↓ MSN産経ニュース（2014.8.26） より
知人女性（21）から預かっていた生後3カ月の女児の首を絞めて殺害したとして、
警視庁少年事件課は殺人容疑で、長野市の無職の少女（18）を逮捕した。
同課によると、少女は「殺すようなことはしていない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は昨年11月1日午前2時ごろから7時ごろまでの間、東京都渋谷区道玄
坂のマンション6階の一室で、女児の首をひものようなもので絞めて窒息させ、
殺害したとしている。
↓ Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ より ジャンヌ・ウェバー（Jeanne Weber：1874～1910年）を
描いたもの。フランスのシリアルキラーで、女中として雇われた家、親族、
下宿先など子供ばかりを殺害（但し、その多くは無罪や不起訴となってい
ます）。逮捕後、自らの手で首を絞めて自殺。別名：The Ogress（鬼女）
少女は同8月ごろから現場のマンションで、女性と女児、別の少女（18）と同居。
同日午前2時ごろから2人きりで女児の世話をしており、別の少女が同7時ごろに
帰宅し、心肺停止状態の女児を発見し119番通報したが、搬送先の病院で死亡が
確認された。
司法解剖の結果、女児の首に絞められたような痕が見つかり、窒息死の疑いが
あることが判明。
少女は警視庁の事情聴取に「朝起きたら死んでいた」と説明していたが、その後、
別の少女らに「女児を殺してしまった」と相談していたことが分かった。
一方、少女と別の少女が女児の搬送前に、現場近くのコンビニ店のごみ箱に
同10月中旬に女児の口をふさぐ様子を写した写真を捨てていたことが発覚。
2人は同11月15日に暴行容疑で逮捕され、同12月に少年院送致になっていた。
少女は当時、「女児が苦しがるのを見るのが快感だった。死んでも構わないと
思った」と供述していた。
わざわざ写真まで撮っていた事（しかもデータでなく、現像している）から、嗜虐性
に因る可能性も捨て切れませんが、どうも違和感が残ります。
快楽殺人でなくても、育児の疲れから児童虐待、仕事や人間関係が上手くいかず
看護師や介護士が高齢の患者や入居者に危害を加えたり、イジメの被害者が
別の誰かをいじめたり、動物を標的にしたり、といった事は起きています。
これはコミュニティの中で何らかのストレスにさらされた時に、より弱い立場への
暴力という形で発散されているのでしょう。
具体的な動機は思い当たらない為、「スッキリした」「気持良かった」「ムシャクシャ
してやった」、もしくは「復讐の代替行為」と表現するよりないのです。
矛先が不特定多数に向けば、通り魔、です。
最近、事件の報道の中で目にする機会が多いのが、家族以外のコミュニティ
です。
愛媛県で17歳少女の遺体が押入れから発見された事件、八王子市の准看護師
殺人事件など･･･
ルームシェアも珍しくはないのでしょうが、18歳の無職の少女と女児の母親と
どんなつながりが有ったのでしょうか？
コミュニティでは精神的な力関係が作られるのが常ですから、それがストレスと
なったと想像する事も出来ます。
力関係そのままに事件化すると、尼崎連続変死事件やリサイクルショップ従業員
殺人事件の様になるのでしょう。
何れにせよ、犠牲となるのが弱者という点が、遣り切れないですね･･･
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