ピースボートステーション|地球一周の旅を学び遊ぶ
2012-05-29 10:46:43

コロンボ「モンテッソーリ園とトゥクトゥク観光」

テーマ:2012年洋上レポート

スリランカに到着しました。

今日は、現地のモンテッソーリ園を訪れます。


このツアーは大人気で、早い段階から申し込みをしていた大人の参加者でほぼ満席!
結局、一緒に行けた子どもたちは4人だけという嬉しい悲鳴でした。
それだけ一般の参加者の皆さんの間でも、教育への関心が広まっているということなのでしょう。


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今回訪れたモンテッソーリ園は、スリランカの住宅街にある
「セント・ブリッジ・コンベント」という、2歳から就学前の子どもたちが通う幼稚園です。

スリランカの著名人もたくさん卒園している、歴史のあるカトリック修道会の幼稚園で、
敷地内にはモンテッソーリ教育の国際免許(ディプロマ)が取得できる教師養成トレーニングコースを
併設しています。

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セント・ブリッジ・コンベントは、全部で14クラスというとても大きな幼稚園。
もちろん、14のクラスどれも「●歳児クラス」という横割りではなく、「異年齢・縦割り」のクラスです。

年少の子どもは年長の子どもがしていることを見て育ち、自然に学び合いが起こります。
年長児は、年少の子どもを待ったり教えたりする中から、自然な思いやりも育まれます。

先生がなるべく前に出ず、「子どもが主役」の環境をつくろうと思ったら、

異年齢の環境を作るのはとても大切なことなんですね。


暑い暑いスリランカですが、壁のない教室を風が通り抜ける中、どの子も集中して、
夢中でそれぞれの活動に取り組んでいるのが印象的でした。

幼稚園に到着すると40人もの参加者1人ずつに、
スリランカでは伝統的に歓迎の意味があるというたばこの葉と、

5歳児の子どもたちによる歌のプレゼントがありました。


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園の概要を教えてもらったあと、1時間ほど自由に園の中を見学しました。
2歳のそらくんは船の上の「子どもの家」でも興味を示しているモンテッソーリの教具、
「数の棒」を見つけると、「これ、しってる!」と言わんばかりに棚からどんどんだし始めました。
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★モンテッソーリ豆知識: 「数の棒」


赤と青に区切られた木製の10本の棒で、いちばん短い棒は10cm。

10cmづつ増えて、1mまであります。

10cmごとに赤と青で色分けしてあり、見た目にもとてもきれい。

この棒に関心を示した子どもは、並べ替えなどをして楽しむ中で、自然と、


・数を量としてとらえることができるようになり、
・数や量には、順序性があることを理解できるようになり、
・数や量には、数唱(1、2、3…など)があることを理解できるようになります。


小さな子は、並べながら「いち」、「に」、と量と数を一致させることが中心ですが、

少し大きくなると、「10」という数字がどう構成されているかを体験することもできる教具です。


たとえば、

9の棒に1の棒をつけて「10と一緒だね」
8の棒に2の棒をつけて「あ、これも10と一緒だ」
5の棒に、赤い棒(5の棒と一緒のもの)をつけて「これも、10と一緒だ~!」 という風に。

10の棒から1の棒をとって「9だね」、10の棒から2の棒をとって「8だね」

と引き算のようなことをして楽しむ子もいます。深い~。


数の世界に、こんな風に身体を使って入っていくことができていたら~!

と自分自身の育ちを悔やまずにはいられません。 笑

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さて、そんな「数の棒」を扱うそらくんの自然な振る舞いを見ていた幼稚園の子どもが、

言葉は分からないけれど「なんで(その教具)知っているの?」と言うような顔で

そらくんを長い間、じーっと眺めている姿が印象的でした。 (そのときの写真がないのが残念!)

言葉と文化は違えど、人間の子どもは世界中どこにいても同じように育っていきます。
子どもを医学的に観察し、それぞれの発達段階にぴったりで、夢中になって取り組むことができることを

追求したモンテッソーリの環境は、世界中どこにいっても似ているのです。



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        <スリランカ>                         <ピースボート洋上>

※机を洗うお仕事も万国共通のお仕事です。

りんたろうくん(6歳)、みなみちゃん(5歳)、ひなのちゃん(4歳)も、
「船の上と同じ物があるね~」とひそひそ話をしています。

知っている教具を見てわくわくしながらも、少し恥ずかしくてなかなか手が出せない様子。
こういう姿にも、年齢の違いが見られておもしろいですね。


そらくんは「数の棒」に思う存分触れるときちんと元の場所に戻し、敷いてあった絨毯を丁寧に丸めます。
丸めた絨毯を持ってどこに片付けたらいいか周りを見渡し、考えた結果、

そらくんの行動をずっと気にしてみていた男の子に向かって差し出していました。

そらくんは、子どもの家ではまだほとんど絨毯を使った活動はしていないのですが、
していないことも他の子を見て「知っていた」ということに、同行した先生は改めて感心していました。


その頃、りんたろうくん(6歳)、みなみちゃん(5歳)、ひなのちゃん(4歳)の3人は・・
芝生の園庭に遊具を発見!


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幼稚園側の配慮で園庭を開放していただき、遊具で思いっきり体を動かして遊びました。
コロンボが近くなり、船が少し揺れていたので船ではデッキ遊びを控えていたところでした。
子どもは陸の緑を見ると、身体を動かさずにはいられないんですね。
思いっきり遊ばせてもらい、とてもいい顔をしていました。

その後、先生を目指す人たちが通う、トレーニングコースの見学をさせていただきました。
このトレーニングコースは2年制で、毎年20~30人の卒業生がモンテッソーリ教師として全世界に巣立っていくそうです。

スリランカは、戦火を逃れてインドに滞在していたマリア・モンテッソーリがたびたび訪れた土地です。
当時まだ幼児教育がほとんど普及していなかったスリランカにおいて、
モンテッソーリとの出会いは衝撃的だったよう。

今でもスリランカでは、「モンテッソーリ」という単語はほぼ「幼稚園」という意味で使われていて、
町中いたるところで「モンテッソーリ」の看板をみかけます。


さて、見学の後は、待ちに待ったランチ!



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今日のランチはカレーバイキングです。
スリランカのカレーは、果物もふんだんに使い、とてもいい香り。
辛さもマイルドで、日本のカレーに慣れている子どもたちも「おいしい!」と大喜びです。

子どもたちは、カレーはもちろん、果物やデザートでおなかいっぱいになったようです。




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お土産屋さんによると、みなみちゃんはスパイスコーナーで「バニラビーンズ」を発見!
「わ~、おいしそうなにおいがする。これを買ったら毎日いいにおいがするけん、ほしい」と
何度もお父さんにおねだりして、購入してもらっていました。


このコースで寄ることにしているお土産屋「Barefoot」は、

ピースボートスタッフのマリアがスリランカに住んでいたときにお気に入りだったお店で、

普通のお土産屋とはひと味違ったおしゃれなお店です。カフェとギャラリーが併設されています。



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そしてなんと、そのオーナーさんはグループが午前中に訪問したモンテッソーリスクールの卒業生
だったことに、みんなでビックリ!しかも、そのオーナーのお母さんはイタリアからの移民で、戦争中
マリア・モンテッソーリ女史と交友関係にあったそう。嬉しいつながりに、またまたみんなでビックリしました。


さて、この後ツアー2つめの目玉、スリランカ名物のトゥクトゥク乗車となりました。
このツアーには40人の参加者がいるので、なんとトゥクトゥク15台の大行列です。


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初めて見るトゥクトゥクに大興奮の子どもたち。

早速乗り込み、街を駆け抜け寺院廻りをしました。 

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1つめの寺院はスリランカの中でも由緒ある仏教のお寺です。
寺院見学は子どもたちにはちょっと難しそうでしたが・・・奥に進むと子象を発見。
お寺の中で飼われているそうで、特別に柵の内側に子どもたちを入れてくれました。
子象とはいえ目の前で丸太を踏み割り食べる様子も見ていたので、近づくのに少し緊張している様子でした。


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2つめの寺院は、湖に浮かぶように建てられていました。
この2つめの寺院はコロンボの有名な建築家ジェフリー・バワさん(※)の作品。
実は同じ人が午前中に見学させていただいたモンテッソーリ園も設計されていて、
つながりを感じられる1日でした。



【(※)建築家】
ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa 1919年~2003年)
スリランカを代表する建築家。コロンボにある国会議事堂、ヒルトンホテル、そして今回訪ねたお寺や、
セント・ブリッジ・コンベント(St.Bridges Convent Montessori School)まで、民族や宗教を超えてアジアの
建築界に大きな影響を与えた方。



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暑い暑いコロンボの1日を過ごし、港近くまでトゥクトゥクで戻ると、
「早く船に戻ってジャグジーに入りたい」  という声が・・・
他のツアーや自由行動をしていた子どもたちの話題もやっぱり、トゥクトゥクが一番人気。
「ものすごく早かった」「なに色に乗ったの?」スリランカの名物は、子どもたちの心の中に

しっかり印象付いたことだと思います。


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