ニュースのキーワード(2016/3/23) 果粉、不買帳 | いろいろあるけど、やっぱり台湾

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下町グルメ、南国フルーツ、親日家の人たち、
繁体字の中国語、連日の雨、中国との微妙な関係…

わかったようで、よくわからない。
だから、やっぱり台湾はおもしろい!




昨日のニュースで注目したのは、このふたつの言葉。

1.果粉(guǒ fěn) アップルファン
2.不買帳 ( bù mǎi zhàng) 評価しない、認めない

記事はこちら↓

大陸果粉 也不買帳
(大陸のアップルファンからも厳しい評価)

iPhoneの新製品が台湾よりひと足先に発売された中国で、
アップルファンから辛口の評価が出ているという話です。


“果汁”がジュースで、“果凍”がゼリーだから、
“果粉”は粉末果汁か何かだと、普通は思いませんかぁ。

でも、これが「蘋果(アップル)」+「粉絲(ファン)」の略語だというのは、
若い人なら、すぐにわかるのです。

こんな略語がいっぱい作れるのも、漢字の造語力のなせる技かなぁ。

いや、やっぱりここまで来ると、何でもかんでも略せばいいってものでもないでしょ・・・・

と思ってしまいます。


「果粉工厰」という工場っぽい名前をつけているお店もあります。
日本なら「Mac工房」とするところでしょうか。
iPhone、Mac等、アップル製品関連の修理やグッズ販売をしているお店でした。




“買帳”は、物事に対し高い評価をするという意味を表しますが、
ほとんどの場合、否定形や反復疑問文で使います。

商品だけではなく、政策などに対し、

民眾買不買帳?(国民が評価するかどうか)

のような使い方をすることもあります。


でも、この見出しの場合、「買」という漢字を使うことで、
実際の売れ行きが悪いことも合わせて象徴しています。


短い言葉でビシッと意味を伝えなければならない見出し語は、
たくさんある中国語の類義語の中から、
どの言葉を選べばよいのかを勉強できるいい教材ですピーナッツ


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