“世界遺産” それは、学ぶものではなく、楽しむもの。


だから、“世界遺産楽(せかいいさんがく)”。


地球の歴史、人類の歴史によって生み出された自然や遺跡、文化的遺産が


私たちに感動を与えてくれます。


そして、その自然誕生の背景や遺跡の歴史的背景を知ると、


出会ったときの感動がひときわ大きくなります。


そして、“世界遺産を大切にする心”が大きくふくらみます。


さあ、“世界遺産”のこと、もっともっと知って、大切にしましょう。


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February 16, 2012

そもそも、世界遺産とは・・・?

テーマ:雑談・世界遺産

日本の世界遺産候補乱立(?)をみると、“世界遺産って、やっぱり村(町)おこし?”みたいなことを言ってしまいましたが・・・。


ある論文に書かれていた、国立西洋美術館長の青柳氏の弁によると、多くの行政自治体が“世界遺産登録=集客力の高い観光地化”と考えていることは仕方がない・・・、用に思えてきた。

つまり、氏の論によると、米国が世界遺産リストに自然遺産も入れることを強く働きかけをしたときから、世界遺産が国際政治に翻弄されていく兆候は見えていた・・・、と述べている。

このために、80年代まではもうひとつ活性化されなかったユネスコの活動が華やかさを取り戻すきっかけとなった事業が世界遺産であったということだ・・・。


つまり、観光を重視する国々が、自国の観光の活性化の手段として世界遺産に注目してその活動を積極化したことがユネスコの国際的な地位の復活に功を奏下ということだ。


しかし、その半面、世界遺産活動が今日のような観光のための活動として、歪み始めてしまった・・・・ということです。

つまり、今日の世界遺産活動の活性化の源は“観光”だったということです。

これらの経緯を見ると、90年代以降の世界遺産活動が保護活動よりも観光開発に重きが置かれてしまった(?)のも・・・納得、というところでしょうか。

しかし、このような世界遺産活動の現状を、本来の目的である危機に瀕している遺跡や自然を守るという方向に軌道修正すると、世界遺産そのものが地味になってしまうことが危惧されるので、ユネスコもハンドルを切り返せなくなってしまっている・・・というのだ。

そして、もう一つ同氏は興味ある一言を・・・。

それは、“日本の世界遺産は、そのほとんどが国内観光客しか動員できていない。
”ということだ。

氏によると、イタリアやスペイン、フランスなどの世界遺産は、世界的な観光地として価値が高い物件が多く、世界遺産という看板がなくても世界中から観光客が訪れている。

これに対して、日本の世界遺産は、国内観光客がほとんどであるが、今までは20万人しかいなかった観光客が50万人、100万人となって町が潤うと、それで満足してしまっており、文化の多様性とか、遺跡を守るなどの理念は忘れてしまっている・・・のでは・・・と。
勿論、すべての町が・・・、ではないでしょうが・・・・。

確かに、そんな気がしないでもないですが・・・。


ひとつひとつの物件には、それなりの歴史的背景もあり、それぞれの地域においては大切な“わが村(町)の遺産”であることは間違いないと思うが・・・・。

世界遺産に登録して、どのように保存していこうと思っているのだろうか・・・。

行政機関も、そこに住んでいる人たちも・・・・・。


保存活動には規制強化がつきもの(?)と言っていいかと思うのですが・・・、この辺もよく理解したうえで世界遺産への登録を目指してほしいですね。


このような側面からも、世界遺産条約採択40周年のことし、もう一度、“世界遺産とは・・・、”をみんなで考えましょう。

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