『経済日記』で本質を見抜くトレーニング。 -5ページ目

自己資本比率とは

昨日銀行の「振り分け」に関する記事を書きましたけど、よくわからない事が多かったんですよね。

そんなときに池上彰の情報力という本を読んでいたら偶然にも銀行に関する記述があり、そこに自己資本比率について書かれていたので紹介します。

自己資本比率とは、分母が「貸し出している資金」分子が「銀行自身が持っている資産」でここに100をかけた数字の事です。

この「貸し出している資金」というのは顧客から借りている預金のことらしく、貸したお金が返ってこない(不良債権)ということになると顧客から預かった預金が少なくなるということで、もちろん、それではまずいので銀行自身の財産で穴埋めする訳です。

この自己資本比率は現在BIS規制というもので国際的に仕事をしている銀行は8%以上国内専業の銀行は4%以上なければならないと規制されているようです。

前回の記事で紹介したニュースではこの自己資本比率の規制を新しくするということが書かれていた訳です。

ちなみにこのBIS規制というのはBIS(国際決済銀行)がつくった国際的なルールのことです。

池上彰の情報力によるとこのBIS規制によって銀行の貸し渋り貸しはがしが起きている現実があるらしく、もし前回紹介した記事のような事が起きると同じような問題が起きてくるのかもしれません。

「グローバルに重要な金融機関」と「重要な金融機関」



今後銀行を国際業務の規模によって2011年中に「グローバルに重要な金融機関」と「重要な金融機関」に分類する必要があるらしい。

全くこんな事を知らなかったのでちょっと驚いています。

わからない事が多く、全然ピンときませんけどこれでまだ大きく変化が起きそうな気がします。

自動車にもフリーミアム





日産リーフの発売で本格的に電気自動車が広がり始めそうですが、やはりインフラが課題になりそうです。



今回紹介する記事にも書かれていますが、電気を売るということでとても安価なため(今は!)ビジネスになりにくいようですね。





やはり電気スタンドとして直接電気に課金するのは難しいでしょう。



電池を充電するということで何時間もかかりますし、家でも充電出来る訳ですから。







一番考えられる可能性として駐車場での充電。



例えばコインパーキングとかに停めると停めている間は充電できるという形。



充電するのに長い時間かかる訳ですから以前に比べて一人当たりの駐車時間が増えそうですし、充電も出来るという事でちょっと料金もあげても良いかもしれません。







また、ショッピングモールなどの駐車場でもこのようなシステムを設置できれば集客が期待できますし、滞在時間も増やせるので購買のチャンスも広がるでしょう。







こういった視点で考えるとやはり、電気自体には課金せずにそれを集客の手段として使うという事が有効な手段になり得ると思います。



IT業界でのビジネスとして有名な『フリーミアム』をここでも利用するのです。
(フリーミアムとは『フリー』という本で紹介されているビジネスモデル。この本について興味がある方はこちら






電気自動車自体まだまだ課題も多く、すぐには広まっていかないと考えられますがこのようなビジネスが展開されるのはそう遠くなないでしょう。


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