「ギロシュダイアル・デビュー」 | 吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」店主時計屋マサの脱線ノート

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東京都武蔵野市吉祥寺でアンティーク時計の修理、販売をしています。店内には時計修理工房を併設し、分解掃除のみならず、オリジナル時計製作や部品製作なども行っています。


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新たなカスタム腕時計ケースの完成が遅れている中、、、ギロシュ彫りのダイアル第一号が完成した。


少し前にご紹介した通り、ギロシュのダイアルは 「エングレイバーの辻本」 がこのところ取り組んでいたプロジェクト。


細かい点に不満があったので改良を求めていたのだが、、、何枚かの試作を経て、遂に完成度の高いものが完成したのだ。


巷のギロシュダイアルと異なるのは、数字やロゴ、インデックスの刻みに至るまで全て手彫りであること。


まさに、辻本渾身のダイアルなのである。



さて、記念すべき一つ目のギロシュダイアルを搭載した時計は、0サイズの「ハミルトン983」


1911年に製造されたこのムーブメントは、去年100歳を迎えたアンティーク。


かなり数少ないこのモデルは、、、スイスのハイグレードメーカー 「CH メイラン」 の同サイズムーブメントの設計をライセンス契約し、アメリカのハミルトンが製造した名機。


もっとも基本的な設計がスイスでも、各所独自なアメリカ的味付けがされていて、、、一見した雰囲気は、オリジナルのメイランムーブメントとかなり違ったものになっている。



言わばムーブメンは、スイスとアメリカのコラボレーション。


そしてダイアルとケースの製造は、わが国で行われたこのカスタム腕時計。


考えて見ると、、、これは極めて 「多国籍な腕時計」 ということが言えるだろう。




※この時計に関するご紹介は、ホームページ内 「カスタム腕時計」 に掲載されています。

  ご興味のある方は是非こちらをご覧下さいませ。


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