地球一周の船旅 『たびログ』

世界一周しちゃえば?(*^m^*) tabilog コメント&トラバはお気軽に♪


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カンボジアを訪れた際、バッタンバン州にあるイタリアのNGO「エマージェンシー」が運営する病院に行きました。


バッタンバンはカンボジアで最も地雷被害者が多い地域。


2004年に治療をした地雷被害者は105人。240~250人がバッタンバン州での毎年の地雷被害数。なんと半数近くをこの病院がフォローしている。地雷被害者だけでなく、交通事故の被害者やポリオの治療、PTSDなどの心のケアも行っている。


「エマージェンシー」は、まだ設立されて10年ほどの若いNGOなんですが、どこの政府からも寄付をもらわずに個人や私的団体からの寄付で運営されており、その組織がシステム的にかなりうまく、まわされているなーという印象でした。


病院として、施設の衛生レベルを高く保つことはもちろん、広々としていて開放感があり、庭にはガーデニングまで施されているという環境づくりが徹底されています。正直、この病院がカンボジアで見た建物の中で一番きれいで清潔感がありました。


治療費はもちろん、患者や付き添い人の生活用品なども全て無料で院内にはクメール語や英語などを学ぶ学校やカフェテリアもある。現在は外国人スタッフと現地スタッフが一緒に働いていますが、将来的には現地スタッフが自立して病院を運営できることを目標にしているとのことです。


支援において、どうやって支援を終わらせるか、つまりいかにして現地スタッフ主導の活動にシフトさせるかということが重要だという考え方です。


支援が無責任にならないように、支援後のフォローをすることも大切ですが、現地の人がNGOや支援をしている機関に依存してしまうことも起こりえます。


この「いかに支援を終わらせるか」という発想はNGOが大切にするべき発想だと思いました。


ここには地雷被害者だけではなく、ポリオや奇形などの患者さんもいました。


「地雷の被害者は赤いファイルがベッドに置いてある人です」と言われて、私は赤いファイルの人を探していたんですが、その自分の行動にすごく違和感を感じました。私は、現地に行く前からP-MACを通じて地雷の被害者の現状などを勉強していました。多分、それだけに、イメージというか先入観が固まってしまっていたんだと思います。想像力を持つことは大切だし、それは間違いないと思うんですが、自分の想像しているものと現実との間にズレがあるかもしれないということは自覚していなければならないと思います。でないと、支援先の人たちに自分のイメージを押し付けてしまうことになりかねません。それは相手にしたらありがた迷惑な話でしょう。


 部屋の隅のほうのベッドに、数日前に地雷を踏んで足を失ったという男の子がいました。


目がうつろで、私は目も合わせられなかった。すごく、距離を感じました。生きる環境とかそういう根本的な距離。どうしたら縮まるんだろうと思いました。気持ちを分かろうとか、そういうことは地雷を踏まない限り不可能だし、傲慢だと思うし、距離があるのは当たり前だとは頭では分かります。でも、その遠さにすごくショックを受けました。


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カンボジアでは10数年前まで内戦が行われていました。その時に埋められた地雷が今もカンボジアには残っています。その数は600万個とも言われます。年間800人以上の人がその被害に遭っています。

 

被害者が使う義手や義足、一ついくらぐらいだと思いますか?カンボジアでは義足1つ作るのに1万5千円ほどかかります。

日本の感覚で考えれば安いですね。買おうと思えば買える値段です。しかし、カンボジアではお金の価値が違います。国民の8割以上が農民であるカンボジア。農民の収入は家族が一ヶ月一生懸命働いても2500円ぐらいです。

 

 

ただでさえ地雷の被害者は農作業ができなくなって生活が苦しくなります。これでは義足は買えません。しかも、被害者が子どもだった場合は手足の成長に合わせて3ヶ月に1度義足や義手の取り替え、また手足を義足・義手に合わせるための手術をしなければなりません。ただでさえ毎日ぎりぎりの生活をしているのに、被害者の面倒を見ることができなくなります。そのため地雷被害者は家族に見捨てられてしまうこともあります。悲惨ですが、そうしないと他の家族が生きていけないのです。家族に見捨てられた被害者は都市や観光地などで物乞いや売春、日雇いの仕事をして生きることになります。

私はプノンペンのセントラルマーケットでポストカードを売る地雷被害者に会いました。「I steped the mine」とか「help me」とカタコトの英語で同情をかってポストカードを売ろうとする彼に、複雑な思いがしました。

想像してください。たった一発の地雷が、人を社会的にも人間的にも崩壊させてしまうかもしれないのです。今、現地ではNGOなどがその状況を何とかしようと無料で義足を作ったり、傷の処置をしたり、心のケアをしたりしています。これは昔の話ではありません。10年以上前に戦争が終わったカンボジアで今起きていることです。カンボジアの人たちにはまだ平和が訪れていません。

 

 

カンボジアは地雷撤去の技術が最も進んだ国です。でも地雷は金属探知機で探され、一つ一つ人間の手で撤去されています。それって危ないんじゃない?と思う人もいると思います。しかし機械を使っても、地雷は確実には撤去できません。地雷の撤去は限りなく100%に近い正確なものでないと意味がありません。人間の手作業での撤去が一番正確なのです。また地雷犬といって、火薬の臭いをかぎ分けてくれる犬も作業には大切な存在になっています。

 


次回は、私が実際にカンボジアの撤去現場や義足支援施設、病院などを訪れた時のことを、少し詳しく書こうと思います。

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今回は字がいっぱいですみません。

地雷には大きく3つの作用があります。まず、「空間的作用」です。例えば、今この空間に一つでも地雷がある、もしくはある可能性があると言われたらみなさんどうしますか?一歩も動けなくなってしまいますね。そうなるとこの空間は使えなくなってしまいます。
たった一つの地雷で(しかも本当に埋まっているのかさえ確かでないのに)味方を誰一人傷つけることなくその土地を使えなくすることができてしまいます。
これは戦争が終わった後でも同様で、地雷が埋まっているという噂があるだけでも土地は使えません。
カンボジアなどは国民の8~9割が農民です。土地が使えないために戦後の復興も妨げられています。
地雷原(地雷が埋まっている可能性のある土地)だと知っていても他に引っ越すこともできず、その中で畑を耕し、家を建てて生活している人もたくさんいます。私も実際にカンボジアでそういう人たちをいっぱい見ました。地雷原の中にものすごく普通に家があります。地雷原の中で子どもが遊んでいます。地雷撤去後は自分の土地が使えなくなってしまうかもしれないからと、地雷撤去中の地雷原に戻ってきてしまう家族もいるようです。こういう光景は珍しいものではなくてカンボジアではよく見かけました。
地雷があって危険な土地でも、カンボジアの人にとっては生活のために欠かせない大切な土地だということです。

次に「時間的作用」です。地雷は誰かが踏むか撤去するまでずっとそこに残り続けます。半永久的に残ってしまうので、戦争が終わっても平和が訪れない。戦争が終わってから生まれた世代まで、戦争が残した地雷によって傷つき続けてしまうのです。地雷を「スローモーションの大量殺戮兵器」と呼ぶことがあります。核兵器などの大量殺戮兵器は一瞬にして多くの人を殺しますが、地雷は長い年月をかけて、ゆっくりゆっくり、たくさんの人を殺す、という意味です。

次に、「心理的作用」の説明をしたいと思います。地雷には殺すためのものと、殺さずに生かすためのものがあります。
「殺さずに生かす」というところが実はポイントです。
地雷の多くは内戦中に使われます。内戦は主に地上戦、ゲリラ戦です。例えば5人1組でゲリラチームを組んでいるとします。1人が地雷を踏んでしまいました。地雷はきれいに足が吹っ飛ぶのではなくて、エグく、ぐちゃぐちゃになるように、また傷口から土が入って肉が腐るように、計算されてつくられています。また、爆発音がすごく、その衝撃で視力や聴力に影響を及ぼします。
ちょっと想像してみましょう。今まで一緒に戦ってきた仲間が、痛くて痛くて泣き叫んでいます。あまりの痛さに殺してくれというかもしれません。足はちぎれてぐちゃぐちゃになっています。
考えてみてほしいんですが、戦争中、チームの1人が攻撃されて死んだらどうしますか?
抱きかかえて連れていきますか?もし、死んでしまったんなら諦めて置き去りにできるかもしれません。では仲間が生きていたらどうでしょう。しかし、仲間が苦しみながら生きているのです。治療できるところや味方の陣地まで運んであげるのではないでしょうか。
一人のけが人を運ぶのに両側から支えて2人の力を使うと合計3人の兵力がなくなるわけです。つまり殺すより生かすほうが合理的効果的なのです。地雷は仲間を見捨てられないという人間的な心理を利用した、ある意味でこの上なく賢く計算された兵器なのです。だからこそ「悪魔の兵器」と呼ばれるのです。
同時に、被害にあった仲間を見て次は自分が踏むかもしれないという恐怖を与え、そのことで士気を下げるとう効果もあります。しかも被害者はその後治療やリハビリなどで、長期的に人的・経済的負担を必要とするので、その軍隊や国は全体的に勢力を消耗します。そこまで計算されているのです。

最後に、地雷にはもう一つ、特徴があります。地雷は1ついくらで作れると思いますか?実は、最も安い地雷は300円程度で作られます。しかも地雷は兵士と違って人件費もかかりません。そのことから「貧者の守護神」とも呼ばれます。こんなに残虐な兵器がたった300円です。しかも埋めるだけなので鉄砲などと違って簡単に使える。非常に使いやすい兵器です。
今でも20分に1人の人が、世界のどこかで地雷の被害に遭っています。

 

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2回目のブログ地雷教室です。
文字が多いですが、内容は特に難しくないので、気軽に読んでくださいね。

地雷と聞いてどういうものを想像しますか?
ただ地雷といっても、ものすごくたくさん種類があります。
まず対人地雷と対戦車地雷があります。対戦車地雷は人が踏んでも爆発しません。
また、そもそも対人地雷は対戦車地雷を撤去させないために、対戦車地雷のまわりに埋めるために、つくられたそうです。
対人地雷には、ポピュラーな踏むと爆発するものもあれば、糸が木などにひっかけてあって、その糸にひっかかると安全ピンが抜けて爆発するもの(これは地上1mぐらいまでは跳ね上がってから爆発する)。あと空中から散布するものなどがあります。
子どもが触りたくなるような、ちょうちょの形をしているものや、人形の形をしてるものまである。考えると腹が立ってきます。

地雷は24時間365日、ずっとその場所を守ってくれる兵士だということができます。
しかも、兵士と違ってご飯は食べないし、休養もいりません。
ある意味で、兵士よりも"優れた兵士"、兵士よりも"使える兵士"なのです。
地雷には別名がたくさんありますがこういう特徴をあらわす呼び方に「眠らない兵士」とか「疲れを知らない門番」というものがあります。

地雷には大きく3つの作用があります。
「時間的作用」「空間的作用」「心理的作用」です。
次はこれらの作用を1つずつ、説明していきたいと思います。

    

 

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http://www.peaceboat.org/project/jirai/sitemap.html


ピースボートにはいくつかのプロジェクトがあります。その一つ、地雷問題に取り組むプロジェクトがP-MAC。Peaceboat Mine Abolition Campaign=ピースボート地雷廃絶キャンペーンの略です。
関東を中心にカンボジアの地雷を撤去するための街頭募金活動、そして広く地雷問題を知ってもらうための地雷出前教室を行なっています。
ちなみに現在、大阪ピーセンでは募金と地雷教室、どちらの活動も行なっていません。しかし、プロジェクトの意義、課題、そして自分にできることを一度立ち止まって考えるということは大切なことだと私は考えています。
私自身は47thクルーズに乗船、帰ってきてすぐ、カンボジア地雷検証ツアーに行ってきました。

この場を借りて、地雷について知ってほしいと思います。
要するに「ブログ地雷教室」。すごいね。ネットって便利。
これから何度かに分けて書いていきたいと思います。

まずはそもそもP-MACとは。というのを書きます。
P-MACについて基本的なことはみんな知っているかも知れませんが・・・。
98年に、「春風アジアンクルーズ」という地球一周ではなく、アジアをまわるクルーズがありました。カンボジアを訪れたクルーズです。地雷の被害者に直接会って話をする機会があり、その時その場にいたスタッフが、同じアジアの、近い国で、戦争が終わったにも関わらず地雷で被害に遭っている人がいる。自分にも何かできないかと立ち上げたのがP-MAC。

初めての募金が行なわれたのは義足の聖火ランナーが走った長野五輪の時。
募金箱の前には長蛇の列ができたのだとか。
基本的に「やりたい人がやる」のが、今のピースボートのプロジェクトであるので、盛り上がったり、停滞したりはしつつも、今日まで継続されています。

上泰歩さんという人が自転車で日本を縦断しながら地雷教室をしたり、カンボジアへの地雷検証ツアーを組んだり。
今、ボランティアスタッフが関わっているのは、募金活動と地雷教室ですが、それ以外に、支援先とのやりとりなどをスタッフが行なっています。
活動資金はP-MACのビラにも書いてあるように、募金の1割をあてています。

次は地雷がどういう兵器かを書いていきます。
何か聞きたいことがあればご遠慮なく^^

みどり。

 


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