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ヨットの休日

2008年10月28日(火) テーマ:ブログ

土日のセミナーがドタキャンになって、何年か振りに予定の無い土日を迎えました。


私は、通常土日に仕事を入れているため、夫とはすれ違いの休みの取り方をしています。
久し振りにいっしょに過ごせるなあと夫に予定を尋ねたところ、会社の後輩夫妻とヨットに乗るとのこと。

早速一緒に行くこととなりました。


行ってみると須磨のヨットハーバーは、一点の曇もなく見事に青い爽やかな秋晴れ。
久し振りに乗ったヨットの帆は十分に秋風をはらみ、静かな波の上をすべるように快走します。
波止には釣り人が沢山並んで糸を垂れ、舞子浜あたりにはウィンドサーフィンが群れをなして白い帆に太陽が反射してきらめいています。


ヨットの良いなあと思うところは、風の力だけで船が動くというところです。あたりは波の音とヨットの帆の時折はためく音だけ。うつらうつら波間に揺れているともうすっかり時間を忘れてしまいます。何もしない、そしてもはや何も考えられなくなっているなめらかな一刻。仕事をしている時はもちろん、休日でも何やかや予定があり(それはそれで楽しいことなのですが)、いつも時間を気にしたり意識を働かせていることの方が多いので、この海の上のまったく風まかせのひとときは、何にも替え難い至福の時とよべるものでした。まさに、命の洗濯、贅沢な時間。


7月から9月にかけて、息つく間もない忙しいスケジュールをこなし、その間に新たな学びや発見が数々あったと思うのですが、今となっては何を自分が越えてきたのか学んできたのかもう何だかわからなくなってきてしまっているような気がしています。


私は自分の今までの経験の中で、学びや大きな体験をしている間は、本当にはそのことが自分の身になっていないように感じてきました。


そして、その後の少し停滞していたり、休んでいるような時期に、まるでお酒が熟成していくように初めてそれまでに体験したり学んだりしてきたことが、体になじんでいくような気がするのです。

忙しいことはある意味でありがたいことではありますが、時を忘れゆったり過ごす時間を意識的にスケジュールに組み込むことの大切さを改めて思い出しました。


若い時と違って、このくらい年を経て来ると、むしろもっと積極的にこのような無為の時間をとらないと、脳が処理しきれないような感じがしてきています。今までの経験による情報の脳内ネットワークのリンクのし直しをするために時間がそれなりにかかるということなのかもしれません。

またこのようなのんびりした時間を楽しみにしたいと思います。

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語学留学?

2008年06月10日(火) テーマ:ブログ

先週、フィリピンのセブ島へダイビングで行っていました。


フィリピンでは公用語として英語が使われており、英語を話す人口は、アメリカ、英国に続いて3番目に多い国家なのだそうです。またTOEICでは、国別平均点でドイツについで第2位と好成績を残しているそうです。
フィリピンは、物価が安いので合宿型語学留学のシステムがたくさんあり、主に韓国の方々が学びに来ておられるようです。この情報は、飛行機で隣に座っていた大阪の女性からお聞きしたのですが、彼女は2ヶ月の短期留学をして来られたとのことでした。経費としては、2ヶ月間掃除・洗濯(アイロンがけ含む)・バストイレTV付きの個室に、3食付で1日2時間X3回の1対1の個人レッスン代、電気代、全て込みで27万円!つまり1ヶ月勉強付きでなんと13、4万円!!という安さです。ヘタに日本でうろうろしているよりよっぽど安くついているかもしれませんね。


ちなみに先生の発音は、日本人に分かりやすいハッキリした英語のようですが正確な文法と正確な発音で、とてもよかったそうです。この方は来月から3年間オーストラリアで美容師として働くため準備として短期留学をしたそうです。


日本の若い方たちが世界に羽ばたいていくのは本当にいいことだと思います。日本にいてはわからないことが沢山あります。そして、何より日本の持つ良さ、日本の持つ可能性に気がつけるということは海外に出て初めてわかることでもあります。


私も短期留学しようかなあ…。ダイビングも出来るし…と思わず考えてしまいました。

日本文化について

2008年05月14日(水) テーマ:ブログ

久し振りにスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」を見て来ました。

今回は、沢山の高校生が観劇に来ていました。

若い頃に「日本文化」にふれる体験をすることは本当に大切なことと思います。



私の狂言の先生は、普通の家庭に育ち、高校の時に狂言にふれて思うところあり、この道に飛び込んだそうです。

また、私の茶道の先生も同様に、普通の家庭に育ち、茶道の家元のところへ飛び込んだそうで、いずれの先生も自分の意思で選んで入って来られただけあって、心構えが違うというか、本気度が凄いです。


かく言う私も高校生の時、学校で狂言を見る機会があり、その原体験が今の私の方向性に影響を与えているというのは間違いありません。


日本の文化再認識の声が高まるこの頃でもあり、できるだけ老いも若きも楽しく自国の文化を味わって頂きたいなあと思います。


味の違い

2007年07月23日(月) テーマ:ちょっとしたやり方次第で簡単に変化する

蕎麦打ちの話を書いていて思い出したことがあります。

以前、私のセミナーを受講していた方が、コース中に、皆にケーキを焼いて来てくれたことがあります。

ヘルシーなおからでできたケーキを2つ持って来てくださったので、早速皆で切り分けて頂くことになりました。


2つのケーキは共におからのケーキで、同じ材料で焼いたものでしたが、食べた人達の間から、妙な感想が漏れ始めました。

「こっちのケーキとあっちのケーキじゃ、なんか味が違う!」

もちろん、ひとつずつ別々にオーブンで焼いていますから、焼き加減などが若干違うというのは当然あることなのですが、どうもそういう違いではない。味の奥行きが、深みが、まったく違うのです。


そのうちに、ある事に気が付きました。


片方のケーキは、妙なのですが、ケーキの上に手をかざすと、ケーキから出る気(?)というか、エネルギーが手の平に対して反発する感じになるのです。丁度磁石の反発のような感触です。

もう片方のケーキは、手をかざしても何の感じもない。

なぜふたつのケーキにこんな違いが出るのだろう。と皆で話していたところ、制作者の方が、「あ、思い出したわ」と言い始めました。

「一つ目のケーキは、材料を混ぜ合わせるときにセミナーのメンバー一人一人の顔と名前を思い出して、幸せになりますようにと祈りながら混ぜたの。そして二つ目を焼いた時に、時間がもうあまりない事に気づいたので、あわてて手順通り混ぜ合わせただけで焼いたの」


つまり、二つのケーキの違いは、込められた思いということだったのですね。


以前、帝国ホテルの総料理長でいらした村上信夫さんが、TVで、

「世界で一番おいしいのは、お母さんの料理です。それは、食べる人への思いが込められているから。我々はそのような思いを込めて料理を作るべきなのです。」とおっしゃっていましたが、まさにそれを体感させて頂いた瞬間でした。


これは、料理だけでなく、あらゆることに通じる事だと思いますが、実際にハッキリ体感する機会を得られたことは、珍しいことでもあり、幸運なことでもあったと思います。


蕎麦打ち名人

2007年07月20日(金) テーマ:ブログ

先日、美々卯の蕎麦を打つ職人の方(プロ)を、さらに鍛える、上級のプロの方の打った蕎麦を頂く機会がありました。

事前に伺った話では、「とにかく全然味が違う」とのこと。

どなたに聞いても「食べたらわかります」というので、本当にわかるのかなぁと興味津々で行って来ました。

私自身、美々卯で蕎麦打ちを習っているので、やり方や難しさは想像できます。

実際美々卯の職人の方々が手厳しく名人の指導を受けている様子を拝見していると、プロにはプロの難しさがあるのだなぁと改めて感心させられます。

そしていよいよ名人自身による蕎麦打ちの時間が始まりました。

息が詰まるような緊張感がそこに・・・と思いきや、非常にリラックスした雰囲気になっています。

「話かけてもよろしいんですか?」とお尋ねすると、「どうぞどうぞ」と気楽な感じ。

そして、あっという間に蕎麦は打ち上がり、早速頂くことに。


う~~む!!た、たしかに違う・・・全く今までに食べたことのない蕎麦の味わい!!!


何か、蕎麦の1本1本の味の密度が違っている。変な例え方ですが、普通の旨いと言われる蕎麦の粒子の並び方と比べて、名人の蕎麦の粒子の並び方は整然としていて、精度がより高い感じがするのです。

何故同じ蕎麦粉、同じ水を使っているのに、こんなに違ってしまうのだろう。

あとで名人にお伺いしたところ、いくつかのヒントがありました。


まずは、すごい集中力であるということ。

蕎麦を打つときは。全身全霊、髪の毛1本に至るまで蕎麦打ちに集中しているのだそうです。


ではなぜ、話しかけても良かったのか?

体全体が集中しているという事は、リラックスしてるからこそ出来ること。「体に任せるのだ」ともおっしゃっていました。体(潜在意識)を完全に蕎麦に集中させるためには、余裕がないと出来ないことなのでしょうね。

また以前は趣味でゴルフをなさっていたそうですが、今は一切何もなさらず、24時間蕎麦打ちの事しか頭にないのだそうです。

生きている時間全てが、蕎麦を打つ事に集中している。それが自分の望む姿だから、無理に頑張っているわけではないとのこと。さすが名人は違います。


そしてさらにこのような事もおっしゃていました。

「リラックスするという事は、楽にやるということとは違います。楽にやろうとしたら、気が抜けてしまう。気は一切抜けてはいけないのです。楽にやっちゃだめなんですよ。」


その道の達人というのは、やはり発想が違っていました。初めから終わりまでずうっと心から楽しんで、リラックスしたご様子でいらした事が、とても印象的な一日でした。


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