November 12, 2009
ローマ帝国のイベリア半島都市タラゴナ
テーマ:世界遺産の旅スペイン東部に位置するタラゴナは、古代ローマ時代のイベリア半島最大の都市。
古代ローマがタラゴナを占拠して、イベリア半島進出の拠点としたのは紀元前218年。
その前年の紀元前219年には、第一次ポエニ戦争でローマに敗れた父ハミルカルの意思を継いでローマに攻め入るべく、あのハンニバルがサグントに攻撃を仕掛けていた。
これに対するローマの宣戦布告を受け、ハンニバルがカルタゴ軍を率いてカルタヘーナを出発したのが紀元前218年だ。
そして、象を率いてアルプスを越えたハンニバル軍がイタリア本土に攻め入り、ハンニバル戦争ともいわれる第二次ポエニ戦争が紀元前206年までの約10年間繰り広げられることになる。
その後も、タラゴナはローマのイベリア半島進出の拠点としての役割を果たし、紀元前27年、アウグストゥス帝時代にはローマの属州ヒスパニア・タラコネンシスの首都として、ハドリアヌス帝の時代にはローマ世界随一の港町として栄えた。
そんなローマ時代の遺跡である1kmの城壁、公共広場、円形闘技場、水道橋が残っている。
現在は、スペイン東部の地中海に面している小さな町だが、ローマ時代の繁栄を窺うことができる。
【タラゴナの考古遺跡群】
ローマ帝国のイベリア半島最大の都市
スペイン 文化遺産 2000年登録







