心模様・・

Image057.jpg
先週末の

お客様とのやりとり

「静岡に越してからというもの
空を見上げて
雲や星を眺めることがうんと増えました。」

「あら、そう
よろしいんじゃなくて。

そのとき一番気になった雲の形が
あなたの気持ちを暗示してたりするものなのよ。」

「はあ。」







今日のこの雲・・・

どう見ても

せいぜい

精子の決闘ぐらいにしかみえませんが・・・



わたしの心にはいったい

なにがひそんでいるのでしょう



誰か
教えてくれ~~!!!
AD

仁義。

P42 妙におとなしいと思ったら、

厨房の床に座って無心に食べている。

生後14ヶ月の息子がシャンピニオン(フランスパン)を食べている。

こっそり店から持ってきたシャンピニオンを食べている。

小さな手の、小さな指先で引きちぎりながら、

一心不乱に食べている。


親というより、

パン屋としては、

うれしいような、

くすぐったいような光景なんだな。

だってさ、

一歳児だけど、

硬くたって平気なんだぜ。

フランスパン食べてんだぜ。

さも美味そうにさ。


ダマって持ってきちゃったことは、

今日は大目にみてやるからさ、

ごちそうさまの、

ニコッ

ぐらいしろよ。 パン衛門

AD

虹と占い。

niji そういえば一昨日の朝、あんなに激しく雨が降り始める直前のほんの7、8分ほどのあいだに、厨房の窓から見える山を覆ってしまうほど大きな虹を西の空に見つけました。久しぶりのことです。


 東京のとある街角で、その日親戚の同い年の女の子と歩く10才の僕を、占いの女性が呼び止めました。

 「お金はいらないから、ここにちょっと座ってごらんなさい。」

 まるで、断る選択肢をはじめから持ち合わせていなかったように腰掛けた僕に、

 「両方の手を広げたら、上を向けたままこのテーブルにのっけて、私の顔を見て。」

 「・・。」

 「ふうん。あなたは虹を渡ることができるのね。それを感じることのできる女の子が、きっといつもあなたのそばにいるわ。ええと、「Y」か「O」か「T」か「K」、そのどれかが名前のなかに4つ以上ある人と、これから先ずっと浅からぬ縁がありそうよ。」

 「・・。」

 「気をつけてお帰りなさい。急に引き留めて悪かったわね。」


 いまだに、「虹を渡る・・・」はなんのことだかよくわかりませんが、

もう一つの方は・・・。 パン衛門


AD

ふぉーりんらんげじ。

hanabi 技術指導の依頼を受けて、青森へ行ってきました。

仕事のあと、現地のスタッフが食事に誘ってくれました。

 「みんな、先に行って待ってますから。」

彼に促されて通りを歩いていると、反対側の歩道を向こうからやってくる男性と、どうやら顔見知りの様子。

 「わど?」

 「あゆ。」

 「?????」

その4文字しかない会話だけで去って行ってしまいました。

 「いま、なんて言ったの?」

 「『おまえ、これからどこ行くのよ?』って僕が聞いたら、『あ、俺?ちょっと銭湯にね。』ってヤツが答えたんです。」


みなさん。日本というこの国は、ふだん考えている以上に広いようです^^; パン衛門

手遊び。

sf3 店の北側の路地で遊ぶ子供たちの元気な声が、厨房の天窓から聞こえています。


「♪ぐ~ちょきぱ~で~ ぐ~ちょきぱ~で~ 

なにつくろ~           なにつくろ~」


「♪みぎてがちょきで~ ひだりてもちょきで~ 

            いえません~ いえません~」


          知りてぇ~~~        パン衛門

再会。

omzk 「どうだ?間に合いそうか?」

「放課後、美術室で続きをしてもいい?」

「それでもいいさ。」


その日は、制作中の木版画の提出期限でした。

すっかりひとけのない中学の美術室。

吸いかけの煙草の灰を、左手のコーヒーカップに落としながら、美術の担任のKさんが、

「おまえ楽しそうだな。」

「うん。」


「先生、オレ、もうしばらくこれに手を入れてちゃダメかな?」

「次から『ポスター』始まるんだぞ。」

「キライなんだ。」

「・・・。いいけど、通知票『3』しかやれないぞ。」

「いいよ。」

交渉成立。


3年間、提出作品数はカリキュラムの1/3。

通知票はずっと『3』。


卒業を迎えて、最後の通知票。美術の欄に『5』がありました。

「こんなことしていいの?」

「ああ、いいんだ。どうせ2学期の分までしか内申書には行かないから、誰も気にしないさ。それに俺、教師辞めるんだ。おまえたち見てたら、また思いっきり絵が描きたくなってな。来月にはヨーロッパに渡る。」

「ふうん。じゃ、もう会えないね。」

「生きてりゃ、また会えるさ。」


長く生きてると、知らないうちに人や世間から押しつけられる、大小さまざまな制約があります。それなのに、そんなことなんて全く気にせず、なんでも好きなように楽しんでしまえる今の自分があるのは、きっとあの人のおかげだと思っています。 パン衛門

もう歌えない・・・。

lonnie 親類の弔いがありました。


濃紺の制服を着た、斎場の職員のおじさんがひとり、ふたつ隣の火葬用の炉の中を、小さなのぞき窓から見つめていました。


鉄製の取っ手を握る左手の人差し指で、コツコツとリズムを刻んで、小声で歌っています。


「♪こちこちかっちんホトケさん

       こちこちかっちん動いてる・・・。」


      怖すぎます。 パン衛門


早起きさん。

hm1 いらっしゃいませ。おはようございます。

おやおや、今朝いちばんのお客様は、「ヒョウモンチョウ」さんでしたか。


仕事で住んださまざまな土地でお見かけしましたよ。気のせいかもしれませんが、場所によって色柄が若干違うようですね。


今日はうんとサービスしておきますよ。あたしゃなにしろ昔から、チラっと見えるヒョウ柄にめっぽう弱い体質でして。

なんでも明日からまた雨模様のようですよ。お気をつけてお帰り下さい。 パン衛門

doll 受験のためにラグビー部を追い出される3年生だったけど、それでもまだ余裕のある時間を無為に過ごすのがイヤだったから、20人ほどの仲間と、人形劇団「ひこうせん」を立ち上げたのが26年前のこと。


つい最近、世の中に同じ「ひこうせん」という名の劇団があって、静岡にも定期的に公演に来ることを知りました。


まったく違う、立派で大きな劇団なのだろうとわかってはいるけど、ひょっとしてあの頃の仲間の誰かが関わってたりすれば、ちょっとうれしいのにな、と思った今日でした。 パン衛門