吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」店主時計屋マサの脱線ノート

東京都武蔵野市吉祥寺でアンティーク時計の修理、販売をしています。店内には時計修理工房を併設し、分解掃除のみならず、オリジナル時計製作や部品製作なども行っています。


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開店当初のジャンクヤードの調子は、全く芳しくなかった。
 

だいたい、誰も店に入って来ない。
 

正面には近隣の住人対象の食料品スーパーがあって人の往来はひっきりなしにあるのだが、、、そもそもアンティーク雑貨などには馴染みの薄い土地柄だし、宣伝広告の類いもしていない。
 

 

店の間口は一軒。
 

おまけに片方のドアは塞がっているから入り口は90センチ巾のアルミサッシ一枚という怪しさで、、、来客がないのは当然と言えば当然だったか。
 

 

唯一の来客は、、、ダイビング屋時代のお客さんや知り合い、そしてオフクロの店の頃のお客さん達のみ。

 

みんな心配して様子を見に来てくれたり買い物をしてくれたり、、、それはそれで実に有り難かったのだが、、、本当の意味での 「店のお客さん」 とは言えない。
 

最初のうちこそ「5万円の家賃なんてどうにでもなるさ」と楽観していた私も、、、そんな状態が2ヶ月ほど続くと、次第に焦ってきた。
 

なにしろ元手の300万は、商品の仕入れや内装の材料費等の開店準備に使ってしまっていて、いくらも残っていなかったのだ。
 

 

 

なんとかして人に入ってもらおうと、店のドアに 「押し売りしません。気軽に入ってください」 などと書いてみたりもしたが、、、効果はなし。
 

終日、ディスプレイを変えてみたり、掃除してみたり、、動物園のクマのようにウロウロ、オロオロ。
 

夜、閉店後の店で電卓を叩いては 「このままだと、秋までは金がもたないなぁ。」
 

 

残高が減る一方の通帳。

 

一日中来客がなく、電話も鳴らない店。

 

その心細さ、情けなさに、、、私はすっかりマイっていった。

 

 

 

(続く)

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さてさて、前回お話しした通り、今月、マサズ パスタイムは 「創業28年目」 に入った。

 

と言っても 「28周年記念セール」 のようなものがある訳ではなくて、恐縮なのだが(笑)、、この機会に、改めて、開店当初のことを想い出しつつ、少しずつご紹介してみたい。

 

かつてのブログの内容と重複する部分もあるかとは思うが、何卒ご容赦下さいませ。

 

 

 

1990年は、 「バブル崩壊」 の年だった。

 

新聞、テレビ等で 「バブル崩壊」 が騒がれ始めたのが、2月。

 

「悪いのは私です。 社員は悪くありません(-_-;)」 と号泣した山一證券社長の会見を記憶している方も多いのではないだろうか、、。

 

 

 

ちょうどその頃、、、私は東村山で 「マサズ ジャンクヤード」 開店準備の真っただ中だった。

 

とある事情により、10代の頃からお世話になったダイビングショップに別れを告げたのが、その前年の暮れ。

 

何かをしなければいけない、、、しかし、、、ダイビング屋はやりたくない。

 

2月ほどプラプラしながら考えた挙句、、、アメリカ時代にいくらか関わったことのある 「アンティーク屋」 を始めることに決めたのだった。

 

 

 

私の生まれ育った東村山市 「八坂商店街」 

 

たった5坪の、ウナギの寝床のような貸店舗。

 

実を言うと、そこはそれまで私のオフクロが布の端切れやなんかを売っていた店だったのだが、、、「俺が店を始めるからどいてくれ」 と言わんばかりに追い出し、元々顔見知りだった大家さんにも頼み込んで、 「家賃5万円、敷金、礼金、その他一切なし」 で、引き継いだ形にしてもらったのだった。

 

 

考えてみれば、いくら身内とは言え酷い話しだが、、、しかし、ダイビング屋を飛び出したばかりの20代の私に、小綺麗な店を借りるような資力があるわけもない。

 

持っていた元手は、全てひっくるめて300万円。

 

これで店舗の内装工事、初期在庫の買い付け(アメリカ)、当面の運転資金、その他諸々を賄うことになるのだから、、、削れるところは全て削るしかない訳だ。

 

 

 

内装工事は全部自分、それからボランティアで手伝ってくれた 「Hちゃん」 の二人でやった。

 

古くてカチカチになったタイルカーペットをコリコリとバールで剥し、コンクリ剥き出しにする作業に明け暮れる毎日(これ、やったことのある人は解るけど、かなりシンドイです)

 

アンティーク雑貨の陳列棚は、、、石油の一斗缶を並べた上に天板を乗せ、ペイント。

 

極め付けは、、、解体屋で買ってきたトラックのマフラーを逆さにして床にセメントで立て、中に配線を通して先端に屋外作業用電球を取り付けて、店のシンボル的な照明に。

 

壁面を白く吹き付けて仕上げ、店を入った正面の壁には、自分でワケの分からない絵を描き、 「Masa's Junkyard in the beginning 」 とサイン。

 

 

バブル経済が音を立てて崩壊していく中、、、こうしてなんとか「Masa's Junkyard」 は出来上がったのだった。

 

 

 

(続く)

 

ダイビング屋時代の私

 

ダイビング屋時代の私(前列中央)

 

ジャンクヤード時代

 

ジャンクヤード

 

 

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今週は、特別にバタバタした。

 

先週のブログでお話ししたように、 今週あたりにジャンクヤードからパスタイムの変遷を振り返ってみるつもりでいたのだが、、、どうにも時間が作れなかった。

 

 

大変有難いことだが、今週は修理の依頼等の来客も多く、スタッフも私もてんてこ舞い。

 

おまけに私は、先週末に手を付け始めた 「御年 300歳」 のアンティークウォッチの修復が長引き、、、ようやっと完成したのは、ついさっき。

 

やっと一息ついたところで新たな修理品の受付け、と言った具合で、、、気が付けば、 「新規修理品」 の納期は、来年の5月。

 

つまり、一年待ち、ということになってしまった、、。

 

 

言い訳ばかりで済みません。

 

来週こそは、昔の写真やなんかもご紹介しながら振り返ってみたいと思いますので、、、今しばらくお待ちを!!

 

 

それでは皆さん、また来週お会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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