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「Tiffany & Co のアンティークウォッチ」 その2

2012年02月15日 テーマ:ブログ

吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」店主時計屋マサの脱線ノート



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さてさて、前回の続き。


このムーブメントを見て 「あれっ」 と思った方がいらっしゃったら、それはかなり多数のアンティーク時計を見ている方か、、、、もしくは同型の時計に 「パテックフィリップのアーカイブ」 の付属したものを持っている方か、ということになろう。


ちょっと話しがややこしいが、、、以下ご参考下さい。



1874年~約4年間、Tiffanyがスイスの自社工場で時計を生産していたのは前回ご紹介した通りだが、、、、実はTiffanyの撤退後、工場の経営を引き継いだのが、元々Tiffanyと親密な関係にあった 「パテックフィリップ」 だった。


さて、残念ながらここから先は詳しい資料が手元にないのだが、、、どうやらパテックはそれまでTiffanyが生産していたいくつかのモデルのムーブメントをそのまま一定期間製造し、Tiffanyに供給し続けたようだ。


確かな資料が手元に無い以上、この部分に関しては 「私の推測」 が含まれていることは否定できないが、、 少なくともそう考えるに至る、「きっかけ」 があったのだ。



10年ほど前のある日のこと。


私はある方から 「Tiffany&Co」 の懐中時計の修理を引き受けることになった。


ムーブメントを拝見すると、それはまさに19世紀末のTiffanyのカタログで 「自社製」 として載っているものと全く同一。


ところが、修理の預かり書に自信を持って 「Tiffany自社製」 と書き込んだところ、、、それを見た修理の依頼主は 「違う」 と言う。


そこで詳しく話しを伺ったところ、、、なんとその時計には間違いなく 「パテックフィリップのアーカイブ(認定書のようなもの)」 が付いていると言うではないか !!


正直この時点では100パーセント確信出来ないまま時計をお預かりし、しばらくその件に関してはどうにもモヤモヤしていたのだが、、、チャンスは間もなく訪れた。


偶然にもアメリカの仲間から 「同型の時計」 を入手する機会に恵まれたのだ。



時計の到着後、早速分解して隅から隅まで見てみたが、、やはり 「パテック」 の刻印も、特に決め手となる特徴も見当たらない。


どこからどう見ても、、、「Tiffanyの自社ムーブメント」 なのである。



しかし 「物は試し」 とばかりに何枚かの写真と製造番号等の情報をパテックに送り付け、アーカイブを申請して、、、、待つことおおよそ一ヶ月。


ある日、前触れもなくスイスから届いた封筒の中身は、、、、、製造年度・仕様等の記載された 「パテックのアーカイブ」 だったのだ。




続く


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「Tiffany&Coのアンティークウォッチ」

2012年02月12日 テーマ:ブログ

先日、アメリカから 「TIFFANY&Co」 のアンティークウォッチ(懐中時計)が届いた。


TIFFANY&Coの時計といっても、、、「一般的なもの」 とはちょっと違う。


ご存知の方も多いと思うが、、、TIFFANY&Coは元来時計メーカーではないから、極一部の 「例外」 を除いて、時計自体は業務委託した時計メーカーの製造したものだ。


つまりTIFFANY&Coは、その時計に 「自社の銘」 を入れてもらって販売しているに過ぎない。


これが 「一般的なTiffany&Co」 の時計だ。



そもそもジュエリーブランドの時計とはそう言うもので、、、これは 「カルティエ」 や 「ブルガリ」 「エルメス」 や 「バンクリフ」 なども皆同じ。


しかし先述したように、、、、TIFFANY&Coに関しては 「例外」 が存在する。


何故なら同社は1874年から4年間ほどスイスに時計製造工場を持ち、、、、「自社製の時計」 を製造した期間があったからだ。



これがいわゆる 「TIFFANYムーブメント」


しかし何しろ140年も前の話しで、しかもたった4年程度で止めてしまったものだから、、、今となっては現存数が極めて少ない。


まあ疲れ切った状態のものは別として、、、「内・外装ともに満足な状態のもの」 は、アンティークウォッチの中でも希少な部類に入るのだ。


嬉しいことに、今回入手した時計は過去に入手したものと比較しても相当に保存状態が良く、「久しぶりのヒット」 と言えるものだし、大振りな18Kのゴールドケースに包まれたそのムーブメントは、、、まさしく19世紀後期 「機械式時計黄金期」 の高級時計のそれである。



ところでこの 「TIFFANY自社製懐中時計のムーブメント」 アンティークウォッチファンの中には一見して 「おやっ」 と思う方がいるかもしれない。


どういうことなのか?、、、、その訳は、時計の写真やエピソードと併せて来週お伝え致します。


ではまた来週お会いしましょう!



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「真冬の蝉時雨」

2012年02月10日 テーマ:ブログ


どういう訳か、、、昨日の昼過ぎから、激しい 「耳鳴り」 に悩まされている。


もちろん少々の耳鳴りくらいは今までも経験があるが、、、これほど激しいのは生まれてこのかた初めてだ。



昔バアさんが生きていた頃聞かされた症状そのまま。


頭の中で 「蝉時雨」


もっと平たく言うと、、梅雨明けの森の中に足を踏み入れたような状態か。


だから、相手の声は勿論、自分の声も聞こえにくて困る。


それ以外身体の調子はどこも悪くないし、ダルいとか疲れっぽいとかいうこともないのだが。


ただ前夜珍しく頭痛がしていたから、もしや長女のインフルエンザを貰ったかと思って早く休んだのだった。


で、朝起きたら、、、、絶好調。


そんな訳だから、夜11時現在まで続いているこの耳鳴りは、サッパリ訳が分からない。



と、ここで我が家に到着したので試しにネットで検索すると、、、該当する症例は色々ある。


うーん、、 高血圧でもないし、頭痛はないし(少なくとも今は)、眩暈はしないから三半規管の不調でもないし、、、。


そうなると、どうやら 「ストレス」 か 「加齢」、もしくはその両方による 「自律神経失調」 が原因らしい。



まあ、それならそれで仕方ない。


現代社会においてストレスのない生活などあり得ないし、、、加齢するのは皆平等なのだから、。


しかし、あっ、とここで思い付いた!


釣りだ!


元旦の2日、3日、魚吟のタケさんと恒例の 「釣り初め」 に行ってから、、、もう一月以上経っていたのだ。


ここのところ、仲間の不幸があったり、休みごとに悪天候に見舞われたりで行けなかった、、。


そうと分かれば、何が何でも来週は行かねば。


何より大事な身体のためにも!?


久しぶりに大海原で1日竿を振れば、、、ストレスなど消えてなくなるだろう!



そう思ってさっそく週間予報をチェックしたが、、。


日曜日までの好天、、、しかしあろうことか、月曜日から下り坂で風も強まる予報。


「ジージージー」



予報を見た途端、、、、、心なしか大人しくなっていたようなセミ達が、またまた騒がしく鳴き出した。


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