フランスで出産「産後の体調と痛みとの闘い」 | 気がつけば おフランス

フランスで出産「産後の体調と痛みとの闘い」

妊娠中も、出産時も、人それぞれ状況は違って
毎日不安になりながら生活をする人。
毎日楽しく気軽に生活をする人。
おしるしから陣痛が始まる人。
破水から陣痛が始まる人。
何の兆候もなく陣痛が始まる人。
なかなか生まれて来ずに難産になる人。
つるんと生まれて安産になる人。
みんながみんな同じような流れで進むのではないのは分かっていたけれど
産後は産後で、また人それぞれ違って
翌日から何事もなかったかのように生活をする人。
しばらく安静にしてから通常の生活に戻る人。
ひどい痛みのせいでなかなか通常の生活に戻れない人。
数ヶ月間以上も痛みが続く人。
特に痛みが伴う場合は、しばらくは辛い生活を送ることになり・・・
私の場合は、出産時にほんの少し裂けてしまったので縫ったのですが
その小さな傷口(縫合)だけで、半端ない痛みで苦しみました。
激痛よりもさらに上の超激痛!

~産後からの体調の変化を見てみると~
トイレ出産数時間後
トイレに行こうとしたら、体に力が入らずに体がふらつき目まいが!
こんなにも弱っている自分にものすごく驚くとともに
麻酔のせいで、どれだけ自分が力を出して出産をしたのかが
分からなかったが、立ちあがってみて初めて
100%の力を振り絞って出産をしていたことを知る・・・。

ドリル麻酔が切れた頃
陰部(縫合した部分)が、(産後)時間が経過するにつれて
ジンジン、ズンズン、ヒリヒリと痛み出し
座ることも寝ることも寝返りをうつこともできないくらいに。
おかげで、出産後の夜は一睡も出来ず。
そんな中、トイレに行かなければいけないのがものすごく辛く
グォ~と言いながら超超超スローで起き上がりトイレに向かのですが、
終わったら終わったで、ベッドに上がることができない。
なるべくお尻の皮膚を動かないようにして、何とかベッドによじ登り
そして、正座気味に座った脚を、静かにゆっくりと延ばしていき
「ふぅ~」と一呼吸しながら、また超スローで体を横にしていく・・・。
その自分の体の酷さに、どんなに悲しくなったことか。

家入院中・退院後
寝不足と精神的疲労は、
産後0日~3日 入院中
全く眠る時間が無く、ボロボロに。
→<詳しくはこちら
産後4日目 退院日の夜
酷い寝不足と精神的疲労により、精神状態がおかしくなる。
→<詳しくはこちら
産後6日以降
我が子は、すでに昼と夜の感覚ができているのか
夜から翌朝にかけてまとめて寝てくれる日が多く私の寝不足は解消。
大人が寝る時間に赤ちゃんも一緒に寝てくれるなんて有り難い。

陰部(縫合)の痛み腰や腹部の痛みは、
産後6日目
縫合部分が痛すぎて、座ったり立ったり横になったり、いちいち動くことが出来ない。
肌が繊維に触れるだけで激痛が走り、
肛門やアソコの穴が収縮するだけで激痛が走り、
用を足す行為も恐ろしく、ティッシュで拭く時も激痛。
(用を足した後は、シャワー室へ行き清潔に。
そうしなければヒリヒリと傷口が痛んだのもそうだし、
大きい方をした時には、痛すぎて穴を拭けない。)
もちろんこんな状態で、赤ちゃんのお世話はできず、抱っこもできない。
授乳をする時には、横になりながらの添い乳をし、
ご飯を食べるのも横になりながら・・・だった。
産後10日目
まだ、直にお尻から座ることができないが、
体とお尻を斜めに傾けると、なんとか座ることができるようになる。
ただ、立って歩くのは、まだまだ無理そう。
1分も立っていればアソコの血管が膨張しているような
ボーボーとした痛みがあり立っていられない。
生理中にも同じような痛みを感じるけれど・・・悪露のせい?
産後11日目
腰を曲げた時に、腰がズキンっと酷く痛む。
腰と言うよりも骨盤のあたりなのか…腰が弱っているように感じた。
産後12日目
尿道あたり、子宮あたりがヂクヂクと痛むのを感じる。
用を足す時は超激痛だけれど、何もしていなくても痛む。
何か空気が溜まっているような(でもガスではなさそうな)感じで触れても痛い。
膀胱炎か!?と心配してしまったほどだったけれど
きっと子宮が元の大きさに戻ろうとしている痛みなんだろう。
でも、本当のところは分からない。
というのは、産後の生活で、気が付いたらもう8時間近くトイレに行っていない!?
なんていうことがあったから。
水分が母乳へいっているのか、
それとも、出産の影響で膀胱がおかしくなっているのか
尿がでない&尿意を感じないのだ。
産後14日目
縫合の痛みは和らいできたがまだお尻から直には座れない。
縫った部分なのか突っ張る感じもある。
夜に、子宮部分が腹痛のように痛み出す。
トイレに行こうと立つと痛くて痛くて、一歩歩くのもやっとだった。
産後15日目
子宮の痛みが和らいでいるのを感じるが
お腹に力を入れるような動作をした時は痛い。
産後20日目

子宮の痛みはまだあり、陣痛のように10分間隔で痛みだす。
産後21日目
子宮の痛みはまだ多少あるが、トイレで用を足した時に痛むことはなくなる。
産後23日目
体のあちこちの痛みがだいぶ和らいできたのを感じる。
かな~り久しぶり(妊娠後期ぶり)にキッチンに立って夕飯を作った。
産後26日目
縫合の痛みはほとんどなくなるが、突っ張る感じはまだある。
直にお尻から座れるようになるが、縫われたところの違和感はあり
それを無視して脚を広げたり、ド~ンと座ったりすると
後から縫合部分がヒリヒリと痛むので、まだまだ注意が必要。
トイレでは、問題なくお尻を拭けるようになったが
お尻に力を入れると皮膚がヒリヒリと痛むので無理。
産後30日目
まだ、縫合部分の若干の突っ張り感と
立った時に陰部の血管が膨張するような若干の痛みを感じるが
あとは、時間が経過するのを待つしかないと言った感じ。

宝石赤悪露の状態は、
産後3日間は、ものすごい量の出血で特大のナプキンが必要だったが
一週間後には、通常のナプキンで十分の量になり、
さらに一週間後には、赤色から茶色に変化し、少量になって、
産後19日目には、生理でいうと終わりかけ(最終日)といった感じに。
産後30日目は、相変わらずダラダラとダラダラと終わりかけの量が続いている。
産後46日目は、やっと悪露が終わる。

おやしらずお腹の状態は、
気がつけば おフランス-産後お腹
産後1日目に、パスカルに「お腹が変な形!」と言われ写真をパチリ。
写真で撮らなくても、実際に自分が見ても変な形だったのですが
あまりにも無残なお腹の垂れ具合にショックを受けたくらいでした。
赤ちゃんを外に出したからと言って、いきなりペタンコになるわけはないのね。
産後5日目は、まだ下に垂れていて水風船のしぼみかけといった感じ。
へそ周辺はポッコリなのに下腹部はペタンコという、
階段のような段差のある、おかしなお腹の形でした。
産後二週間を過ぎると、だいぶ膨らみが縮んできますが
まだ若干段差があり、触るとブヨブヨと柔らかくお餅みたいw
産後31日目は、へその穴はまだ元の形には戻っていないけれど
お腹の膨らみや柔らかさはほぼ元のお腹の状態に。
へそから下腹部にかけての段差もなくなりつつあり、なだらかに。
今後もまたもうちょっと縮みそうだけれども、
ストレッチをして腰回りを含めて引き締めていかないとなぁ~。

時計体重は、
産後3日目は、3.9kg減に。
産後5日目は、5.2kg減に。
産後11日目は、6kg減に。
産後20日目は、7kg減に。
産後28日目は、7.5kg減に。
産後31日目は、8.2kg減に。
母乳を与えているせいなのか
食べても食べても減っていきます。∑(゚ω゚ノ)ノびっくり
妊娠中は10kg増量したので、もとに戻るまではあともう少し♪

~ 最後に ~
何が一番つらかったって・・・
縫合部分の痛みが激痛すぎて、一切の動作が出来なかった事。
出来ないと言っても、しなくて生活ができないので
悲鳴をあげながら、なんとか動いていたけれど
”本当に治るんだろうか?”
”痛みが引ける日が来るんだろうか?”
と心配した程、信じられないくらいの痛みでした。

あまりにも痛いので、これはダメだと思って
陰部やお尻に負担をかけないように、
繊維に触れないように、収縮をしないように、痛くないように
母乳以外の赤ちゃんの世話はパスカルに任せて
私はずっと横になって生活をするようになったけれども
赤ちゃんを抱っこしてあげられないのも結構悲しかった。

産後二週間、パスカルの休み期間中に
なんとか動けるくらいまでに傷口が治ってくれて良かったけれど、
出産前も合わせて三週間の休みを取ってくれたパスカルには本当に感謝です。

私の出産後、数日遅れで、パスカルの同僚の奥さんも出産をしたのですが
縫合をしたのに退院後から元気に散歩をしていたとか。
人によって、全然違うんですね・・・トホホ。

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