リス印バター

 今日紹介するのはこちら。幅5cm強、長さ14センチ弱の、ちっちゃなガラス容器である。ガラス自体はかなり厚手。錆びちゃって真っ黒だけど、フタもちゃんと付いている。さて、一体これは。。。




                 リス印バター リス印バター

 答えは、リス印バターのケース。詳しいことはわからないけれど、恐らく昭和20~30年代に商品を買うともらえた粗品。今とはまったく違うガラスの質やロゴデザインが、時代を感じさせる品である。


 なつかし雑貨好きの間では、リス印はバターよりマーガリンで知られている。業務用のマーガリン缶ホーロー看板などを持っている方も多いと思う。


 このリス印ブランドを作っているのは旭電化工業という会社で、1915(大正4)年創業。リス印のマーガリン1929(昭和4)年に製造開始された。キュートなリスのイメージとはかけ離れたお堅い会社名だけれど、じつは今もバリバリの現役で、トレードマークのリスも健在なのである。


                        リス印バター


 次回はリスつながり。