2014-07-15 10:00:00

ステンドグラス特集 Vol.9 夏は来りぬ

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

1260年頃からある英国の民謡に

「Svmmer is icumen in/Summer is a-coming in/夏は来りぬ」

という歌があります。





世界最古のカノン(輪唱)とよばれる、素朴で親しみやすい輪唱曲。


このタイトルからもあるように、古英語では

「U」と「V」はしばしば混合されがちだったようです。




パンカーダにある19世紀のステンドグラス





中央に描かれているのは、

花冠を被った乙女と「SVM」「MER」の文字。





つなげて読めば「SVMMER=SUMMER」・・・!


そう、これは夏の女神を描いたステンドグラスなのです。


ギリシア神話で夏の女神といえば、

時間をつかさどるホーライのなかの1柱、アウクソー(Auxo)。




生長を象徴する女神でもある彼女は、

しばしば髪に花を飾ったヴィジュアルで表現されています。


ステンドグラスの乙女がもつ、

花や葉で飾られた、初夏の風になびく柔らかな髪。


伏し目がちな表情のなかにも、わずかに微笑みだしそうな口元。





少女から大人の女性になりかけたような雰囲気は、

まさにこれから夏を迎えるようにも見えます。



深い青に囲まれた、初夏の女神の控えめな微笑みを、

貴方のものにしてみませんか?



by N

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2014-07-13 10:10:00

ステンドグラス特集 Vol.8 ステンドグラスの裏表

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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Stained Glass
~Kaleidoscope of time~

時の万華鏡・ステンドグラス

Vol.8 ステンドグラスの裏表

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ステンドグラスをご購入されるお客様によく聞かれること。


「これはどちらが表なんですか?」


そうですよね、そもそもガラスの裏表って

あまり考える機会がありません。



うーん、これは難題。




もともと使われている状態はどうだったのでしょうか。



例えばこのステンドグラスは昔のままのアンティーク枠。



片面が白、反対側が黒いペイント。




木枠の凹凸をみれば、黒塗りの面が
屋外の面ということがわかります。

雨仕舞のために、外側の枠の方が大きくなっているのです。






ガラスに触ってみると、屋外の面がつるりとしていて、
屋内の面はでこぼこしています。




これにはふたつの理由が考えられます。


ひとつは、やはり屋外の危険性。
雨風やほこりなどで汚れるため、
なるべく凹凸が少ない方がよいだろう、ということ。


そして凹凸が多ければ、破損の危険性もあります。





もうひとつは、見た目の問題。


「美しさ」は主観の問題でもありますが、
平らな面から見た方が、凹凸面に光が乱反射してより
きれいに見えることが多いようです。





でもこれは、光源にもよります。


昼間、強く明るい太陽の光で外がみたされているのであれば、
ガラスの細かい表情はそれほど見えてきません。


一方で、夜に外から室内を見る時は、
太陽の光よりずっと弱く、小さな灯りとなるでしょう。




そんなときにガラスの表情が豊かにわかるように
室内に凹凸面がくるようにしたのかもしれません。




そんなことから、ステンドグラスの裏表は
光源と、どちらからきれいに見せたいか、によるということ。




窓や壁にはめ込むときは、実際にその場所に置いてみて
決めて頂くのが一番。




ただ、外に向けた窓の時は、
英国のように、外から見てきれいなように、
そして帰ってきた家族が家に灯されたあかりをより愉しめるように、
置いていただくのも素敵だと思います。


by N



*ATTENTION*

エナメル絵付けのステンドグラスの裏表はまた異なります。

それはまたの機会に・・・。



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2014-07-10 10:00:00

ステンドグラス特集・Vol.7 王の肖像

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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Stained Glass
~Kaleidoscope of time~

時の万華鏡・ステンドグラス

Vol.7 王の肖像

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今日は珍しい形のステンドグラスをご紹介いたします。


19世紀の終わりころに作られたエナメル絵付。
絵柄は「Kings Head」。





顎鬚のりりしい男性が描かれています。
果たして、これは誰なのでしょうか?


良く見ると、この男性には顎鬚のほかに
もうひとつ、大きな特徴があります。






それは、顔の周りをうめるフリルの襟。
この襟は英国で16世紀に流行ったもの。




有名なところでは、エリザベス1世が身につけていたことで、
このようなスタイルを「エリザベス・カラー」とも言います。



…もっとも、この「エリザベス・カラー」は現代では
怪我をしたペット用の、傷口を舐めないための道具として呼ばれているのですが。


16世紀、エリザベス女王が生きていた付近に王となった顎鬚の男性と言えば・・・
エリザベス女王が亡くなった後に王位を継いだ、ジェームス一世。




そう、このステンドグラスはジェームズ一世の肖像画。


チャールズ・ジェームズは1566年6月19日、
スコットランド女王メアリーの第1子としてエディンバラ城で生まれました。

わずか1才でスコットランド王となり、そして1603年にエリザベスが

死去すると、イングランド王となりました。


スコットランド出身のため、イングランドでは冷遇された

かわいそうな王でありましたが、本をよく読み、

欽定訳聖書の編纂を命じたことでも知られる学識ある統治者でもありました。


ただ、彼は魔女の存在とその超自然的能力を信じ、
自ら執筆したという『悪魔学」Daemonologieという本まで発刊しています。


ちょっと変わっていたのかもしれません。

(・・・変わっていない王などいない、という話もありますが)



ちなみに、「Kings Head」(王の肖像、とでも訳せばよいのでしょうか?)という
名前のパブは英国にはかなり沢山あります。



多いのはどうやらヘンリー八世。


ジョージ三世も人気があるようです。




恐らくこのステンドグラスも、どこかの古いパブに飾られていたものかもしれません。




ご存知の方も多いかと思いますが、
英国のパブには入り口がふたつあるものが多くあります。


片方がパブリック・バー。


片方がサロン・バー。




内部はつながっているのですが、なんとなく

サロン・バーのほうがインテリアが凝っていて、
床には絨毯がしかれ、ゆったりとしたソファやチェアがあり、

壁のクロスも雰囲気あるものになっています。


これは、かつては階級によって入り口が別々だったことに由来しています。


エナメル絵付けのステンドグラスは高級品。
きっと、「SALOON」バーの窓や壁を飾っていたことでしょう。




肖像画とはいえ、このジェームズ一世も
長い時の移り変わりを見てきたに違いありません。


決して色褪せることのないエナメル絵付けの王の肖像。
その双眸を傍らにおき、歴史を紐解いてみるのはいかがでしょうか。


パンカーダでジェームス一世がお待ちしております。

どうぞこちら からご覧ください。





by N

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2014-07-06 09:40:03

ステンドグラス特集・Vol.6 雑貨感覚でたのしんで

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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Stained Glass
~Kaleidoscope of time~

時の万華鏡・ステンドグラス


Vol.6 雑貨感覚でたのしんで

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ステンドグラスは、窓辺に吊るすだけが

たのしみかたではありません。


「光に透かすと綺麗な絵」

・・・そんな感覚で、お部屋の中で気軽にディスプレイしてみるのも

ひとつの方法です。



例えば窓辺にグリーンとともに置いて。

周りの雑貨には、ガラス小物を選んで。

可愛らしい薔薇のステンドグラス はこぶりなので、ちょっとしたスペースに最適です。




大きめの出窓があれば、こんなアンティーク枠のおおきなものを

まるで絵画のように飾りつけることもできます。




イーゼルに飾って、テーブルランプと組み合わせて。

ドライのミモザをポイントに。

                 *サイト未掲載品です。お問い合わせください。


壁側がちょっとさみしいな、という時には

大きめのステンドグラス と照明を床に直置き。




用意するものは電球ソケットと、光源を隠すもの。

隠すものは、グリーンの鉢などがおすすめです。






電球ソケットは家電量販店などで手にはいります。

下からの照明は、お部屋を立体的にみせてくれる優れもの。




吊るせるタイプの小さなステンドグラス

グリーンと合わせてサンキャッッチャー代わりに。



室内の照明の位置を合わせれば

夜に外から見たときにも素敵。



パンカーダでは、ご要望により

ステンドグラスを立てるスタンドもご提供しております。


飾り方もあわせて、どうぞお気軽にご相談ください。



by N




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2014-07-03 10:26:44

ステンドグラス特集・Vol.5 ナイチンゲールがつなぐふたつの国

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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~Kaleidoscope of time~

時の万華鏡・ステンドグラス

Vol.5 ナイチンゲールがつなぐふたつの国

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今日は貴重なエナメル絵付けのステンドグラスをご紹介いたします。




中央にはブラウンのグラデーションで小鳥が描かれ、
その周囲には可愛らしい花々の絵付けがみてとれます。



実は、この花々は、単なる装飾ではありません。
よくみると、花は2種類。


こちらは薔薇。言うまでもなく、イングランドの国花。




そして、もうひとつはアザミが描かれています。



アザミはスコットランドの国花。


その由来は、イングランドとスコットランドが争っていた頃、
夜の闇にまぎれてスコットランドを攻撃しようと
裸足で身を潜めていたイングランド兵たちが、アザミのとげを踏み、
その痛さに思わず声をあげたことによって、
スコットランドの人々が敵襲を察知したという言い伝えから。


スコットランドは1707年以降は「グレートブリテン」の一部となっておりますが、
それ以前にはイングランドとの長くつらい争いがありました。



一方で中央の小鳥。
これはきっと「つぐみ(THRUSH)」か「ナイチンゲール(NIGHTINGALE)」。






ナイチンゲール(小夜啼鳥サヨナキドリ)は

ヨーロッパで繁殖するスズメ目ヒタキ科の鳥。


日本では西洋のウグイスともよばれ、和名のとおり

夕暮れ後や夜明け前によくとおる声で鳴きます。


いっぽうでつぐみはスズメ目ツグミ科。
厳密にいえば違うのですが、とても見た目が見ているため、
かつては同じ鳥と考えられていました。


1851年発刊のBritish Bird には、このような挿絵があります。




キャプションは「THRUSH NIGHTINGALE」。
まさにこのステンドグラスの小鳥とそっくり。


このステンドグラスの推定製造年は1890年代。
既にスコットランドはイングランドと同じ国となっておりましたが、
その歴史はまだまだ浅いもの。





きっとこの1枚に、両国の友好を祈って薔薇とアザミを交互に、
中央には美しい歌声を聴かせるナイチンゲールを

配したのではないでしょうか。




ゆらめく硝子のむこうから、良く通る鳴き声が聞こえてきそうな

アンティーク・ステンドグラス。


いつまでも、いつまでも色褪せない色ガラスに込めた

当時の人々の想いとともに、ご鑑賞ください。




by N



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2014-06-28 10:00:06

ステンドグラス特集:Vol.4 ウィンドウ・トリートメントにいかが

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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~Kaleidoscope of time~

時の万華鏡・ステンドグラス

Vol.4 ウィンドウ・トリートメントにいかが

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アンティークのステンドグラスは、もともと外の窓についていたもの。



でも100年近い年数が経っているため、外回りにそのままご使用になることは
正直、あまりおすすめが出来ません。





でもやっぱり窓に飾りたい。

ただ、大工さんや内装屋さんに頼むほどおおげさなのはちょっと・・・。


そんな方におすすめなのが、

窓枠よりひとまわり小さいステンドグラスを吊って飾ること。




例えばこちらの窓。

東京の閑静な住宅街にお住いのI様。


西側に面した窓で、あまり開閉はなさらないとのこと。
でも年に一度、大掃除の時くらいには開けてお掃除したい、
とのリクエストがありました。



窓枠の上下にチェーンを張り、そこにステンドグラスを引っかけるような構造に。

これなら、大きな工事などせずにステンドグラスを外すことができます。



西日の赤い色に合わせて選ばれたエナメル絵付けのステンドグラスと
ウィリアム・モリスのプリント・ドレープが最高に美しい窓辺を演出しています。




例えばこちらの窓。

英国のアンティークショップ&カフェの1コーナー。




古い窓枠に、ステンドグラスがそのまま吊られています。

木枠は古いオリジナルのアンティーク枠。
これなら、木枠の雰囲気もまるごと楽しめます。



おうちの中でも、それほど開け閉めしない窓だったら、
こんなふうに楽しめます。



カーテンやブラインドとはまた違ったウィンドウ・トリートメントとして
考えてみてはいかがでしょうか。




by N

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2014-06-24 10:00:00

ステンドグラス特集:Vol.3 光の道しるべ

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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~Kaleidoscope of time~

時の万華鏡・ステンドグラス

Vol.3 光の道しるべ

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アンティークのステンドグラス、今回からその愉しみ方をご紹介いたします。

まずはしっかりと、計画的に建材としておうちに組み込む場合。


例えばキッチンとダイニングの間の窓。
本格的に建具を作ってはめ込めば、こんな風に。
閉めた時にはまったくキッチンが見えなくなります。





こちらは階段の吹き抜けと化粧室の間の壁にはめ込んで。




吹き抜けの天窓からの光が、化粧室にステンドグラスをとおして入り込み
きっと表情豊かな光彩を描き出していることでしょう。




小さな、小さなステンドグラスをドアにはめ込んで。




トイレのドアなら、中の灯りがついていると
誰かいるのがわかる、おしゃれな「使用中サイン」となります。




こんな和風のおうちにも、ステンドグラスは良く合います。



渋い色味の引き戸に組み込んで。




左右対称のデザインは、2枚重なった時の見え方も計算されている
クレバーなあしらい。





室内に2重窓のような仕掛けをつくってしまう方法もあります。
こちらはカーテンの手前に、開閉式の仕切りをつくってはめ込んだ力作。



カーテンを開けた時、閉めた時。
いろいろな光の演出がたのしめます。


リビングのドアに、少し大きめのステンドグラスをはめ込んで。




丁度良い位置に、壁面照明が透けて見える、細かい気遣いが。

帰ってきたら、真っ先に開けたくなるドアとなりそうです。



おうちにしっかりと組み込まれたステンドグラス。
その向こうにあるのは、お日様、そして家族が集う明かり。


いつも自分の居場所へと導いてくれる光の道しるべです。



by N


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2014-06-22 10:00:29

ステンドグラス特集:Vol.2 木枠に残されたストーリー

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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Stained Glass
~Kaleidoscope of time~

時の万華鏡・ステンドグラス


Vol.2 木枠に残されたストーリー


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アンティークのステンドグラス。
ガラス部分を取り囲む木枠には大きく分けて2種類のものがあります。


ひとつはアンティーク枠(オリジナル枠ともいいます)。




もうひとつは仮枠(かりわく)。




アンティークステンドグラスが市場にでてくるのには、
やはり昔の家の改築や取り壊しによるもの。


英国では、100年経っても家自体はまだまだ現役ですが、
やはり窓周りは改修をおこなうことがしばしばあります。





残念ながら取り壊される家もあり、
そんななかでもステンドグラスの嵌った窓は、
そのまま保存され、アンティーク市場へと登場するのです。


なので、アンティーク枠はステンドグラスと同じくらい古いもの。
蝶番がついていたり、窓の取っ手や指示金具がついたままのものもあります。




木枠の損傷が大きい場合には一度木枠をすべて外し、
仮枠と呼ばれる簡易的な枠につけて流通させます。




ステンドグラスの金属枠は、とても柔らかい金属でできていて、
周囲の木枠がないと、とても傷つきやすいからです。


仮枠の場合は、比較的簡単に外すことができます。
インテリアの一部として、壁やドアにはめ込むときは
かえって仮枠の方が便利な時も。



一方でアンティーク枠は雰囲気たっぷり。


このまま飾るには剥げたペンキや古い蝶番が絵になります。





ただ、木枠が太くて重く、何度も塗り重ねられたペンキと
年月を経たパテが金属枠にがっちりと食い込んでいたりするので
建材としての仕様は難易度が高くなります。




どうしても外したい場合は、パンカーダの修復士が
まるで掘り出すようにして木枠から外させていただきます。


ガラス部分だけに目をとめがちですが、
木枠もよく見るとそのステンドグラスがたどってきた歴史が見えるよう。





アンティーク・ステンドグラスの愉しみのひとつです。


by N




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2014-06-20 10:00:00

ステンドグラス特集:Vol.1 長い長い歴史とともに

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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~Kaleidoscope of time~

時の万華鏡・ステンドグラス


Vol.1 長い長い歴史とともに

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ステンドグラスで一番古い資料は9世紀といわれています。



1932年にドイツのロルシュ修道院跡で発掘されたもので、
9世紀頃のキリストの頭部と思われるガラス片。


その後、フランス・イタリア・ドイツ・英国などを中心に
多くのステンドグラスがつくられてきました。




ただ、それらはほとんどが修道院や教会等の宗教施設。





その後、徐々に力のある貴族や特権層の邸宅にも取り入れられるようになり、
宗教とは関係のない紋章や花鳥風月などの絵柄もうまれてきたと言われています。




ステンドグラスがより多くの人のものとなったのは英国・ヴィクトリア時代。


まさに大英帝国が繁栄をきわめた時代、多くの富裕層が生まれました。

中産階級の生活レベルもあがり、日本でいう「アパート」である
「フラット」ばかりではなく、各戸に前庭、裏庭がついた長屋のような
「テラスハウス」が数多く造られました。



もちろんそのなかでもレベルの差はありましたが、多くの人々が好んだのは
道にむかっての「我が家」を最大限に演出できる「窓」の装飾でした。




そこにうってつけだったのが、ステンドグラス。



緯度の高い英国では、真冬には16時にはうす暗く、
朝は10時を過ぎないと陽の光を望めません。


必然的に家の中の明かりが外に漏れる時間の方が長くなります。



ステンドグラスはそんな環境で、「温かみのある素敵な我が家」を
外部にむけて演出する格好のツールとなったのです。





by N

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2014-06-17 11:00:00

時の万華鏡・ステンドグラス

テーマ:時の万華鏡・ステンドグラス

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Stained Glass
~Kaleidoscope of time~


パンカーダ特別企画  時の万華鏡・ステンドグラス

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梅雨から夏へ、陽光がめまぐるしく移り変わるこの時期。






ステンドグラスはひかりにより、表情をがらりと変えます。






くもり空には、アンティーク・グラスの微妙なニュアンスのある色味が

不思議と浮き出て。


からりとした陽光には、細かい表情が手に取るように鮮やかに。




その様は、まるで万華鏡のよう。




気泡や歪み、そして時間までも閉じ込めてしまっているような

アンティーク・ステンドグラス。





その輝きを手元で愉しむことは、

時の万華鏡を覗き込んでいるような気分にさせてくれます。





パンカーダの今回の特集では、アンティーク・ステンドグラスの

様々な楽しみ方をご提案しつつ、新しいお品物もご紹介させていただきます。




蒸し暑いこの時期、ステンドグラスのひんやりとした質感と

シャーベットのような色あい、そして時を経てまろやかになった硝子を

どうぞご堪能ください。



Vol.1 長い長い歴史とともに  

ステンドグラスの歴史、ご紹介しております。


Vol.2 木枠に残されたストーリー  

アンティークステンドグラスについての豆知識


Vol.3 光の道しるべ   

毎日を楽しく過ごせる光の演出


Vol.4 ウィンドウ・トリートメントにいかが   

窓周りはカーテンだけとは限りません


Vol.5 ナイチンゲールがつなぐ二つの国

19世紀のステンドグラスに秘められた想い


Vol.6 雑貨感覚で楽しんで

気軽に置くだけで絵になる演出お教えします



by N








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