こんにちは！
日本から教師の自殺・うつ・過労死をなくしたい！
教職歴21年、教師専門のキャリア・コーチ藤井秀一です。
8月20日放送のテレビ、ご覧になりましたか？
『池上彰のニュースそうだったのか ３時間スペシャル』です。
池上さんが非常識なまでの教師の忙しさを解説してくださいました。
公立小学校の教師では、一日の休憩時間がわずか６分程度。
（注：地域差はありますが、平均10分未満と言われます）
部活動がボランティアであることも紹介されました。
また、一部の過剰な保護者要求への言及もありました。
一昔前なら、教師を擁護するような放送はタブーでした。
この四半世紀、学校・教師は格好の攻撃材料ともなっていたのです。
ただし、まじめな先生の存在に甘えて好き勝手している教師がいるのも事実です。
教育界の仕組みや因襲、そして同僚から押しつぶされる例は少なくありません。
業界全体としては、自らまいた種で叱責を受けても仕方ない弱みは多々あります。
自分中心に仕事をする身勝手な教師と、生徒中心に考えて負担を背負う先生。
そんな二極化された構図も、多くの学校で現実に見られます。
良くない仕組みや悪しき因襲、それに便乗する思考には矯正が必要ですね。
昨年までは私自身も激しい批判を浴びることがありました。
異業種交流会などで仕事の話をすると、頭ごなしに非難されたものです。
「企業のほうがよほど大変で、教師は甘えているだけだ」と。
ある一面だけをとらえて全体を語ることはできません。
人生・生活をかけて子どもたちと向き合う教師が現場にはまだまだいます。
そして残念なことに、そうした先生ばかりが現場では押しつぶされています。
自分の好きなことしかしない人、反対に、何でも背負わされて苦しむ人・・・
特に産休明けの女性教師に対する配慮のなさは、教育界の特徴です。
こうしたよろしくない構図も含め、構造改革を促したいと私は考えています。
３年前から、私はテレビのスタッフさんと会うたびに、話し続けてきました。
「日本の一部の教師には、人権を蹂躙されている場面さえあるのです」と。
はじめは驚かれましたが、昨年末あたりから理解が得られるようになりました。
先日はご両親が教師として苦しんでいるというスタッフさんにも出会いました。
教師をとりまく窮状について、今、真剣に取り組んでくださっています。
いずれ充実した番組が仕上がることと期待しているところです。
教育界の抱える問題は、背景的に教育界だけの問題ではありません。
歴史的・社会的・文化的な、長い時間と仕組みづくりが影響しています。
今こそ、真剣にはたらく先生が活かされる業界に変えなければなりません。
しかし、まだまだ教職をとりまく現実は、全体像が理解されていません。
一般的なブラック企業の基準を超えた労働環境であることも。
「教育」を度外視した八つ当たり的モンスター保護者の実情についても。
私はもともと学校改革のサポートを主眼として、法人対象で起業しました。
その活動の中で、虐げられた先生方の悲劇と出会い、方針を変えました。
「教師一人ひとりのキャリアカウンセリングが喫緊の課題だ」と。
今では『生徒指導コーチング』をメニューに加え、サポートを強化しています。
もちろんこれらは私一人が騒いだところで解決できる社会問題ではありません。
テレビや雑誌をはじめとするメディアの援軍が必要だとも考えています。
今はまだ社会的影響力の希薄な私です。
それでも今まで通り、声を大にして教師をとりまく実情を語り続けます。
あらゆる面で、教育界が本来のあるべき姿を取り戻すように。
もちろん、あなたが抱えている問題へのサポートを継続していきます。
勉強会や個別面談、チェックシートやワーク集、ブログやメール講座。
できることは限られていますが、人生をかけて取り組む覚悟でいます。
悩みや苦境など、情報もお寄せください。（もちろん匿名可）
所属する政策シンクタンクを通じて文部科学省にも問題提起していきます。
これらの取り組みは、ようやくスタート地点に立てたところだと考えています。
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