2009-11-16 08:16:15
おいしいコーヒーの真実
テーマ:プロフィール
おいしいコーヒーの真実
テレビで「おいしいコーヒーの真実」というドキュメント映画を観た。
エチオピアの貧しいコーヒー農家の話しで、フェアトレードを訴える映画だった。
映画を観ていて、ひとつ、「あれっ」と思う部分がある。
コーヒー農家が貧しい原因は、コーヒー相場の下落にある。
1989年までは協定価格があって1キロ5ドルくらいだった。
2004年には1キロ1ドルに落ちてしまう。
輸出の60%をコーヒーに頼るエチオピアの経済はガタガタになる。
ここまでは、なるほど、って思った。
でも、なぜコーヒーが下落したのかって話しで、「あれっ」と思った。
先進国の農業保護の話しをあげていた。
先進国は自国の農民の保護のために、
補助金を出して、農産物を輸出している。
と、いうのだ。
確かにそれはあると思う。
ただ、それはコーヒーは関係ないんじゃないか。
だって、先進国でコーヒーを作っている国は思い当たらない。
あるとすると、新興国のブラジルくらい。
でも、ブラジルだと、まだそんなに農業保護はできていない気がする。
映画を観た後、ネットで調べてみた。
コーヒー相場をネットで調べていたら、下落の話しが出ていた。
下落の一番の原因は、ベトナムの存在だった。
それまでアメリカと国交のなかったベトナム・・・ベトナム戦争の影響だね。
そのベトナムとアメリカの国交が95年に回復する。
その結果、ベトナムのコーヒーが世界市場に参入する。
今、ベトナムはコーヒー生産量世界2位だ。
たしかに、いきなりそれだけのコーヒーが入ってくると、
需給バランスが崩れる。
その情報を得て、やっと納得した。
他にも、映画を観ていて分からないことがあった。
値段の下落したコーヒーの栽培のかわりにチャットと呼ばれる麻薬植物を
栽培するようになった、という話しが映画に出てくる。
チャットという麻薬は全然知らなかった。
どんな麻薬なんだろうと、ネットで調べた。
そしたら、葉っぱを噛むらしい。
主にエチオピアからイスラム圏が輸入しているらしい。
なんでイスラム圏以外が輸入していないのか、と言うと、
法律に違反するから、というのがひとつ。
でも、アヘン系の麻薬は違反していても、
なんだかんだ言って入ってきている。
なんで、チャットはそうならないのか。
と思って調べていたら、こんな記述があった。
「チェットは、飲酒を普通にする人には効果が弱すぎて、
感じられない」
あ、なるほど。
だから、イスラム圏なのか。
飲酒が禁止されている国で、飲酒の代わりにチャットを噛んでいるらしい。
これも納得。
こういうドキュメントを観ていて思うこと。
情報が足りないな、と感じること。
初めから訴えることがあって、
その訴えることに合った現実だけを拾って映画になる。
そこから外れることは、拾わない。
もっとも、これは映画に限らないだろうけど。
論文しかり、各種調査報告しかり。
主張にそって、事実を拾う。
でも、今のいいとこは、ちょっと疑問に思ったことが、
ネットで簡単に調べられてしまうこと。
それによって、バランスの取れた情報が入ってくる。
で、僕がちょっと調べて考えたエチオピアの貧しい理由。
指導者がいないってこと。
エチオピアという国は、アフリカで唯一植民地にならなかった国。
だから建国が10世紀になっている。
他の国は、植民地から独立した年が建国だから20世紀になっている。
ちなみに、日本はどうなのか、と思ってみてみたら、
紀元前600年だった。
あ、天皇さんの歴史なのね。
初代天皇は2600年前に・・・って、あれ。
確かに、天皇は世界で一番古い王だって話。
だから、日本はたぶん世界一建国が古い国になっている。
あ、話しがずれた。
エチオピアの問題として、この植民地になっていないというのが、
貧しさの原因になっていると考えた。
先進的な経済活動ができるカタチになっていない。
企業がほとんど成立していなくて、全部、国営企業らしい。
当然、世界的な競争力はない。
もっとも、貧しい国だから、他の国から経済的に侵食しようということもない。
国の産業はほとんど農業。
赤道に近い熱帯で、その上高山が多くて、何千メートルというとこに
ひとが一杯住んでいる。
低いとこは、年間平均気温が50度なんてとこもあるみたいだから、
あまり人は住んでいない。
だから、基本的には農業に向いた国なんだ。
輸出、輸入ということを考えたら、
コーヒーしか輸出産品がないエチオピアは、貧しくなる。
でも、農産物が作れるなら、自給自足で回している限り、
そんなに貧しい暮らしはおきないんじゃないか。
そう思う。
近代的な生活はできなくても、伝統的な暮らしはできるんじゃないか。
それができない理由は、どうも、人口爆発らしい。
今、人口が7000万人。
確かにそれだけの人口を抱えることは、
エチオピアにできそうもない。
そして、それが原因で飢餓が起きているという。
必要なのは、人口抑制策、って結果になる。
コーヒーの価格が1キロ5ドルの時は、
そこそこ、経済がうまくいっていたんだろう。
人口が増えても、コーヒーを作ればいい。
そこで人口がどんどんと増えてきた。
ところがコーヒーが1キロ1ドルに落ちてしまった。
とたんに、経済が回らなくなる。
これがエチオピアの現実だと思う。
もっとも、悲惨な状況は変わらないのか、といえば、
そうでもないみたい。
コーヒーの価格は、この映画の頃から、ずいぶんと改善したらしい。
2004年より2008年はコーヒー相場は2倍になった。
スターバックに代表されるカフェが世界で流行して、
コーヒー需要が増えたらしい。
この傾向は多分変わらない。
これからは、中国が輸入しはじめるんじゃないかな。
お茶に代わって、コーヒーを飲み始める。
これは日本の昔を見れば確実にそっちに向かうと思う。
中国が大量に輸入しはじめれば、
国際相場が急激に上がるはず。
たぶんエチオピアの問題を解決する一番近道は、
その流れだと僕は思う。
なんて、ことを、映画を観た後、考えた。
ちなみに。
こういうことを考えるのも、ベースになっているのが、
人間関係構築の理論。
今の世の中は、昔みたいに支配の論理で回っていない。
もっとややこしい関係で、豊かな国と貧しい国が生まれてくる。
そこに流れているのは、人間関係。
大きくみると、国と国でも、人間関係作ることができる国と、
できない国があるってこと。
エチオピアの問題は、人間関係を作れないこと。
だから、人間関係を作れてしまう国の集団に翻弄されてしまう。
それができる国になること。
そういう人材を育てられる教育をうちたてること。
それが、本当の貧しさからの脱出になると思う。
まぁ、結論としては、映画も似たようなことを言っていた。
一杯のコーヒーを飲みながら、いろんな話しを考えてみた。
それを文章にする。
これって、なんか楽しいんだよね。
テレビで「おいしいコーヒーの真実」というドキュメント映画を観た。
エチオピアの貧しいコーヒー農家の話しで、フェアトレードを訴える映画だった。
映画を観ていて、ひとつ、「あれっ」と思う部分がある。
コーヒー農家が貧しい原因は、コーヒー相場の下落にある。
1989年までは協定価格があって1キロ5ドルくらいだった。
2004年には1キロ1ドルに落ちてしまう。
輸出の60%をコーヒーに頼るエチオピアの経済はガタガタになる。
ここまでは、なるほど、って思った。
でも、なぜコーヒーが下落したのかって話しで、「あれっ」と思った。
先進国の農業保護の話しをあげていた。
先進国は自国の農民の保護のために、
補助金を出して、農産物を輸出している。
と、いうのだ。
確かにそれはあると思う。
ただ、それはコーヒーは関係ないんじゃないか。
だって、先進国でコーヒーを作っている国は思い当たらない。
あるとすると、新興国のブラジルくらい。
でも、ブラジルだと、まだそんなに農業保護はできていない気がする。
映画を観た後、ネットで調べてみた。
コーヒー相場をネットで調べていたら、下落の話しが出ていた。
下落の一番の原因は、ベトナムの存在だった。
それまでアメリカと国交のなかったベトナム・・・ベトナム戦争の影響だね。
そのベトナムとアメリカの国交が95年に回復する。
その結果、ベトナムのコーヒーが世界市場に参入する。
今、ベトナムはコーヒー生産量世界2位だ。
たしかに、いきなりそれだけのコーヒーが入ってくると、
需給バランスが崩れる。
その情報を得て、やっと納得した。
他にも、映画を観ていて分からないことがあった。
値段の下落したコーヒーの栽培のかわりにチャットと呼ばれる麻薬植物を
栽培するようになった、という話しが映画に出てくる。
チャットという麻薬は全然知らなかった。
どんな麻薬なんだろうと、ネットで調べた。
そしたら、葉っぱを噛むらしい。
主にエチオピアからイスラム圏が輸入しているらしい。
なんでイスラム圏以外が輸入していないのか、と言うと、
法律に違反するから、というのがひとつ。
でも、アヘン系の麻薬は違反していても、
なんだかんだ言って入ってきている。
なんで、チャットはそうならないのか。
と思って調べていたら、こんな記述があった。
「チェットは、飲酒を普通にする人には効果が弱すぎて、
感じられない」
あ、なるほど。
だから、イスラム圏なのか。
飲酒が禁止されている国で、飲酒の代わりにチャットを噛んでいるらしい。
これも納得。
こういうドキュメントを観ていて思うこと。
情報が足りないな、と感じること。
初めから訴えることがあって、
その訴えることに合った現実だけを拾って映画になる。
そこから外れることは、拾わない。
もっとも、これは映画に限らないだろうけど。
論文しかり、各種調査報告しかり。
主張にそって、事実を拾う。
でも、今のいいとこは、ちょっと疑問に思ったことが、
ネットで簡単に調べられてしまうこと。
それによって、バランスの取れた情報が入ってくる。
で、僕がちょっと調べて考えたエチオピアの貧しい理由。
指導者がいないってこと。
エチオピアという国は、アフリカで唯一植民地にならなかった国。
だから建国が10世紀になっている。
他の国は、植民地から独立した年が建国だから20世紀になっている。
ちなみに、日本はどうなのか、と思ってみてみたら、
紀元前600年だった。
あ、天皇さんの歴史なのね。
初代天皇は2600年前に・・・って、あれ。
確かに、天皇は世界で一番古い王だって話。
だから、日本はたぶん世界一建国が古い国になっている。
あ、話しがずれた。
エチオピアの問題として、この植民地になっていないというのが、
貧しさの原因になっていると考えた。
先進的な経済活動ができるカタチになっていない。
企業がほとんど成立していなくて、全部、国営企業らしい。
当然、世界的な競争力はない。
もっとも、貧しい国だから、他の国から経済的に侵食しようということもない。
国の産業はほとんど農業。
赤道に近い熱帯で、その上高山が多くて、何千メートルというとこに
ひとが一杯住んでいる。
低いとこは、年間平均気温が50度なんてとこもあるみたいだから、
あまり人は住んでいない。
だから、基本的には農業に向いた国なんだ。
輸出、輸入ということを考えたら、
コーヒーしか輸出産品がないエチオピアは、貧しくなる。
でも、農産物が作れるなら、自給自足で回している限り、
そんなに貧しい暮らしはおきないんじゃないか。
そう思う。
近代的な生活はできなくても、伝統的な暮らしはできるんじゃないか。
それができない理由は、どうも、人口爆発らしい。
今、人口が7000万人。
確かにそれだけの人口を抱えることは、
エチオピアにできそうもない。
そして、それが原因で飢餓が起きているという。
必要なのは、人口抑制策、って結果になる。
コーヒーの価格が1キロ5ドルの時は、
そこそこ、経済がうまくいっていたんだろう。
人口が増えても、コーヒーを作ればいい。
そこで人口がどんどんと増えてきた。
ところがコーヒーが1キロ1ドルに落ちてしまった。
とたんに、経済が回らなくなる。
これがエチオピアの現実だと思う。
もっとも、悲惨な状況は変わらないのか、といえば、
そうでもないみたい。
コーヒーの価格は、この映画の頃から、ずいぶんと改善したらしい。
2004年より2008年はコーヒー相場は2倍になった。
スターバックに代表されるカフェが世界で流行して、
コーヒー需要が増えたらしい。
この傾向は多分変わらない。
これからは、中国が輸入しはじめるんじゃないかな。
お茶に代わって、コーヒーを飲み始める。
これは日本の昔を見れば確実にそっちに向かうと思う。
中国が大量に輸入しはじめれば、
国際相場が急激に上がるはず。
たぶんエチオピアの問題を解決する一番近道は、
その流れだと僕は思う。
なんて、ことを、映画を観た後、考えた。
ちなみに。
こういうことを考えるのも、ベースになっているのが、
人間関係構築の理論。
今の世の中は、昔みたいに支配の論理で回っていない。
もっとややこしい関係で、豊かな国と貧しい国が生まれてくる。
そこに流れているのは、人間関係。
大きくみると、国と国でも、人間関係作ることができる国と、
できない国があるってこと。
エチオピアの問題は、人間関係を作れないこと。
だから、人間関係を作れてしまう国の集団に翻弄されてしまう。
それができる国になること。
そういう人材を育てられる教育をうちたてること。
それが、本当の貧しさからの脱出になると思う。
まぁ、結論としては、映画も似たようなことを言っていた。
一杯のコーヒーを飲みながら、いろんな話しを考えてみた。
それを文章にする。
これって、なんか楽しいんだよね。
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