2008-02-10 00:38:47

「客室乗務員好きな男~ブランド形成のフレームワーク(その2)」

テーマ:パーソナルブランディングを5分で知る方法










カテゴリー

【パーソナルブランディングを5分で知る方法】




3連休の初日だっていうのに、

「客室乗務員が好きな男」ってブログ書いてるのって、

どうなのよ?

どうにもないんないことくらい、

わかってるわよ!


おネェ言葉で、荒れてみました。

心が折れてしまいそうです。


さて、前回から時間が空いてしまいました。


前回のエントリーはコチラ


このシリーズは、

パーソナルブランディングの出発点として、

ブランドとは、何か?

それは、どのように形づくられるものなのか、

まずはそこから考えてみよう、

という壮大なテーマを持ってスタートしました。


心が折れそうなので、自分で「壮大」と言ってみました。

「客室乗務員」は、メインテーマではないこと、

それだけは、改めて確認しておきたいと思います。



ところで、僕は何の話をしてたんでしたっけ?
そうそう、ブランド形成のフレームワーク、でした。

思い出しました。




そもそも、「ブランド」って何でしょうか?


ブランドとは、

元来、家畜につけた刻印で...

Wikipedia読めば、書いてる話ですね。

はしょりましょう。


LV、シャネルといったブランド「品」信奉の風潮で、

ブランドという言葉は、時として、

スノビズムに通じるネガティブなイメージを喚起します。

そこだけには注意して、

もう少しフラットに「ブランド」という言葉をとらえないと、

着地点を見失うのでご用心。



ブランドとは、

シンボルマーク、ロゴ、キャッチコピーなどといった、

目にみえるものだけを指す

コンセプトではありません。


受け手の頭の中に構築された、

「イメージ」や「情報」の集積が

ブランドの実体です。


ブランドとは、

「人々の頭の中に開いたブランド名義の口座」

のようなものという、的を得た表現があります。

(経営学者・片平秀貴氏の表現です)。


人々の頭の中にブランド名義の預金口座がまず開かれ、

感動、満足を得た時に入金され、

不満、失望を感じた時に出金される。

残高が多い口座がハイ・ブランドです。



さらにブランドが成立するためには、

集積したイメージや情報が、

他のものと明確に異なって

識別されている必要があります。


せっかく開いたブランド名義の預金口座、

いくら残高を積み上げても、

その所有権を明確にしておかないと、

他のブランド口座に吸収されたり、

休眠口座になってしまう恐れがあります。



また、ブランドとは、

「価値の象徴」です。


受け手にとって価値のない、

イメージや情報の蓄積は、

ブランドとは呼べません。




以上から、乱暴ではありますが、


「ブランド」の本質は、


・認知

・差別化

・価値


の3つの言葉に要約されると思います。



少々、概念的すぎるでしょうか。


「客室乗務員好きなあごひげアナリスト」

という仮想パーソナルブランドを例に、

受け手の頭の中をのぞいてみて、

ブランドとは何か、考えてみましょう。



× ブランドとは認められないケース(1)






















「客室乗務員好きのあごひげアナリスト」と聞いても、

受け手は、「客室乗務員」にだけ反応して、

あごひげアナリストのことなんか、

これっぽっちも認知していません。

なんの関連知識もありません。

言ってみれば「ポカーン」とした状態です。


やはり客室乗務員好きのAさんとも、

またもや客室乗務員好きのBさんとも、

あごひげアナリストの区別すらつきません。


彼の頭の中に残るのは、

「客室乗務員」の1ワードのみ。


預金口座の残高ゼロです。


あくまでも確認で、お断りしておきますが、

上の脳内イメージ図は、僕の脳内とは全く無関係です。






× ブランドとは認められないケース(2)






















ちゃんと、認知されています!

客室乗務員好きなあごひげアナリスト

という存在を識別して、関連情報も蓄積されています!

ブランディング成功です!

...というわけではなさそうです。


「認知」されても、関連した情報が蓄積していても、

「価値」が認められなければ、

それはブランドではありません。


ネガティブな情報が蓄積している、

残高がマイナスの預金口座。

ブランディングの観点からは非常に危機的な状況です。


それにしても、こうは思われたくないものです。。。

いや、そうは思わないでください。おねがいします。





 ブランド価値が認めらるケース




















「ペタマニア」の彼は、自身に付いたペタを追跡中に、

偶然、たどり着いたブログで、

「客室乗務員好きなあごひげアナリスト」

の存在を知ります。


「客室乗務員好きのあごひげアナリスト」には、

きっと客室乗務員の知り合いが多いに違いない。

そんな美しい誤解から彼の頭のなかでは、

「客室乗務員好きなあごひげアナリスト」

に関する情報と愛着の集積が始まりました。


「いつかは、自分も」

「いや、自分こそ」

「あいつと知り合えば、CAと合コンだ」

そんな感情がブランド形成を加速させます。


あごひげアナリストがブログを更新するたびに、

「客室乗務員に関する新しい話題があるかも」

チェックせずにはいられません。

合コンのおよびがかかるかもしれないので、

客室乗務員に関係のないエントリーでも

コメントを書き残すことを忘れませんでした。


出張でJ社の国内線に乗る機会に恵まれた彼。

機内のCAさんたちを目で追いながら、

「彼女たちもあごひげアナリストの知り合いだろうか?」

そんな疑問が思考を中断させることもしばしば。


同窓会で再会した同級生の一人が、

A社の客室乗務員であることを知った彼。

さっそく合コンのセッティングに成功しました。

夢に見ていた、一世一代の晴れ舞台です。

失敗は許されません。

客室乗務員と合コンするにあたって、

特に注意すべきことはないか、

気になってしかたがありません。

あごひげアナリストに

事前にメールで相談することを

真剣に検討中です。


ここにいたれば、彼の頭の中では、

「客室乗務員」といえば「あごひげアナリスト」、

「あごひげアナリスト」といえば「客室乗務員」。


「客室乗務員好きなあごひげアナリスト」が

強力なブランドを創造した状態です。


うーん、安っぽいバラエティドラマです。


「客室乗務員好き」を例えに使って、

かえって分かりにくくなっている、

という現実に自ら戦慄するばかりです。


今後、客室乗務員を例えに使うかどうかは、

少しだけ、考える時間を下さい(涙。


最後まで読んでくださった皆さん、

ありがとうございました。


ブランドというコンセプトの基本要件について、

少しでも皆様の記憶のなかに

足跡を残せていたら幸いです。


次回は「ブランド認知」について、

もう少し掘り下げてお話したいと思います。



パーソナルブランド研究所

「パーソナルブランディングがわかる5分の方法」

Vol.1「客室乗務員好きな男~ブランド形成のフレームワーク(その2)」



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