身体育てが発達の土台~だけど。 | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

昨日は、橋本市の児童ディサービスに
発達相談や言語療法にうかがってました。

こちらのディサービスは、
理学療法士の先生が経営されてます。

だから、
毎日、しっかり、身体つくりに
力をいれてらっしゃり、
間で、ビジョントレーニングなども
工夫されてます。



もちろん、
ブレインジムも、当たり前に
取り入れてくださってます。

わたしが、うかがったときは、
個別相談を含め、
問題行動への対処、
お母さんのサポート方法、
発達検査の読み取りと検査結果と
日常生活の関連などを
説明する時間も、もっています。

そして、
二年前から伺いはじめましたが、
どのお子さんも、素晴らしく身体が育ち、
反射的な行動は、落ち着いてこられてます!

だから、
私は、伺ったら、身体アプローチをしなくても。
さっさと、
言語療法に取り組める体制です。
これは、本当にありがたい。


だって、
身体ができてないと、
まず、言葉の訓練は難しいのです。


でもね、
毎日の積み重ねでの
身体へのアプローチが効果を出してても、
ママは、
やはり、お勉強や訓練をしてもらっているから
よくなってきた!と信じる発言がおおくて、
もっと、身体の変化に目を向けてもらう工夫が大事だな、と感じるのです。



お勉強をしたから、変化してる!
これを信じたい!


これは、
お勉強をがんばれば、
成績が頑張った分だけ、点数があがる!

ママたちが、学校教育で
しっかりと、
しっかりと。

繰り返し、繰り返し

子ども時代から刷り込まれた結果なんだろうな、と
あらためて思いました。

私の言語療法場面は、
訓練、訓練していんです。
随所に、さまざまな技法や
ブレインジム的な要素をいれたり
応用行動分析も取り入れてますが、


見ていたら、さら~っと
自然に流れて、
わざわざ何もしてないから、
感謝はされません💦

営業的には。
いかにも訓練!は、
すごく、お母さんたちの反応がよいです!

でも、
結果に結びついてないんですよね。
実は。

教えて、伸ばすというのは「迷信」で、
育てるべきは、

自分でやりたい気持ち
自分なりに工夫するやる気
自分で考える姿勢
自分でやりとげた達成感
自分で自分をみつめる目
受け身でなく、能動的に生きる力

そこを引き出す。


たくさんの色んなタイプのお子さんを見ていると、
大人側は、~してあげたから、~の力が伸びた!と思いたい。



最近は、障害児産業に飛び込む方が多い。

少子化の時代だから、
塾だって、障がい児を扱わないと
生き残れない。

だから、どんどん、
バリエーションが増えてます。
そして、
ビジネスだから、
自分のアプローチで、子どもが発達した!

それが、
当たり前の宣伝文句です。

実は
効果がない子どもたち、
反対に
悪くなってる子どもたちもいる現実。



ブレインジムや、
原始反射の統合で、色いろ期待した変化があるときと、
ないとき。

そんな壁にぶつかりながら、
もっと、ご家族には、

生活習慣、
運動習慣、
身辺自立、

そして、何より
コミュニケーションが重要であることを
もっと、上手に伝えたいな。と思うのです。