しかも和菓子屋とかが舞台になっているだけでなく、製法や生菓子などの描写がとてもうまくて、ついつい想像しては食べてみたくなるようなものが多いんですよね。私の場合のとっかかりは和菓子のアン (光文社文庫)/光文社¥720Amazon.co.jpこの作家さんは「ひきこもり探偵 鳥井くん」のシリーズでも鳥井君が大のお取り寄せ好きということで地方の銘菓をお取り寄せしていたこともあり、しかも料理好きで自分で料理をしてしまうということで、かなりの料理描写や食べ物描写には定評があったんです。そして、そんな作者さんが「和菓子屋」を舞台にそこの店員さんたちのプチミステリーを本にしたんです。これは見逃すわけにはいかないわけで・・・ただ、この舞台はデパートに入ってる和菓子屋のテナントなので、実際に作る場面は登場しませんが、お茶席に持って行く生菓子の話(とくに季節の生菓子の話)とか、いろいろ生菓子の知識の入門編としてはばっちりです。これを読んで、デパートの生菓子売り場へちらちら見に行くのが楽しみになりましたもの。和菓子のアンソロジー (光文社文庫)/光文社¥713Amazon.co.jpそんな坂木さん(作家さん)が「この人に和菓子をモチーフに短編を書いてほしい」というテーマで作られたのがこの本。いろんな作家さんがミステリー仕立てとかほろっとくる仕立てだとか、いろんな手法で和菓子を描いています。(和菓子を中心とした人間関係だったり、思い出だったり)ただ、この2冊の後は中々デパートへ寄る機会も減り、デパートでも行く時間が遅いので生菓子は売り切れってのが続出していて、他のテーマもの小説へ流れたりもしていたんですけどね。お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 (メディアワークス文庫)/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス¥594Amazon.co.jpこのシリーズが出たわけです。これはモロに和菓子屋の二代目が主人公。若くに和菓子屋を営む両親を事故で亡くした主人公が和菓子屋を継いで、試行錯誤しながら先代の味に近づこうとしながら、彼に持ち込まれる色んな悩み事を和菓子を使って解決していくというシリーズものです。(今は3巻まで出ています)ここには超大手の和菓子屋さんのご令嬢の葵さんとのやりとりで主人公・栗田青年も和菓子職人としても成長していき、和菓子屋の切り盛りもどんどんたくましくなっていくというストーリー。に、ちょこっとだけ恋愛要素もあったり。これは職人さん目線で書かれているので、お菓子の製法なんかを知るのにも楽しいです。そして・・・幽遊菓庵 ~春寿堂の怪奇帳~ (富士見L文庫)/KADOKAWA/富士見書房¥670Amazon.co.jpこちらは高野山の門前町にある(?)和菓子屋を舞台にしたお話。店主が神様?妖怪?なんですが・・・和菓子がとても好きで和菓子屋になり、接客用にとアルバイト募集をしたところでひっかかった青年(彼もいろいろと「見えてしまう人」)が2年勤め上げたら、”妖怪や幽霊の類を見えなくしてもらう”という条件のもとでアルバイトをすることになり、ここにくる一筋縄ではいかないお客様(もちろん人間ではない)の要望にお応えしていく話。そのお客様とのやり取りで彼はどんどんそういうモノたちとの信頼関係も築いていくので、この先どうなるのかが楽しみでもあります。そして、こちらの作者さんは和菓子屋の息子さんってことで裏側の部分や製法についての描写がとてもリアルで細かい!それも楽しめます。(こちらも3巻まで出ています)これ以外にも([ん]1-4)明日町こんぺいとう商店街: 招きうさぎと七軒の物語 (ポプラ文庫)/ポプラ社¥648Amazon.co.jpここにも和菓子屋さんも出てきます。私はテーマ別で本を読んだり探したりすることが多いので、こういう似たような舞台の小説が集まってきますね。そこから気に入った作家さんが出てくれば、その人のほかの作品へ波及していく感じです。ですので、ラノベとかでもこだわりなく読めてしまうのです。

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  • 01 Aug
    • 幻想探偵社   堀川アサコ

      幻想探偵社 (講談社文庫)/講談社¥691Amazon.co.jp堀川アサコさんの「幻想シリーズ」の第4弾が出ましたよ。この世界観が結構好きで、続編が出るのを楽しみにしていました。そしてこの作家さんはそれぞれが単独の話なのにもかかわらず、結構前のシリーズの登場人物がカメオ出演してることがあるんですよ(かといって本編に影響しない)それもわかる人だけ「くすくす」できるポイントだったり。今回は主役が14歳の中学生ということもあって、彼ら自身の葛藤や探偵社を舞台にしているのでミステリーの謎解きができたり、いろいろ楽しめます。そして幽霊が出てくる本なのに、しかも結構な描写の部分もあるのに・・・なぜか全然怖くないんですよね。この本からとっかかりに読んでもらっても、単独で楽しめます。そして、この本からの幻想映画館 (講談社文庫)/講談社¥価格不明Amazon.co.jp作品中にちょこっと出てきますよ幻想郵便局 (講談社文庫)/講談社¥627Amazon.co.jpここは結構「大穴」(笑)こういうのを読むと楽しい!ほんとに楽しい!正直、映像化してほしい作品ではあるけど、今の安っぽい感じならまだいいかな。深夜ドラマ枠くらいでこそこそって楽しめる程度でいいや。あんまりアイドルとかに出てほしくは無い。夏の読書(涼しい場所でじっくり読書)にはこれはもってこい!この1年半で2回読み返してるけど、このシリーズ4作品また読み返そうかなって思っています。

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  • 16 Jul
    • 学校のぶたぶた  矢崎存美

      学校のぶたぶた (光文社文庫)/光文社¥518Amazon.co.jp読書シリーズ続いていますが、これは今までもずっと読んでいる「ぶたぶたさんシリーズ」の最新刊です。いろんな職業になるぶたぶたさんですが、今回はスクールカウンセラーという職業になります。中学校の生徒や父兄や先生の悩みをうまく解決に導いていきつつ、矢崎さんお得意のおいしそうな料理(今回はぶたぶたさんが手作り弁当を持ってくるというシチュエーションでおいしそうなお弁当がふんだんに出てきます)を学校のベンチで相談相手と一緒に食べたり。そんなにすごく深刻な事件は起こらないけど、中学生という年代ならではの悩みとか、懐かしくなりますね。そして相変わらずぶたぶたさんには癒されます。ほんとにぶたぶたさんにははずれ無しなんですよ。

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    • ちょっと今から仕事やめてくる  北川恵海

      ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)/北川恵海¥572Amazon.co.jpみんな一度は考えたことがあるんじゃないだろうか・・・特に新人のころ、配置換えで新しい業務につくことになったころ、自分のふがいなさ(それまでの根拠ない自信とかが木端微塵になる瞬間でもあるし)にもう何もかも嫌になってしまうっていうこと。この本は、最近よくシリーズものを読んでいるメディアワークスさんから出ていた本で、それまでも何度も目には触れていたけどなぜか手に取ることはなかった。自分はベテランだし、この業界の仕事にはある程度広くかかわっているので知識もあるし・・・交渉力とかのスキルも高いって自分で天狗になってたんでしょうね。去年からこっちいろいろあって、自分も同じ業種とはいえまったく畑違いのところの仕事をやることになり、何となく根強くのこる「男尊女卑的」な何かや、自分でも思ったような速さで仕事を吸収していけない焦りや不安や、きっともとからいる人たちにご迷惑をかけているなというふがいなさなんかで、ちょっと病みかけていたんですよね。色んな意味で被害妄想だったし。そして、とうとうこの本を手に取る日が来ました。で、読み始めると主人公は入社半年の青年。中堅の会社に勤めて結構ブラック気味な状況に追いやられているし、職場の雰囲気も良くない。上司も理不尽に怒鳴りつけて若手を指導しようという空気もない。そんななか休日返上で仕事をした帰りに、ふと「どうでもいいや」ってなって駅のホームで電車に飛び込もうとしたところ、小学校のころの同級生を名乗る関西弁の男性に助けられる。彼との不思議な友情を軸に、青年は自分と向き合い、仕事と向き合い、そして忘れかけていた大切なものたちを思い出していく。今、私の会社にも新入社員さんがようやく配属になって、なかなかどんな切り口で仕事を覚えて行ってもらえばいいかなと考える余裕もなく、目をキラキラさせて「仕事教えて下さい」って感じでくる。きっと彼もこの職場の雰囲気になじんできたころに悩むのか、それともうまくいろんな先輩たちとコミュニケーションを取ってどんどん成長していけるのか。半年前にはこんな状況を想像もしなかったけど、まぁなるようにしかならないし。ただ、この本はそういう部分だけでなく、ミステリー的にもいろいろと「あれ?」って思う仕掛けがあったりして、最後の最後まで読まないとわからないですよ。2時間程度で読了できる本ではありますが、なかなか楽しめました。そしてちょっとだけ元気ももらえました。

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  • 09 Mar
    • おい!山田 大翔製菓広報宣伝部    安藤祐介

      おい! 山田 大翔製菓広報宣伝部 (講談社文庫)/講談社¥691Amazon.co.jp久しぶりにがっつり読書しました。久しぶりの「お仕事小説」ですけど、この作者さんのは初めてです。準大手クラスの製菓会社で起こった小さな奇跡とでもいうか・・・これは部下の沢山いる上司クラス(管理職)の方にも読んでほしいし、若手と言われる年齢の人たちにも読んでほしい。そしてこれを読んでるとなんだか勇気が出てきたり、少しだけ自分の会社が大好きになりますよ。私は営業部署にいながら昔から割と「ものづくり」に関わるお仕事が多く、現場の方々とも交流がある。だからこういう「そこまで大きくない会社」で若手社員たちが力を合わせて難局を打破するっていう爽快感もあるし、それぞれの立場の人がどんなことを感じているのかなっていうのもわかったりします。まぁ現実は小説のようにはいかないのかもしれないけど、こういう山田君みたいな人が居たら、どんどん人の輪ができて、職場が活性化されていくかもなぁ・・・って思いました。日曜日に読むと、月曜日も活力につながりますよ!!お勧めです。

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  • 03 Jan
    • 流星ワゴン   重松清

      流星ワゴン (講談社文庫)/講談社¥788Amazon.co.jpこれって2001年発表なんで、もう14年前になるんですね。当時も話題になったと思います。重松清ファンとして、いろんな作品を読んできたんですが、なぜかこれだけは読んでなかったんですよね。で、この年末に読んでみました。(病院でずっと暇なので)でも、ちょいちょい人前に居るときには涙が出そうで読めない部分もあったりしたんですけど、特にラスト40Pほどは無理でした・・・家までダッシュで帰って、家で読みました。親と子のそれぞれの愛情とか、家族を思う気持ちとかいろんなことが絡んですごく切なくも、最後は何か温かい涙でしたね。これが1月クールのドラマになるそうで、ワゴンに乗る橋本親子のお父さんに吉岡秀隆さんとか・・・なんかイメージ合うなぁ。で、チュウさんに香川照之さん、なんかああいうイメージだな。主人公が西島さんってのは・・・今乗ってる人だからなのかどうかはわかんないし、ストーリーが進むにつれて感情移入できるかにかかってくるんでしょうけど。うまくいけばこのドラマヒットしそうだな・・・「とんび」のときのように。子役の子と主人公にかかってるかな。

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  • 02 Nov
    • こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙  田中啓文

      こなもん屋うま子 大阪グルメ総選挙 (実業之日本社文庫)/実業之日本社¥640Amazon.co.jpこれ・・・読んでみたんだけど、まぁなんかどこぞの市長さんと話がかぶるのよね(苦笑)もちろん、うま子なんて現実には居ないのでこんなに痛快にいろんなことは解決しないわけで・・・でも、パラレルワールドでこんな大阪があってもいいのにって思う。そしてなんだかんだグルメネタの小説が多いんだけど、これは大阪の歴史的なものにも触れていてね。大阪生まれ、大阪育ちの人間には結構「おぉ」って思わせる小説ですよ。人気が出てもあまりに今の状況では映像化はしにくいとは思いますけど・・・(某市長さんから苦情がでそうで)

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  • 31 Oct
    • 旅屋 おかえり    原田マハ

      旅屋おかえり (集英社文庫)/集英社¥648Amazon.co.jp文庫化したのでゲットしましたよ。この方の小説、合うときとそうでないときがあるんだけど・・・自称旅好き(いや、私の場合は「移動好き」もあるけど)な私はこういう話にはすごく興味がわく。それに集英社文庫さんは裏表紙に100文字程度のあらすじが入るので、それのみをヒントに買いました。でも・・・これは要注意です!電車とか人前で読んではいけませんよ・・・私、4回ほど涙腺崩壊しました。何かとても温かい気持ちになれる話です。いろいろ大変なこともあったり、どうなるんだろうってハラハラしたりもするけど・・・「おかえり」っていうのは「丘えりか」というピークを過ぎて売れない元・アイドルの名前。彼女は旅ロケ番組で細々と事務所を支えるタレントさん。元ボクサーという社長さんと、元セクシータレントという副社長兼経理のおばちゃんの3人だけの零細事務所で、しかもレギュラーの仕事は旅番組の「ちょびっ旅」1本だけ。その番組のスタッフとも苦楽を共にし、とても家族的ないい関係を築いていたんだけど、とある出来事をきっかけにその番組は打ち切りとなってしまい・・・そこから「おかえり」ちゃんは旅屋をすることになるんですけど・・・事情で旅ができない人のために替わりに旅をしてくるというお仕事。旅をするのは彼女一人だけど、彼女はいろんな人に助けられて、旅を成功させていく・・・それが読者の心をわしづかみにするんだな。私は「仲間」とか、そういうのにすごく弱いし、旅に行っても現地でいろんな人と会話をしたりするのも楽しみ。あえてひとり飯、一人呑みをするわけでもないけど、駅の観光案内のおばちゃんに親切にしてもらったり、タクシーのおっちゃんと知り合ったり、いろんなココロを洗われるエピソードが私なんかにでもあるのだし。でもやっぱ旅って「帰ってくる」までが旅なんだよね・・・もちろん向こうも楽しいけど、帰ってきたときにおかえりって言ってもらえたり、みやげ話を聞いてくれる人がいるってそれが大切なんだよなって思う。この本、結構あっという間に読めてしまうけど、すごく色んな想いを心に残してくれました。

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  • 28 Oct
    • ゼロ!こぎゃんかわいか動物がなぜしなねばならんと? 片野ゆか

      ゼロ! こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?/集英社¥1,512Amazon.co.jpこれ、文庫本化したので本屋でみつけて買いました。この作者さんの本では「犬部」も読んだので、もちろん実話をもとにしているので、興味がある部分だし。昨今のペットブームで気軽にわんにゃんを飼う人も増えたけど・・・いわゆる野良犬ってここ数年見ないんだよな・・・まぁ外飼いのワンちゃん自体減ったと思うけど。そうやって家族として大事にする人が増えた一方で、可愛そうな最後を迎える子も多いわけで。ワンコなら子犬から飼えば短くても10年は付き合う覚悟がないと飼っちゃだめだしね・・・そして昨今のブームでは愛玩犬が増えたので、この子たちは山に捨てられても決して自力で生きていけないしね・・・人と一緒に居ることしか知らない子たちだからね。傍らで眠ってるうちの子も大切にしてあげようって思える本です。

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  • 27 Oct
    • ペコロスの母の玉手箱  岡野雄一

      ペコロスの母の玉手箱/朝日新聞出版¥1,296Amazon.co.jp「ペコロスの母に会いに行く」どんげんでんなる (movie ver.)/Bellwood Records¥価格不明Amazon.co.jp映画化もしましたね・・・これの続編です。今年、この「母」みつえさんは91歳でお亡くなりになりまして、その最後までの15か月を描いています。ペコロスさんの母を見つめるまなざしがとても優しくて、温かくて。認知症介護のお話ではあるんですが、なんかほのぼのとしちゃうんですよね・・・絵が優しいっていうのもあるのかも?ほんとにみつえさんが可愛らしいおばあちゃんで・・・もちろんみつえさんがお亡くなりになったのは新聞にも載るくらいなので、みんな結末は知っているんだけど、それをペコロスさんはどう描くのだろう・・・それはとても気になっていました。すごい喪失感を持つのかな・・・まだ描けないかもな・・・とも思ったんですが。今日、昼休みふらっと本屋さんへ行ってて、見つけてしまいました。この本のペコロスさんの心情が時々はまることもあったりで、それでいて抒情的だったり、人の死に対してもすごく悲劇っていうよりも、なんか淡々と受け入れられるような感じでした。それはきっとペコロスさんの中にもきっといつまでもみつえさんは生き続けるし、きっと時間をかけてお別れの準備ができたんだろうなって思います。マンガなので見やすいと思います。認知症の親が・・・とかそんなん関係なしに、年老いた親を思うときに見てほしいなって思う本です。きっと自分の親の事を愛おしいなって思えますよ。

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