昨日のニュースで気になったキーワードはこれ。
真巧 zhēn qiǎo 本当に奇遇、なんという偶然
ニュースはこちら。
「真巧!警逮毒犯 雙方同名」
(こんな偶然が!麻薬犯、逮捕してみたら警官と同じ名前)
麻薬を使用した疑いで逮捕された犯人が、捕まえたお巡りさんと同姓同名だったという話題です。
二文字か三文字が多い中華系の人たちの名前は、組み合わせから言っても他人と全く同じになる確率が高いのです。でも、警官と犯人が同姓同名というややこしい状況は、ニュースになるほど珍しいのでしょうね。調書作ってサインしてという作業でも、混乱してしまいそうです。
私が今回このキーワードに注目したのは、“真”の使い方が象徴的だったから。中国語の“真”は、話し手の主観が色濃く出るので、この見出しのように、よく感嘆符(!)と一緒に使われます。一方、事実を淡々と述べる本文では、“正巧”が使われているのです。
似たような言葉も、こんな風に比較ができると、ニュアンスの違いがよくわかりますね
「中国語ニュースのキーワード」目次はコチラか