■自転車、交通機関の利用促進

 複数の人や家庭で車を借りて使うカーシェアリング(カーシェア)が、気軽な新しい車の利用法として広がっている。駅への送迎や買い物などのほか、営業の会社員が複数の得意先を回ったり、出張先や観光地で利用したりと多岐にわたる。そんなカーシェアを東京都内で体験してみた。(牛田久美)

  [フォト]アウディ、外資系で初のカーシェア

 ◆マイカー気分堪能

 5月下旬、大手事業者の公式サイトで入会を申し込んだ。加入したのは15分230円、走行距離1キロごとに15円のプランだ。月額基本料は2980円。

 目的はホームセンターでの買い物。網戸を張り替えるための網や大きな観葉植物が欲しかったが、その店は区外へ配送しない。荷物を抱え、地下鉄4駅を幼児と移動するのはとてもじゃないが無理だ。

 数日後、宅配便でICカードが届いた。早速電話で予約し、予約した最寄りのマンション駐車場へ向かった。ICカードを車にかざし、ドアロックを解除。車内のボックスから車のキーを取り出して発車。意外と簡単だ。レンタカーとの違いは店舗がないこと。いつでも利用できるため、早朝ゴルフや深夜に子供が急に発熱し病院へ駆けつけるときの利用もあるという。

 走り始めると普段の運転と同じ。途中、子供たちがオレンジ色のきれいな遊具がある公園を見つけ、一緒に遊んだ。マイカー気分を味わえ、楽しい。タクシーだとこうはいかない。

 買い物も終え、約1時間半の利用で1455円だった。駐車場に戻ってキーをボックスに入れ、ICカードで施錠。ホッとするのもつかの間、大失敗に気付いた。駐車枠からはみ出している。一度ICカードでドアロックしてしまうと返却したことになり、再度予約をしなければ使えない。申し訳ない思いでフリーダイヤルに電話し、遠隔操作でドアロックを解除してもらった。渋滞で返却が遅れそうなときや事故などの緊急時にも対応してくれるそうだ。

 ◆コスト意識向上

 雨の日、保育園への迎えに使ったときは475円。走行距離1・1キロ、消費燃料0・27リットル、二酸化炭素(CO2)発生量0・64キログラムと、カーナビの画面に表示された。料金などが一目で分かるのは面白い。

 交通エコロジー・モビリティ財団の調査で、車を手放してカーシェアを利用するようになった人はコスト意識が高まり、徒歩や自転車、公共機関の利用が増えることが分かっている。CO2削減、渋滞緩和、健康維持にも役立ちそうだ。

 ただ、急速に広まっているとはいえ、近くに少ないことが難点だ。今回は予約した駐車場まで自転車で出かけた。乗り捨てもできない。乗り捨てを実現した国では、スイスは国鉄の駅内に、フランスは警察管理の路上パーキングにそれぞれカーシェア用の車があるという。

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