「脱官僚」を掲げた鳩山内閣は、普天間問題や八ッ場(やんば)ダムなど政策面でも行き詰まった。

 8日の記者会見で「官僚の皆さんの力を生かしたい」と軌道修正を図る姿勢も見せた新首相。霞が関の官僚たちは、これからどんな方針が示されるのか、注目している。

 「官僚の皆さんこそが、政策や色々な課題に取り組んできたプロフェッショナルであるわけですから、その知識と経験を生かしたい」

 菅首相はこの日の会見で、「官僚の皆さん」という言葉を繰り返し、その力も使って政策を進めることを強調した。

 「知恵、頭を使ってない。霞が関なんて成績が良かっただけで大バカだ」。政権交代直後の昨年10月、首相は民主党都連の会合で、官僚組織を痛烈に批判した。それから8か月で内閣を引き継ぐことになった首相の“変心”を、防衛省の幹部は、「これからは官僚の経験もうまく活用してほしい」と好意的に受け止めた。

 鳩山内閣は、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題で迷走を重ねたことが、退陣の引き金になった。この幹部は、理由として「普天間問題に長年取り組んできた外務省や防衛省の官僚を遠ざけたこと」を挙げ、「新内閣は我々を手足として有効に使い、最後に政治決断をすればいいのではないか」と話した。

 国土交通省でも、八ッ場ダムの建設中止方針に、建設予定地の住民が激しく反発し、今回、再任された前原国交相も解決策を示せずにいる。同省幹部は「政治主導で政策を掲げるのはいいが、これまでは、その政策が実現できていなかった。そこをしっかりしてほしい」と語った。

 薬害エイズ問題の資料公表を巡って、厚相時代の菅首相と激しく対立した厚生労働省では、当時を知る幹部が、この日の首相の言葉に「総理になって官僚との関係も冷静に考えているのではないか」と漏らした。

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 2009年度の芋焼酎の出荷量が21万キロリットルとなり、麦焼酎の20万8000キロリットルを上回った。日本酒造組合中央会が集計したもので、芋が麦を抜いたのは、集計を始めた1990年度以降で初めて。癖の強い芋焼酎だが、製造技術が向上し飲みやすくなったことで女性ファンも増加した。香りの高さに加え、麦に比べて種類が多いことも人気だ。
 麦焼酎はさっぱりとした味わいが支持され、本格焼酎(乙類)市場を長らくけん引してきた。しかし、04年度をピークに近年は減少傾向。一方、芋焼酎は02年ごろの「焼酎ブーム」後、現在に至るまで消費は右肩上がりだ。
 麦焼酎でシェアトップの三和酒類(大分県宇佐市)によると、主力の「いいちこ」シリーズの09年(暦年)の出荷量は前年比5.0%減となった。一方、芋焼酎販売最大手の霧島酒造(宮崎県都城市)の08年度の出荷量は前年度比13.2%増と大幅に伸び、09年度もプラスを確保したもよう。 

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【首相会見詳報】(7完)

【憲法を含む安全保障体制】

 --首相の安全保障に関する考えを聞きたい。今回の普天間の基地問題については、基地の移転ということのみに議論が集中していた。負担軽減を今後図っていく。また、閣議決定にあるように在日米軍の整理・縮小を確実に履行していくためには日本の安全保障をどういう体制で行っていくのかという根本的な議論が避けられない。それとあわせて、憲法の問題にも触れざるを得ないと思う。首相は今年1月2日のラジオ番組で憲法を党内で議論してとおっしゃっていたが、政府で安全保障の議論をするのであれば、憲法を党内で議論することは確実性に結びつけていくのは難しいのではないか

 「はい。あの、根本的な安全保障のお話をいただきました。まさに日本の安全保障をどうとらえるかということの先に普天間の問題がとらえられなければならないと思っています。その意味するところ、すなわち、私も先ほどのお話の最後にちらっと申し上げたわけでございますが、私は50年、あるいは100年かかっても日本という国の安全保障、すなわち平和というものは、日本人自身で守らなければならないと思っております。そういう状況をどのように作り上げていくかということの、すなわち、そのために現在何をするかという発想が必要だと考えております」

 「私は、その意味で、さまざま技術的な部分も含めてでございますが、この自衛隊の自衛力というものも含めて、全体としての日本の安全をどのようにして日本自身がこう、守れるような環境にしていくかということを、今から考えていく必要があると思っております。そのことを行っていきながら、一方で、米軍の整理の整理・縮小というものがなされてもこの国の平和が守られると。現実、まだご案内の通り、そのトータルの安全保障の議論が必ずしも新政権の中でできあがっていないところではございますけれども、その議論がある意味では根本的に重要だと私は考えておりまして、そのことがなされてはじめて沖縄の負担を軽減をさせうるということを先ほどもちらっとではありますが、申し上げてきたところでございます」

 「そういった日本の安全保障をトータルで考えていく中で、日本の憲法をどのように変える必要があるのか。このままでよいのかという議論は、当然、将来的にはなされていかなければならないことだと思っております」

 「私はあのラジオ番組の中で申し上げたことは、この安全保障も大事だけれども、私がやりたいのは地域主権だと。地域主権のことでも持論を申し上げれば、本来、憲法を変える必要があるんじゃないかというようなことは申し上げました。一方で、この政府の中で、憲法の遵守(じゅんしゅ)規定というものがあると。一方では今の憲法を守りながら、他方で政府として憲法改正というものを大々的に議論するという前にやはり、党として、それぞれの政党が、特に民主党なら民主党が憲法の議論というものをできるだけ早い時期にしっかりとまとめ上げていくことが大事ではないかと。そしてそのことで、党の議論の中で、政府に対して主張していくというプロセスをやはり、経る必要があるのではないかということで、そのようなことを申し上げたと思っておりますが、今でも基本的にその変わっておらないところでございます」

【信頼回復】

 --首相が自らおっしゃった約束が現在、守られなかったことで、国民の中には首相の実行力に対して不安感が持たれている。これから首相が首相で居続ける場合、政権運営が非常に問題になると思うが、どのように失われた信頼を回復するか。今現在、首相が国民に約束できることはあるか

 「ありがとうございます。私自身の実行力というおたずねがありました。まさに今回、私が大変ざんきに堪えない思いのもとで福島大臣を罷免せざるを得なかったということはやはり、日本の安全保障ということを考えたときに、そして、すなわち国民のみなさんの命を大切にするということを考えていく中で、今回の日米の共同声明ということをしっかりと履行する責務が政府にあると考えたからでございまして、総理の実行力というものを必ずしも十分に示されていない」

 「あるいはそのように思われても仕方のないところがあろうかと思いますが、一つ大事なことは、私はやはり、民主主義の新しい政治の中で、いわゆる熟議の民主主義と言いますか、みなさん方が真剣にそれぞれの民間のみなさん方が議論をしていきながら、その議論をしていく中で、最終的にその議論の結果というものを政府がしっかりと把握して、実行に移していくと。何でもかんでも政治、政治主導というのは国民主導でありますが、首相が何でもかんでも首相が乗り出してすべてを決めていくということよりも、むしろより議論に議論を重ねて、その間にさまざまな、いろんな議論があることもむしろ認めていきながら、しかし、結論というものを見いだしたならば、それに対して高い実行力を示すということが大事ではないかと思っています」

 「その意味で、私は新しい公共ということを、ぜひ国民のみなさんにもっとご理解いただきたいと思っておりまして、新しい時代にふさわしい、すなわち、民の力というものを最大限引き出していく、そういう社会を今、作らんとしておるところでございまして、この税制改革、すなわち細川政権のときからやろうとして、なかなかできなかった部分を大きく変えていくことが今回、できたと思っておりますが、そういった税額控除の問題も含めて、民の力を最大限、引き出していけるような新しい社会を作り上げていきたい。そのことを国民のみなさまにしっかりとみていただくことによって、新しい政権ができたな、変わってきたな、という実感をみなさん方が持っていただけるのではないかと。そのように確信いたしております」

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