昨日のニュースで注目したのは、このふたつの言葉。
1.果粉(guǒ fěn) アップルファン
2.不買帳 ( bù mǎi zhàng) 評価しない、認めない
記事はこちら↓
「大陸果粉 也不買帳」
(大陸のアップルファンからも厳しい評価)
iPhoneの新製品が台湾よりひと足先に発売された中国で、
アップルファンから辛口の評価が出ているという話です。
“果汁”がジュースで、“果凍”がゼリーだから、
“果粉”は粉末果汁か何かだと、普通は思いませんかぁ。
でも、これが「蘋果(アップル)」+「粉絲(ファン)」の略語だというのは、
若い人なら、すぐにわかるのです。
こんな略語がいっぱい作れるのも、漢字の造語力のなせる技かなぁ。
いや、やっぱりここまで来ると、何でもかんでも略せばいいってものでもないでしょ
と思ってしまいます。
「果粉工厰」という工場っぽい名前をつけているお店もあります。
日本なら「Mac工房」とするところでしょうか。
iPhone、Mac等、アップル製品関連の修理やグッズ販売をしているお店でした。
“買帳”は、物事に対し高い評価をするという意味を表しますが、
ほとんどの場合、否定形や反復疑問文で使います。
商品だけではなく、政策などに対し、
民眾買不買帳?(国民が評価するかどうか)
のような使い方をすることもあります。
でも、この見出しの場合、「買」という漢字を使うことで、
実際の売れ行きが悪いことも合わせて象徴しています。
短い言葉でビシッと意味を伝えなければならない見出し語は、
たくさんある中国語の類義語の中から、
どの言葉を選べばよいのかを勉強できるいい教材です
「中国語ニュースのキーワード」目次はコチラか